「違いを超えて」
原稿へ

99年12月


  まもなく千年紀(ミレニウム)が終わろうとしています。ナショナル・ジオグラフィック誌1999年8月号では、「ミレニウム特集:国境を超える文化」と題して、特集号を組んでいます。

  その中で、一世紀、十世紀、そして二十世紀の代表的な都市をあげています。それぞれエジプト・アレクサンドリア、スペイン・コルドバ、そしてアメリカ・ニューヨークです。

20世紀に生きるわれわれは、ともすると現在の繁栄が以前からのものであり、永遠に続くかのごとく、錯覚します。しかし千年という単位で歴史を見れば、決して今の繁栄が永遠のものでないことが分かります。    

   その時、残るものは何でしょうか?そんな思い出書きました。