2010帰国に向けて

8月21日(土曜日:晴れ)


「「 帰国に向けて 編  」」



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 最後の活動として奨学金の贈呈をホテルのロビーで行いました。お二人とも、ぜひご自分の夢を叶えて活躍してほしいものです。


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 最後の昼食。みんなでワイワイガヤガヤ、飲んだくれて楽しみました。富田さんのご指示ですべてのビールの銘柄を飲み干したことになります。どれも変わらず美味しかったように、何も分からない私は思いましたが。


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 ハノイを21日夜中の便に乗り、早朝日本に到着しました。JRバスで帰って来ました。セントレア空港から名鉄で名古屋駅まで行き、駅でJRバスに乗り換えました。あとは東名富士駅まで快適でした。スンに向かえにきてもらいました。ありがとうね。




 いよいよ、帰国の途につかなければなりません。暑さと疲れと食事の関係で、早く日本に帰りたい、と思うようになったことは事実ですが、いざ帰国となると皆さんと別れるのは寂しい限りです。

 昨年は、北村修治さん、大釜一男さん、金原 昇さん、三田村 真希さん、若竹 愛さんも同行してくださり賑やかな旅でしたが、今年は皆さんの都合が合わず少人数の旅となりました。もう少し人数が揃った方が、旅はより賑やかで楽しいかもしれません。しかし、こればかりは致し方ありません。

 その代わりといいますか、今年は三人の方が新たに参加してくださいました。富田英司さん、佐々木あかねさん、松島梨沙さんの三人です。

 富田さんは、元高校教師。平和運動家。沖縄問題研究家と多彩な顔をお持ちの知識人。豊富な経験をユーモアを交えて話される様子は、本当に楽しい一時を皆さんに提供してくださいました。

 若い二人のお嬢さんは、ともにオーストラリアで働きながら学ぶ仲間。日本で一旦職に付いたものの、現在は自分の本当にやりたいことを探す旅の途上と言ったところでしょか。バイト生活の窮屈な生活の中で、こうした奉仕活動に自腹を切って参加される勇気と行動力には、本当に頭が下がります。それに、女性としても十分魅力的でしたよ。

(●^o^●)

 さて、北村 元さんと宮尾和宏さんの事前視察など、いつもながらお二人の力が無ければ、とてもこれだけの人数でこれだけの活動は実現しなかったに違いありません。外務省のタインさん、通訳のザンさんにも大変お世話になりました。

 今年は、北村 元さんに無理をお願いして、視力検診、眼鏡処方を始めて実行しました。患者さんから寄付していただいた眼鏡を持参し、スクリーニングから精密検査の上、なるべ適切な物を選びながら手渡すことができました。部屋に入ってきた時、眼を細めていた子どもが帰りがけには眼を大きく見開いて部屋を出て行ったことに、酬われた思いでした。これは北村 元さんをはじめ、皆さんの力が本当に総結集して実現しました。この場を借りて御礼申し上げます。

 私も今年で三年目の参加。最初の年は、訪問した農家のあまりの悲惨な生活ぶりにショックすら受けましたが、年を重ねるごとにベトナムも豊になっているのか、そうした驚きは少なくなりました。もちろん援助の手を必要としている被害者の数はまだまだ膨大な数にのぼります。これで援助活動が不要になったわけでは、もちろんありません。

 デング熱とマラリアに対する注意報がベトナムに出ている、という情報がネット上に流れ、出かける前には心配しながらの旅立ちでしたが、幸いにもこれといった事故もハプニングもなく無事に帰国することができました。日曜日の昼過ぎに自宅に着いて、翌日からは通常の診療。山のように来院された患者さんには感謝するばかりですが、いささかバテぎみなのは致し方ありませんでした。年々こうしたスケジュールでは辛くなっていくのでしょう。現役世代が関わるには負担が大きいのです。八月は三年間ほとんど休み無しで仕事する、という状態です。

 これから、どういう形でお手伝いできるのか、もう一度考え直す時期に来ていると思いました。

 北村 元さんをはじめ皆さんのベトナム枯葉剤被害者に対する思いが何よりの推進力なのです。今後とも何らかの形で継続できたら素晴らしいと願っています。

 これでようやく自分なりの総括が終わりました。一気に実行してしまわないと、永遠に後回しになってしまいます。自分の生きた証、そして子ども達に対する遺言のつもりもあります。父親はこんな思いで、こんな活動をしていたんだぁ、と通夜の後にでも偲んでくれれば満足です。

(●^o^●)

 こうした活動に取り組んでおられる皆さんのご健康を心からお祈りして筆を置きたいと思います。