2009年 愛・地球博記念公園、そして愛知県美術館


昨夜の乾杯の様子

昨夜の乾杯の様子。



 8日は、まず記念公園に行きました。2005年家族で出かけた万博会場がどのように変わってしまったかを見ておきたかったからです。徒然草第137段にある、「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは」の言葉どおり、宴の後にも趣きを感ずるのが「みやび」というものかも知れません。

 正直言えば、かなり寒々しい散策でした。人出はほとんど無く冷たい風が吹き抜けていました。4年前には満員電車並の人出をかき分けて歩かなければならなかった会場では、冬枯れの草々と拡張工事でむき出しの茶色い地面ばかりが目につきました。

 それでも、今では室内プールに変身している、かつてのマンモス館の前にある池の周囲の坂道を歩いていると、家族で訪れたあの日の最後を締めくくる打ち上げ花火の様子が思い出され、4年前にタイム・スリップした思いでした。花火を最後の最後まで見たいと拓が言ったものの、いくつものパビリオンを見学し、いささか疲れ切っていた私は、早く帰ろう、と異議を唱える始末でした。拓には、悪かったかな? ごめん。

記念公園の今

 木工館の屋根には太陽光パネルが設置され、リアルタイムで発電量が表示されていました。我が家も昨年の3月から屋上に設置したパネルが稼動しています。

 液晶モニターを毎日眺めては、無駄な電気消費を抑えて少しでもCO2の削減に貢献しようと、楽しみながら取り組んでいます。結構必要ない電気を無駄遣いしているんですね。デジタルでリアルタイムに表示されると、動機付けが本当に容易です。学校、役所などの無駄な消費を抑えるための動機が働かない施設で、こうしたリアルタイムの表示機器は大変有効だと感じます。

 ごみの分別収集で先進的な取り組みを始めた環境都市沼津で、ぜひとも実現してほしいものです。昨年の市長選挙で初当選した栗原市長にぜひとも期待しています。自然に恵まれた我が沼津が全国的にも誇れるような取り組みを進めてほしいものです。

 

リニモ公園駅公園の案内
リニモ公園駅公園の案内


今は室内プールのマンモス館の跡花火が行われた池
マンモス館の跡花火が行われた池


サツキとメイの家木工館(家族が木工を習いに来ていました)
サツキとメイの家木工館


アンドリュー・ワイエス展


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 記念公園散策の後は、栄駅まで戻って愛知芸術文化センター内にある愛知県美術館で開催されていたアンドリュー・ワイエス展を見学しました。

 「クリスティーナの世界」であまりにも有名なワイエスは、今年に入って1月26日惜しくも91歳で他界しました。その数々の絵画は、静謐な中に強い意志を感じさせ見るものを引きつけて止みません。心からご冥福をお祈り申し上げます。

 さすがは大県 愛知県。愛知芸術文化センターは大変立派なものでした。


愛知芸術文化センター吹き抜け案内表示
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