20090601

6月の記録


梅雨の花々

6月1日(月曜日)

 いよいよ六月。衣更えです。

越後屋に きぬさく音や 更衣  榎本其角
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 江戸の庶民の活気が眼に見えるようです。

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単衣(ひとえ)着て 風よろこべば 風まとふ  中村汀女



 木綿や麻の白地に絣(かすり)模様を織ったり染めたりした布地を「単衣(ひとえ)」(裏のない夏用の着物)に仕立てたものを白絣(しろがすり)といいます。冷房暖房の無かった時代。衣更えは、文字通り肌で感じる季節感だったのでしょうね。

梅雨の花々

6月7日(日曜日:晴れ)


梅雨の花々


 午後から澄代と一緒に映画を観に出かけました。NHKの人気ドラマを映画化した『ハゲタカ』です。NHKで放映されたものとの比較も楽しみでした。NHK版は、確か全五話だったと思いますが、それぞれが架空の会社を舞台に、日本企業の抱える問題をいささか強調する形で描いていました。

 各企業が抱える、いわばジャパン・プロブレムをターゲットにハゲタカと呼ばれた外資が攻勢をかける展開でした。なるほど、どこにでもありそうな企業であり、日本社会の根幹をなしてきた構造を破壊することで巨額の利益をあげる訳です。

 日本人であるが故に、分かっていても変わることが出来ない、いや変えることができない問題を、外資がドライに切り裂いていく展開です。一方的に善と悪があれば話は簡単なのですが、現実はまだら模様ですから複雑です。呆れるほどの公私混同がまかり通る会社など、日本のどこにでもありそうですが、投資会社のCEOの年収が数十億という彼の国での話は、日本では考えられません。そんなことが現実的に起こるのは、日本ではねずみ講と呼ばれる詐欺師集団においてだけでしょう。どちらも似たようなものです。

 映画では、アカマ自動車という架空の会社が舞台でしたが、テレビ版に比較して、この会社の問題点が曖昧で、いささか物語に迫力が感じられませんでした。テレビ版では、登場する会社の一つ一つが、さもありなん、という日本問題を抱え、それが外資との攻防を鮮明なものとしていました。その点が映画版では、いささか物足りなく感じました。

 製造業が衰退し金融が国を支える産業と化した英米において、何が起こったのか。それは決して人事ではありません。日本も金融立国を目指せ、なんて一時は勇ましく吠えたてていた専門家もいたほどです。

 厚みのある中産階級の国家として、日本がこれからも運営される事が可能なのかどうか。日本が輸出攻勢をかけるまでは、アメリカとて終身雇用が一般的だったんだ、というある識者の発言は、製造拠点が中国などのアジア諸国に移転されている現状を考えると、決して対岸の火事ではないのです。

 これからの日本が、長期に渡って緩慢に衰退する国家となるのか、もう一度活力を取り戻すことができるのか。人材こそが唯一の資源である日本においては、教育にこそ解決策が集約されている、と私は感じているのですが。

梅雨の花々

6月9日(火曜日:曇り)梅雨入り


梅雨の花々


 東海地方が梅雨入りした模様と気象庁が発表しました。いよいよ雨の季節です。日本に有り余るのは人間と水だけ、という子どもの頃からの先入観は実は怪しくなっている、という指摘があります。水と安全はタダで手に入ると錯覚している、と指摘したのはかのイザヤ・ベンダサンでした。確かに安全がただでないことは、昨今の新聞やテレビを見れば一目瞭然です。

 ところが、もう一方の水も実は危なくなってきている、という指摘がありました。日本が位置する緯度帯は、本来雨が少ないのだが、黒潮と日本海のおかげで雨に恵まれてきた。ところが、地球温暖化の影響で暖冬が続くと降雪量も雨量も減り水不足になる恐れがる、というのです。

 歌謡曲の文句ではありませんが、「森と泉に囲まれた」日本も、かつては緑豊かだった北アフリカのように砂漠化してしまう日が来るのでしょうか。一人一人がエコを真剣に考える事は今や焦眉の急なのでしょう。

梅雨の花々

6月10日(水曜日:曇り)


梅雨の花々


 新聞によりますと、

===麻生太郎首相は10日、首相官邸で記者会見し、日本の2020年までの温室効果ガス削減の中期目標について、「05年比で15%減」とすることを発表した。外国との排出権取引や森林吸収分は含めず、太陽光発電や省エネなど国内での削減努力で達成を図る。首相は「100年に1度という経済危機の中でも、地球温暖化対策の手を緩めてはならない」として、達成に全力を挙げる決意を表明。同時に「国だけが頑張っても実現できない」と、国民に協力を呼び掛けた。

 日本としては相当大変な目標のようです。社会全体はもちろん個人個人が身近な努力を積み重ねる必要もあります。我が家では昨年の三月末に太陽光発電設備を取り付けました。

 その結果今日現在ほぼ1年2ヶ月で、以下の結果を得ました。

総発電量自給率発電量(CO2換算)発電量(石油換算)
13,488 KWh90%1,159 kg3,061 L



 小さな努力ですが、一人一人が無駄なエネルギーの消費を抑えていく積み重ねが何より大事ではないでしょうか。そうした意味で、学校、役所など、どうしても節約意識の働かない施設での太陽光発電設備の導入は、リアルタイムで発電量、消費電力量がデジタル表示される事で、子ども達にも強い動機付けが可能になります。給付金をばらまくより、先にすべき対策だと私は思うのですが。


 また国の安全保障という面からも重要です。先日放映されたNHKのジャパンプロジェクト ジャパンデビュー第三回通商国家の挫折で取り上げられていた点は、今でも日本の弱点であり続けている事に変わりありません。つまり、石油の切れ目が戦争への入り口だった点です。


 いかに生命線である石油の対外依存を減らせるか。自然エネルギーを究極まで活用することが、日本という国家の生存最低条件なのです。国家戦略の重要性はますます高まっています。

のんの花

6月14日(日曜日:曇り)

 今日は午後から三島医師会対沼津医師会のテニス同好会対抗戦に出場しました。大学の大先輩 中山博先生がまとめ役となり、毎年春秋と仲間が集って楽しみます。医師、薬剤師、看護師、ご家族、製薬会社ののみなさんと総勢40名ほどが集まって時間一杯楽しみました。

 対抗戦はダブルス5組のポイント争い。私はいつも静岡東部保健所所長 雑賀先生と組み、ナンバーワン・ペアとして出場します。雑賀先生は大学時代から名手として西日本医学生大会で大活躍。未だに軽快なフットワークを維持されているのは驚きです。ハードヒットはしませんが、その的確なボールコントロールはいつもながら惚れ惚れするばかり。私には残念ながらまねできません。

 結果は残念ながら1-4で三島医師会の勝利。私たちのペアも、大事なところで私がダブルフォールトをしてしまい、5-6で敗北。みなさん、ごめんなさい。

 それでも、昨年末から痛めていた右のテニス肘もかなり回復して、痛みでプレイができない、ということはなくなりました。あとは体力と脚力と、そして腕前です。

(●^o^●)

 終わったあとはみんなで表彰式。コーヒーと私はアップル・パイでひと時を過ごしました。楽しい一日でした。みなさん、ありがとうございました。
 
 夜は飲み会があったようですが、地元に新しくできた居酒屋に行こう、と前から家内と約束していたので、私はそちらは失礼しました。きっと、テニスの話で盛り上がったことでしょう。テニスはいつしても最高です。腕前が上がれば、もっと最高なのですが。

のんの花

6月17日(水曜日:曇り)

 のんちゃんの2 ? 回目の誕生日です。紫陽花が咲く頃になると、のんちゃんの誕生日を思い出します。朝メイルをしておいたら、夜電話をくれました。元気そうでなりよりです。

 まだまだ関門が待っています。慌てず焦らず毎日コツコツ、が一番大切。のんなら大丈夫だね。

 下の写真は知り合いのお茶屋さんが大事に育てている蓮の花です。沼津にある蓮で有名なお寺から株分けをしてもらったそうです。ウォーキングの通り道にあるそのお宅の玄関先に鉢に分けられて置かれています。見事ですね。

 それにしても、14日のテニスの筋肉痛がまだ取れないのには参りました。ふだん真剣に走ることが無いですから、結構負荷になるんですね。

のんの花

6月20日(土曜日:曇り)

 今日は親友 鶴橋ご夫妻と四人で箱根に行きました。宿が取れたので泊まりで一泊旅行です。梅雨であいにくの天候でしたが、土曜日は何とか曇り空で散策を楽しむことができました。

 鶴ちゃんのご指名で箱根神社を参拝しました。今まで鳥居の横を通り抜ける事は何度もあったのですが、参拝するのは初めてでした。見事な杉の林、樹齢1,200年という神木とも言うべき名木を拝むことが出来ました。

 家族の健康を祈って神社の基本的な参拝方法、二礼(90度くらい頭を下げる)、二拍手、その後に心の中で簡明に祈願事や奉告するべきことを唱え次に、一礼(90度くらい頭を下げる)いたしました。

 実に清々しい気持ちになりました。

 夕食は千鶴子さんが主に用意してくれたお料理を堪能しました。お好み焼き。美味しかった。

6月27日(土曜日:晴れ、真夏日)

 今日は拓と東京で一杯やる約束をしました。明日二人で千葉ロッテ・マリンスタジアムでロッテ対北海道日本ハムの試合を観戦することになっているのです。

 拓も仕事を始めて、ほぼ二ヶ月半ほど。週休二日とは言っても飛び飛びですし、毎日遅くまで仕事となれば、学生時代のように週末ゆっくり休むこともできません。でも、それが社会人になる、ということなのです。「父の気持ちが少し分かったよ」と拓に言ってもらえて、とても嬉しかった父でした。