第一回「東北を忘れない」皇居FUNラン大会


2013年06月30日(日曜日:東京、晴れ時々曇)


20 キロ男子の部 170 名中 104 位 2 時間 8 分 31 秒


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集まってきた皆さん。総勢で、400名ほどでしょうか。


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 何とか完走して。前回の味の素スタジアムでのランよりは、遥かに楽でした。


 20キロの部は、二班に別れてのスタート。9月からは皇居ランは厳しい規制がかかるようです。それだけ参加する人の人数が増えて、ルールを厳格にしないと危険な場面が増えてきているようです。やむを得ないと思います。

 例えば、スタート場所は、ここ桜田門時計台前のみとする。途中、給水のための施設を置いてはいけない。コースは皇居を左手に見ての半時計回りのみとする。などなど、走行のための歩道が狭いので、天でバラバラでは確かに危険です。

 給水場所の問題は、今回の主催者のお話では、何とか当局にお願いして、スタート場所にダンボールで作成した簡易の台に紙コップを並べるという事で許可をもらったようです。今の時期に給水場所がないのは、とても危険です。

 私は、ランニング・ポーチにペットボトルを一本入れて走りました。給水場所が一箇所ですので、一周5キロのコースでは、とちゅう10キロを超えると、どうしても給水が欲しくなります。実際持参していて助かりました。

 コースは思ったよりも上り下りがあって、10キロを過ぎると私には堪えました。上りがあれば、当然下りがあるわけですから、上りばかりを嘆くのも可笑しな話なのですが、走った実感は、その通りなのです。なんでこんな所に登りが延々と(もちろん、そう感じるだけですが)続くんだ、と道路に八つ当たりするのは、困ったものです。

(●^o^●)

 またスタートしてしばらくは、白い御影石でしょうか、の上を走るのですが、これが照り返しがきつくて参りました。傍から見ていると、とても綺麗なのですが、綺麗なものには、やはり刺がありました。

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 とは言っても、皇居の周辺には、様々な施設があるのだなぁ、と感心しながら走りました。そんな余裕があったのも、最初の二周だけでしたが。

 14キロ辺りからは、右脚のフクラハギがぴくぴくし始めて、痙攣するのではないか、と心配になりました。幸い、それ以上に悪化することはありませんでした。

 前回の味の素スタジアムでのランでは、駿府マラソンで記念品としてもらった長袖のウェアを着て走ったのですが、これが失敗でした。真冬ならいざ知らず、5月の日差しの元では体温が上がって熱中症を呼びこむようなものでした。実際今日より遥かに苦しいレースでした。

 12、3 キロの辺りが一番楽に感じました。ランニング・ハイというやつでしょうか。と言っても、その一キロの間だけでした。その後は苦しくて、何度か歩いてしまおうか、と思わないではなかったのですが、何とか走り切ることが出来ました。

 コースは街路樹が多く、木陰の部分も多かったのですが、狭いこともあって、追いぬく人のために右側は開けておかなければなりません。ところが、右側が木陰のことが結構あるのです。走るだけで精一杯の私のようなランナーは、木陰を横目に日差しを浴びて暑さに耐えながら走る距離も結構ありました。

 走り終わってベンチで休んでいると、同じように休んでいる人たちの会話を小耳にはさみます。すると当然のことながら、同じような思いを持って走っていたんだなぁ、と知って苦笑します。

 ある男性は、「今日は参った。三周目は何度も途中で止めようと思っていた。」と言っていました。同じような思いで走り続けていたんだなぁ、ということが確認できて、ホッとしました。

■長い距離を走るという事は、自己との対話の時間だ、と最近は思うようになりました。2時間あまりの時を一人で黙々と走るわけですが、その間に誰とも言葉を交わすことはありません。己と向き合うしか無いのです。

 しかも苦しい時間が続くという状況が、己との対話を強いるのです。