2011 年 05 月のページ
05月01日(日曜日:雨)
■今日から皐月。生憎の雨模様のスタートです。大型連休の谷間。今年は連休に当番日が入り、残念ながら遠出はできません。近場で楽しむ予定です。
大震災から二月近くが経ちました。原発事故によって震災だけの復興では済まなくなりました。原子力ルネサンスなどと囃し立てられて世界中に原発を売り込む計画を立てていた日本のメーカーは当てが外れて大変です。
そんな中でも、原発銘柄の中でも格差が付いたようです。先日ロータリークラブの例会でお話をいただいた「日経マネー」の編集長さんのお話では、東芝は値を下げたが、ガスタービンを扱っている三菱重工は値を上げている、とのこと。原発を含め社会基盤整備に重点を置いた各社の今後が注目されます。
■それにしても、以下の記事を読むと腹立たしい限りです。
一部を引用しますと、
原子力安全委員の月額報酬は93万6000円だそうだ。年収は1600万円になるという。週一回の数十分の定例会議のほかに彼らは一体何をしていたのか。彼らの時給はいくらの計算になるのだろう。
そのような具体的な事実が明らかにされるべきだ。資源エネルギー庁や経産省と電力会社、保安院や原子力委員会、安全委の「人事交流」(「天下り」も含まれる)は、具体的にどのようなケースがあったのか。そのような具体的な事実が明らかにされるべきだ。真実はディテールに宿りたまいき。
政府の責任を総理が認めるのは良いのですが、賠償に当てるのは結局は我々の税金であって、監督官庁や原子力安全委員の皆さんのお金では無いのです。監督責任のある立場の人々が何のお咎めなしで、我々の税金ばかりが湯水のように注ぎ込まれるというのも、考えてみればおかしな話です。どうして、誰もそのことを問題にしないのでしょうか。
5月2日(月曜日:晴れ)
■実に爽やかな朝でした。ウォーキングしていても心地よさが身に染みます。一年でもっとも爽やかな季節。今日は八十八夜です。お茶所静岡では、お茶農家は茶摘みで大忙し。農繁期になると、「柿が赤くみのると医者は青くなる」と言われますが、静岡ではお茶の季節も同様です。
■さてさて、今夜はパソコンのソフトをバージョンアップしました。ウインドウズ XP から 7 へ、ではないのです。Ubuntu と呼ばれるオープンソフトの基本ソフト、リナックスの一種をバージョンアップしたのです。
正常に起動してくれるかどうか、立ち上がってみるまでは、正直心配だったのですが、案ずるより産むが易し、とはこのことです。すんなりとあっという間に入れ替わりました。動作がとてもキビキビして、今のところバージョンアップして大正解です。
ウインドウズしか使用したことのない方には、何のことやらさっぱり分からないでしょうが、我が家ではウインドウズは年賀状の印刷ぐらいしか使用しません。家内も私も Ubuntu です。何の不便もありません。
マイクロソフトは史上最高の利益を上げているようですが、要は独占販売によるアコギな利益です。医療器械もウインドウで動くものが増えているのですが不安定で困ります。理由もなくだんまりを決め込んだり、勝手にサボタージュしたりで、何でこんな不安定なものが使用されるのか不思議です。メーカーにもウインドウズは止めてリナックスで構築してくれ、と頼むのですが、扱うのが容易なのでしょう、相手にしてもらえません。その点は、まだまだ一日の長があります。
昨夜のニュース 9 の天気予報では、画面が動かなくなってしまい、天気図の説明が出来なくなっていました。気象予報士の機転で難を逃れましたが、説明途中で画面に現れたのはウインドウズのデスクトップ画面でした。さもありなんです。
みなさんも、ぜひ試してみてください。HDDにウインドウズと共存できますので、導入にも心配はありません。インターネットを楽しむにも危険性が少ないのです。
5月3日(火曜日:曇り)昨日から黄砂
■昨日から静岡でも黄砂が飛来し、まるで霞の中にいるような感じです。中国からの有難くない贈り物です。
■さてさて、今日は友人とゴルフを楽しんだ後で、富士市にあるロゼシアターにて、富士山の写真展をスンと二人で見にいきました。今年で 6 回目とのこと。素晴らしい写真の数々が展示されていました。
我が家からはロゼシアターまで車で 20 分ほど。素晴らしい施設には驚くばかりです。多くの音楽会も開催されていますので、これからはこちらに出かけよう、とスンとも話しながら帰って来ました。
5月4日(水曜日:晴れ)
■今日は親友の鶴橋ご夫妻と伊豆高原に行きました。伊豆高原ローズテラスギャラリーで開かれている、友人のご子息による「岩端啓輔 絵画展」を見学するためです。
5月5日(木曜日:晴れ)子どもの日:当番日
■今日は当番日。ほぼ静岡の東部全域をカバーする救急当番です。朝の8時から17時までぶっ通しで診療です。今日はいつもと比較してずいぶんと沢山の患者さんが来られました。我慢の限界か、明日病院に行くとなると混雑が予想されますから、それなら休日のうちに、ということでしょうか。何はともあれ、これで私のゴールデンウィークは終了です。明日からは通常の仕事が始まります。
■4月29日に辻堂の両親を尋ねた際、両親の携帯電話をより扱い易いものに機種交換をしました。高機能な携帯電話は高齢者には、なかなか取扱いが大変です。
その際に売り場に置いてあった iPad 2 を試すことができました。タブレットと呼ばれる市場で圧倒的なシェアを誇る iPad 。使用したことは無かったのですが、興味津津です。インターネットも、そこそこのスピードで楽しめますし、何だか便利そうでした。ただ電子書籍端末としてどうか、と問われると、いささか躊躇しそうです。
一つは視認性の問題です。正直あまり読みやすい、とは思いませんでした。やはり本を読むならアマゾンのキンドルのように専門に特化した方が良さそうです。あれもこれも、となると、どうしても虻蜂取らずになります。白黒で目に優しいキンドルの方が長時間の読書には疲れないようです。
なんにしても、これからが楽しみな分野です。電子書籍に関しては肯定的な意見、否定的意見様々ですが、私は移行するのは時代の流れだと思います。音楽をインターネットから購入し端末で楽しむ、という事が以前は考えられなかったのですが、今では CD を買いに走る人の方が少数派です。書籍も同様な流れになると感じています。
はたしてどんな未来が待っているのでしょうか。
5月6日(金曜日:晴れ)
■連休の半ばで、しかも学校は休校。子ども達が親御さんとともに来院されました。視力低下やアレルギー性結膜炎などです。午後から夕方にかけて忙しい一日でした。
■さてさて夜になって、またしても菅首相から驚きの会見です。浜岡原発をすべて停止するように中部電力に要請した、という内容です。たぶん、小泉さんが同じような発表をしたら、国民は拍手で迎えたでしょう。しかし同じ内容を発表しても、菅首相の場合、私も含めて多くの国民が、「また、思いつきか」と考えるに違いありません。
菅首相の回りには誰も諫める人がいないのでしょうか。裸の王様になっている、とは田原総一朗さんの発言ですが、なるほどと納得せざるを得ません。十分な検討と根回しの後での発表、という印象がまるでありません。出たとこ勝負の思いつき、という印象ばかりが目立ちます。一国を任せるに足る人物とは、私にはとても思えないのですが、民主党の議員さんには、そうは見えないのでしょうね。
政権交代は、まさに水泡に帰した、ということでしょうか。政治への絶望感が広がらなければ良いのですが。結局日本は官僚主権の国なのです。ということは、取りも直さず誰も責任を取らない、ということになります。アメリカと戦争してコテンパンに負けるはずです。誰も責任を取らないのなら、何でもできますから。
日本は、いったいどうなるのでしょうか。
5月7日(土曜日:晴れ)
■明日の日曜日でゴールデンウィークも終了です。昨日、今日と外来は混雑しました。ほっと一息です。
■さてさて、以下の記事が目に入りました。
「米国でテレビ所有世帯が減少する見込み」
と、いうのです。記事を引用すると、
ニールセンが5月3日付で発表したデータによると、2012年には米国のテレビ所有世帯が20年ぶりに減少する見込みとのこと (Nielsen Wireの記事、 Engadget日本版の記事)。
予測される2012年のテレビ所有世帯は1億1,470万世帯。2011年は1億1,590万世帯だったので、120万世帯からテレビが消えることになる。要因としては「デジタル化への移行」、「不景気」、「テレビ以外のプラットフォームの登場」などが挙げられている。日本では今後どうなるか気になるところだ。
アメリカ人のテレビ好きは有名ですが、減少に転じた、とは驚きです。インターネットの普及で暇つぶしに過ごす選択肢としてのテレビの王座が少しずつ侵食されている、というところでしょうか。
世界で何が起きているのか、それをどう解釈すれば良いのか。一般市民には分かりようもありません。以前なら新聞、テレビの内容を、そのまま鵜呑みにするしか選択肢がありませんでした。しかし今は違います。インターネットの普及で選択肢が増えました。そして大手マスコミと言われる新聞、テレビがいかに偏向しているか。そのことが白日のもとに晒されました。
インターネットも玉石混交ですので、私たちにとって一番大切なのは、何が一番本当らしいかを、自分の頭で常に考える習慣を付けることです。本当らしいとしか、私たちには分かりません。しかしながら、そのことをいつも考え続けることが社会を理解し、少しでも社会が良い方向へ向かう可能性を担保することになるのです。
5月8日(日曜日:晴れ)
■今日は久しぶりに四人揃っての新沼津GCの月例でした。前回の時には、グリーンが凍っていたのをはっきり覚えていますので、ずいぶんと季節が巡ったことになります。
44,45の89と、なんとか90を切れたことには満足です。自分の実力からすれば上出来です。最初のホール一番ホールの第二打 150 ヤードを9番ウッドで打ったのですが、これがトップ。ところがゴロで転がって、そのままピンに直接当たったのです。ボーリングではあるまいし、驚きました。バーディーパットは外しましたが、パーのスタートとは幸先が良い一日でした。
ドライバーショットが安定していたのが何よりでした。コースの攻略がとても楽です。次回が楽しみです。仲間の一人、長谷川陽一さんも仕事でアジアを跳び回っての参加で、いささかお疲れもあったのかスコアは私と同じぐらい、ということは、長谷川さんにとっては最悪でした。しかし何よりボールの飛びが他の人とは違います。振り切っているのが素晴らしい。どのクラブでもしっかりと振り切っています。
少しでも近づければ、といつも思うのですが、はるかに遠い道のようです。
5月9日(月曜日:晴れ)
■今朝のNHKテレビ、街角情報室で以下の製品が取り上げられていました。
■ガタが来て先日廃棄処分にするまでエアロバイクを毎日 20 分ほど漕いでいました。その時から、これを電気に変えて蓄電できたらなぁ、と思っていたのですが、ようやくこんな商品が登場しました。
全国にあるフィットネスクラブのエアロバイクに発電機を接続すれば、原発の代わりになるとは思えませんが、結構な電気が発電できそうな気がするのは私だけではないと思います。あのエネルギーを無駄にする手はないと思うのですが。
5月10日(火曜日:雨)
■台風一号がフィリピンで発生し、日本に向かっています。沖縄ではこれから暴風雨で大変のようです。こちらには木曜日頃に最も近づきそうです。今日の静岡は蒸し暑い一日。夏に向かって停電の悪夢が蘇りそうです。ニュースによれば、
静岡で、猛暑日一歩手前の気温34.3度を記録するなど、10日の列島は、じめじめとした蒸し暑い天気となった。
静岡市清水区では、5月の観測史上最高となる34.3度と、あと一歩で猛暑日に。
静岡県の人は、「あちゅい...、とっても」、「スーツ脱ぎたいくらいです。背中もじんわり汗かいてます」と話した。
そして、東京都内でも、2011年最高となる27.2度と、夏日を記録した。
東京・江戸川区の人は、「きょうの天気は、むしむしですね...」、「あちゅい...」と話した。
午後からは雨が降り出すなど、蒸し暑い天気となった。
東京・巣鴨では、「なんか蒸し暑いわ。急に蒸し暑いわ」、「汗が出てくるからハンカチ出して...。きょうは手放せない」といった声が聞かれた
■さてさて、床の中で最近読んでいるのは、詩人 長田 弘さんの「読書からはじまる」です。読みながら、長田さんと講義を聞いているような、というよりは、親しくお話を聞かせてもらっているような気がしてくるから不思議です。
ある本を読んでいると自分を見透かされているような思いを持つことがある。それこそが読書の醍醐味だ、という意味のことを書かれています。なるほど、確かにそのとおりです。私は中島 敦の「山月記」を読んだ時に、そんな思いを抱きました。
5月11日(水曜日:雨)
■前線と台風の影響で、これから明日の夜にかけて東海地方は激しい雨に襲われそうです。自然の力の前には、人間の力は限られています。
■さてさて菅総理が浜岡原発の全原子炉停止を中部電力に要請し、中部電力が要請を受諾したことから、新たな波が起こりそうです。自分の延命のためのみに菅総理が決断したのか、日本の未来を真に憂いての判断だったのかは、もう少し時間をかけて注視しなければなりませんが、以下の記事は必読です。
一部を引用すると、
――首相要請は地震対策が完成するまでの「運転停止」で「廃炉」ではありません。この違いはあまり伝わっていないようです。
私が言いたい問題は、そこにあるのです。原子炉の内部、あるいは貯蔵プールに核燃料があるかぎり、運転中の原子炉と危険性は何ら変わらないという事実は、誰もが理解したはずです。福島第一原発の事故では、運転停止中の4号機で水素爆発が起こりました。原子炉から取り出した使用済み核燃料棒が貯蔵プールに保管されていたため、電源喪失によってアッという間に温度が上がり、水素爆発を起こしたと発表されました。今になって、あれは水素爆発ではなかったという怪しげな説が出ていますが、いずれにしろ、電源喪失で冷却不能になれば、爆発します。したがって、最終的な目的は燃料を搬出することにあるわけです。
残念ながら今回の首相発言は「廃炉」には言及していません。2、3年で防波壁あるいは防潮堤を建設し、その間に安全性を検証するといった話です。もし中部電力が本格的な工事に取りかかってしまえば、そのために大金を投じますから、浜岡原発が延命するという最悪のシナリオが進んでしまい、浜岡の危険性が去らないまま、菅首相の意図とまったく正反対の結果を招きます。それを止めなくてはなりません。「防波壁の建設計画ちょっと待て!」という世論が、いま急いで起こされなければなりません。
ぜひ全文をお読みください。現状を、そしてこれからの日本を冷静に見つめるには、とても良い記事だと思います。
5月12日(木曜日:雨)
■福島原発事故の保証問題が議論されています。政府が保証と東電救済の枠組みを示しましたが、様々な意見が披露されています。以下に紹介する河野太郎 衆議院議員の提案も、その一つです。素人の私には、その実現性がどの程度なのかは判定しようもないのですが、菅総理に対して感じるものとは、ちょうど対局にある真っ直ぐなものを感じます。己の利益を離れて国を思う心です。
河野議員には、将来ぜひとも国を背負って欲しいものです。その際には、間違っても菅総理のようにだけはなって欲しくない、と心から願っています。
一部を引用すると、以下のとおりですが、ぜひとも全文をお読みください。
政府与党案では、東電は、多額の賠償金を超長期にわたって返済し続けなければならなくなり、企業体も維持され、電力業界の改革もできなくなる。国民負担は増え、責任をとるべき存在は許され、電力の改革も止まる。最悪だ。
だから、与党議員に、なぜ、あなたはこんな最悪の東電救済案を支持するのかと尋ねてほしい。
東電、財務省、金融機関、経産省は、毎日、足を棒にして、議員を脅かし、説得して回っている。
だれが正義をもたらすのか。
あなたがやらずに誰がやる!
衆議院議員
河野太郎
昨夜のNHKニュース 9 でも、東電の社債の問題を報道していました。証券会社の担当者が登場し、いかに東電の社債が重要な位置を占めるかを力説していました。考えてみればおかしな話です。テレビだけ見ていると、現実が見えない、という典型例です。
5月13日(金曜日:曇後晴れ)
■映画「12人の怒れる男」は、名作です。英語の勉強にと、毎日少なくとも20分は観ています。それぞれの登場人物が個性豊かに描かれているところが魅力です。セリフも実によく練られていますから、発言を追っていくと、それぞれが意味深長なことに気づきます。
リー・J・コッブ演じる5年前に喧嘩をして息子との確執がある陪審員3番は、最初の登場場面で、こう発言します。「私は事実について話したい。この裁判に関しては個人的な感情は何も持ち合わせていない」。個人的な感情は持ち合わせていない、という彼こそ、実の息子と被告の少年を重ねあわせて、いわば懲らしめよう、という懲罰的な個人感情で臨んでいるのです。事実に謙虚に目を向けるのではなくて、最初から有罪にしてやるんだ、と決めて掛かっているわけです。
そんな事に気づいた後で見た国会中継で、菅総理が浜岡原発の停止要請は、国民の安全・安心のために熟慮を重ねた上での決断だ、と答弁していたのです。私には陪審員3番と菅総理が重なって仕方ありませんでした。
「浜岡原発停止」まで政局に利用した菅首相、と書いたのは、花岡 信昭(はなおか・のぶあき)さんですが、国家・国民の事を思うふりをして、利己的な目的に利用するところが、タブって見えたのです。立ちが悪い、とはこういう人間の事を言うのではないか、と思うのは私だけでしょうか。
5月14日(土曜日:晴れ)
■電力供給の問題が焦眉の急です。文句を言うなら計画停電をするぞ、と恫喝されると、グーの音も出ないのが辛いところです。しかし、見る人が見れば、どちらの方向へ進むべきかが分かるのです。以下の記事を、ぜひお読みください。
一部を引用すると以下のとおりですが、イメージとしては携帯電話を思い浮かべると判りやすそうです。
例えば、農業関係で水管理をしている人が、水が足りてきたので小さな水力発電を行った。今回の無計画な「計画停電」になって、やっと水力発電の威力が発揮でき、地域にささやかな還元ができると思っていたところ、東電は地域的な配電はできないように措置してしまったという。
もし送電網管理だけの会社であれば、発電元がストップすれば、他の発電元に供給を求めるのが普通だ。しかし、送発電一体の東電では、そういう芸当はできない。
ところが電力事業を発電と送電に分けると、最近の技術進歩によって、発電で地域独占の理由はとっくになくなっている。今や、太陽光発電などで小規模発電設備も可能なのだ。
となると、NTT民営化で、電話網を開放することによって電話会社の新規参入を促したように、電力事業も発電と送電を分離して、送電網を開放し、発電事業に新規参入というアイディアも自然にでてくる。これは、前々から指摘されていたことだ。ちなみに、独禁法においても、地域独占の適用除外規定は2000年改正で削除されている。
私たちもしっかりと情報を掴み、理論武装していないと一部の人々の言いなりにならざるを得ません。大手マスコミの言うことは、フィルターがかかっているから鵜呑みは厳禁です。何百億もの広告宣伝料をばらまかれているマスコミに、核心をつけるはずがありません。
5月15日(日曜日:晴れ)「吾輩は猫である」読了
■最高の行楽日和でしたが、二日前から腰の調子が悪く、一日大人しくしていました。ただし、以前からの宿願を遂げました。「吾輩は猫である」を読了したのです。何度もチャレンジして挫折してきたのですが、今日遂に成し遂げました。だからといって、別段偉くもなんとも無いのですが、同じように途中で挫折した経験をお持ちの方には、今の私の気持ちが理解していただけると思います。
「最初の一行を読んだ人は多いが、最後の一行を読んだ人は稀だ」という言葉がありましたが、確かにそのとおりに違いありません。
日露戦争を戦っていた当時の日本人にとって、登場人物たちは身近な存在だった、とありますが、正直私には、ずいぶんと浮世離れした人々に見えました。ただし、漱石の近代文明に対する鋭い指摘は流石の一言です。近代西欧文明は個性の文明である。しかし個性をとことん追求していくと結局人間はバラバラにならざるを得ない、という点も昨今のニュースを見れば、なるほどと頷かざるを得ません。
個をとことん追求して果たして人は幸せになれるのか。未だに我々は工程表を見出していないような気がします。
さて、意外な内容を発見して喜んだのですが、それはスペインのコルドバに関する記述です。亡くなられた牟田口義郎さんの「地中海のほとり」の中に、コルドバのタホ川での若い女性の水浴びの話が出てきます。「吾輩は猫である」の中に同様の記述があるのに驚きました。出処は、猫だったのですね。ただし水浴びするのは女性でも、老若を問わずに川に入った、と猫には書かれていますが、ほとりでは若い女性のみのように記述されていました。猫よりもほとりのほうが話としては魅力的な事は論を待ちません。
(^_^;)
なんにしても、一仕事終えた充実感というのは良いものです。
5月16日(月曜日:晴れ)
■思ったほどすっきりと晴れませんでした。先週から我が家は改装工事中。雨漏りが激しくなって、ついに工事をお願いしました。家が一軒建つほどの費用がかかるのは、致し方ありません。
足組が出来上がり工事の方が仕事をされると、窓から手が届くところでの作業となります。家の中が丸見えで、いささか困惑しています。我が家は幸いにも、間取りの関係で隣の家々とはプライバシーの問題が、これまでありませんでした。ですので、隣の家と窓が接している大都会の住宅では大変だということが、始めて実感できました。
■福島原発事故は、収束に向かう兆しが見えません。次から次へ難問続出です。これまで知られていなかった背景が次第に明らかになってきました。以下の記事は、そんな背景を理解する上で大変参考になります。ぜひご覧ください。
一部を紹介すると、以下の通りです。
なぜ原発がこの地震列島に54基も作られたのか。巨額の「反原発」対策費が政・官・財・学・メディア・地元に投下され、「持ちつ持たれつ」「あご足つき」で骨抜きにされていった過程を暴く
★★ 永田町は原発推進派だらけ
政府の原子力関連予算が、1年間で約4556億円。
主に原子力関係の促進・研究などに使われる電源開発促進税の税収が、年間およそ3500億円。
福島第一原発がある福島県に、1974年から2002年までに支払われた交付金の累計が、約1887億円。
敦賀原発と高速増殖炉「もんじゅ」がある福井県に出された交付金は約3246億円(1974~2009年)・・・。
現在、日本国内で稼動している原子炉は、54基に及ぶ。国=歴代政権、官僚機構と電力会社は、一体となって「原子力は日本に必要不可欠だ」とのキャンペーンを数十年にわたって繰り返し、世界で第3位の「原発大国」を作り上げてきた。
ちなみに、原子力安全委員会の委員長・委員らの年俸は約1785万円。学者たちを多く輩出してきた東京大学には、東京電力から「寄付講座」として計6億円の寄付金が支払われている。
これまで「原子力」のため、いったいどれほどのカネが費やされてきたのか。マネーの奔流は「利権」となり、「原子力絶対主義」に繋がり、関係者たちの正気を失わせてきた。そして、その結果起きたのが、福島第一原発における、破滅的な大事故である。
当事者の一人として原発問題と向き合ってきた、前福島県知事の佐藤栄佐久氏は、こう語る。
■こうした体質を変えるための政権交代だったのですが、菅 官僚隷属内閣の出現で元の木阿弥です。時計の針を元に戻してしまったと、菅内閣を歴史は断罪するでしょう。
民主党の議員のみなさんは、今からでも遅くありません。民主党立党の原点に、今こそ帰るべきです。残された時間は、あと僅かですが。
5月17日(火曜日:曇り)
■今年もタクマンボが沢山の実を付けました。結構甘くて美味しかったですよ。
■さてさて東日本大震災からの復興資金をどうするかが大問題となっています。経済音痴の私には理解しようもないのですが、増税反対派の代表的な意見は森永卓郎(もりながたくろう)さんの以下の記事にあります。
インターネットで情報が得られるようになってから気付くことは、いわゆるマスコミによる世論誘導というものの巧妙さです。霞が関からの情報しか、ほとんど報ずることのない記者クラブ関連のマスコミのジャーナリストとしての情け無さ、というものを痛切に感じるようになりました。
例えば、長谷川幸洋さんの以下の記事を読むと、その様子がよく分かります。
こうした状況を私は大変危惧します。民主主義国家というものは、誰もが最低限の情報に接することができるのが前提条件です。ところが殆どの市民の皆さんは、残念ながらテレビのニュースを見て判断するのがせいぜいです。友人と話しておいて驚くのは、テレビのニュースキャスターと同じ意見を、まるで自分自身の意見のごとく友人が滔々と話し始める時です。
テレビがいかに世論を巧妙に誘導しているかは、知れば知るほど恐ろしくなります。テレビ、新聞は一つの参考資料に過ぎず、ほとんどは霞が関発信の垂れ流しだ、という事実を私たちは肝に命ずる必要があるのです。
5月18日(水曜日:晴れ)
■可愛い梅の実がなっています。黄色い柿の花も咲き始めました。
■さてさて、菅総理の浜岡原発停止要請を国民は評価しているようです。しかし、少し考えてみるとおかしなことに気づきます。中部電力は堤防を作り続けているわけで、完成すれば再稼働することは目に見えています。わざわざ夜のニュース帯に合わせて見えを切った菅総理ですが、以下の記事を読むと、いかにイカサマかがよく分かります。国民は、よくよく自分の頭を働かさなければダメです。
テレビのニュースで、こいつは悪いやつだ、と言わんばかりの報道がなされれば、この人はでっち上げの犠牲者なんだ、と思わなければ思うつぼです。ちょうど、村木厚子・元厚労省局長のように。
今まさに進行中なのは小沢一郎元代表の政治と金の報道です。よくよく聞かないと、まるで賄賂を受け取ったかのように思いこんでしまいますが、実に怪しい限りです。菅総理の不信任決議の問題が俎上に登っているタイミングでの報道は、実に意図的に思えてしかたありません。
テレビや新聞が間違った報道をするはずがない、と思っていることができた時代は平和で良かったのかもしれません。今は自分の頭で考えないと、とんでもない方向へ国が歪んでしまいます。
その一部を紹介しますが、ぜひ全文をお読みください。
浜岡原発の停止要請は「目くらまし」だと前回書いた。ところがそれを「原子力政策の転換」と受け止める「おめでたい」論調が多いので呆れる。あのやり方はこの国の官僚が国民を支配するために使ってきた常套手段そのもので、見抜けなければ愚民と言うしかない。
5月19日(木曜日:晴れ)
■柿の花が可憐な花を咲かせています。まるで蝋細工のような色合いです。
■さてさて、朝日新聞がデジタル版の販売を開始しました。以下のとおりです。
朝日新聞社は5月18日15時より、有料の電子版「朝日新聞デジタル」の配信を開始した。
iPad、Android端末、PCのWebブラウザで読むことができる(iPhone用アプリは現在、AppStoreの審査中)。スマートフォン向けには専用アプリを配布する
成功の見通しは、と訊かれれば、残念ながら見通しは暗い、と私は思います。金を払ってまで読みたいと思う記事が、新聞には、もうあまりないことが分かってしまったからです。大抵のことは、ネットで無料で手に入りますから。
それ以上の、本当に知りたい、読みたい、と思う記事は購読料を払って読めば良いのです。それだけの内容がある記事は、そうありませんが。
私が現在購読している記事は、「田中宇の国際ニュース解説」だけです。これは価値があります。ありきたりの内容ではありません。それだけの手間暇が掛かっていますし、世界の流れを的確に読み取っている、と私は思います。この記事を読む以前と読み始めてからでは、世界の出来事に対する見方が全然変わりました。テレビや新聞だけでは、絶対考えられないことです。ぜひみなさんもお読みになることを勧めます。
5月20日(金曜日:晴れ)
■各地で夏日が到来しています。電力事情が心配される今夏の気温は、どうなるでしょうか。昨年のような猛暑になると大変そうです。
■さてさて、アメリカの通販大手のアマゾンドットコムが、以下の発表をしました。
Amazon.comは米国時間5月19日午前、新たなデータを発表した。それによると、Amazonは現在、紙の書籍よりも多くの「Kindle」向け電子書籍を販売しているという。
当然ながら、Amazonの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏は、この最新データについて誇らしげに言及した。
「われわれは、やがてこうしたことが現実になるだろうと大きな期待を抱いていたが、これほど早く実現するとは夢にも思わなかった。紙書籍の販売を開始してから15年になるが、Kindle向け書籍の販売開始からはまだ4年も経っていない」とBezos氏は述べた。
いずれはこの日が来るだろうとは思っていたものの、驚きを隠せません。しかし考えてみれば、当然かもしれません。アマゾンが発売しているキンドルという読書端末は、電子ペーパーの一種であるE Inkを使用し、読書に最適化されており、長時間の読書にも疲れないようです。
ということは、手頃な価格の手軽な端末で何百冊もの書籍を手軽に持ち運べるとなれば、特別な読書好きでなくとも購入するのは理の当然となります。キンドルについては、Wikipedia によれば、以下のとおりです。
アマゾン・キンドル (Amazon Kindle) は、アマゾン社が製造・販売する電子ブックリーダーデバイス、同ソフトウェアおよび電子書籍関連サービスである。
2007年11月19日にアメリカ合衆国で第1世代が発売開始され、2009年2月23日より第2世代(キンドル2)が発売された[1][2]。2009年6月26日には9.7インチディスプレイを搭載し、PDFリーダーを標準搭載したキンドルDX(-デラックス)が発売された[3]。2010年8月25日から第3世代(キンドル3)が発売開始された。
現在のところ日本語の書籍は購入できないが、日本語を含むPDFの表示に対応している。第3世代からは本体内に日本語フォントを内蔵し、日本語ファイル名、TXT文書表示などに対応している。
さっそく購入を検討しましょう。
5月21日(土曜日:曇り)
■午後から静岡で勉強会があり、でかけました。そして、途中で抜け出し沼津にトンボ帰りをしました。はればれ支援隊の定例会に出席するためです。
■定例会は、久しぶりに駅前の居酒屋で一杯やりました。楽しかったですね。やはり同じ志を持つ仲間で楽しく語らう、というのは本当に貴重な一時です。
11月に開催予定の写真展やチャリティーコンサートなどの企画を練りました。果たしてどうなりますことやら。
5人と少人数ですが、遠慮することなく、思ったことを語り合えるというのは、本当に素晴らしいことです。意見を出せずにイライラしながらの活動では、ボランティアの意味がありません。
5月22日(日曜日:曇りのち雨)
■梅雨に向けて紫陽花が準備を進めています。6月はのんちゃんの誕生月。梅雨の季節で鬱陶しいのですが、今年はのんちゃんも社会人一年生として大変な梅雨になりそうです。
■さてさて、311大震災で様々な悲劇が演じられました。その一つには、こんな思いもよらないことがあるようです。
その一部を引用すると、
今回の地震でパートナーが見せた素顔に、幻滅する女性たちが続出しているという。思わず引いてしまう男性の言動にはこんなものがあるそうだ。
「ニュースを見ているとき、一緒にいるのが不快になるほど行政や東電関係者に罵声を浴びせる」
「震災直後、過度な買い占めに走った」
「せっかく節電しているそばから、電気のスイッチをバチバチと入れる」
パートナーや家族そっちのけで、自分だけ助かろうとする姿に信頼を失う女性もいる。
「地震の時、家族を顧みず自分だけ逃げてしまった」
「放射能が怖いからと、こっそり自分用ガスマスクを購入していた」などなど――。
それだけならまだいいのだが、時には夫に愛想を尽かし、離婚話に発展するケースもあるようだ
ぜひ全文をご覧ください。
5月23日(月曜日:曇りのち雨)
■九州地方が昨年より20日も早く梅雨入りしました。
鹿児島地方気象台は 23 日午前、九州南部が梅雨入りしたとみられると発表した。
平年より 8 日、昨年より 20 日早い。九州南部が 5 月に梅雨入りするのは 2008 年以来、3 年ぶり
と、あります。台風二号も今日発生しました。
■さてさて、高校生による携帯電話活用のアイデアの数々が競いました。以下のサイトをご覧ください。たいしたものです。
私が素晴らしいと思ったのは以下の部分でした。
弓削商船高校は瀬戸内海の弓削島にあり、また、ここに通学してくる生徒の多くも周辺に点在する島々に暮らし、海を渡って通学している。このため、長くなる通学時間の有効活用のために、生徒同士のコミュニケーション用のサイトを立ち上げた。
メーリングリストはメールとして情報が残るというメリットから、日付や時間などの情報が加わる連絡等に有効活用するようになったほか、気象の影響を受けやすい通学時の交通機関の情報などを随時連絡する手段として、有効に活用するようになったという。
また、SNS機能に関しては通学時や帰宅後の生徒同士のコミュニケーション手段として有効に活用、たとえば運動系クラブの大会前にSNSを通じてお互いに励まし合うことができ、SNSを通じてモチベーションを高め、集合後の試合に臨むことができた。
また、今後はSNSを定期試験対策や日誌などに活用していきたいとしている。
「SNSを通じてモチベーションを高め、集合後の試合に臨むことができた」という箇所が以前より私が痛感してきた点と合致するのです。メールが一般に利用されるようになったばかりの頃から子ども達とメールを楽しんできた私としては、メールとは料理でいう下ごしらえだ、と常々感じてきました。つまりメールのやりとりだけでは、実は何も完結していないのです。
顔と顔をあわせた時に、ただただ会っただけでは得られない何かがメールという下ごしらえをしておくことで得られるのです。メールは嫌だ、人間関係は会うことが基本だ、と言われる方に限って、結局会っても大した会話もせずに別れたりします。
下ごしらえをどれだけ丁寧にしておくかで料理の出来栄えが決まるように、会う前にどれだけメールで人間関係を構築しておくかで、会った時の成果も大きいのです。つまりはモチベーションを高めるためにこそメールを利用すべきなのです。我が意を得たり、という内容でした。
5月24日(火曜日:雨)
■午後からは青空が顔を出しました。やはり青空は良いものです。心が浮き浮きします。「いつか見た青い空」という映画がありましたが、梅雨空が続くと青空が恋しくなります。
■さてさて、今日は久しぶりの白内障手術日でした。東日本大震災以来停電の問題から手術を控えていました。久しぶりで心配したのですが、思ったよりも手はスムーズに動いて一安心。無事に終了しました。
■三年前から参加しているベトナム枯葉剤被害者支援の会、昨年からは「ベトナムはればれ支援隊」と衣替えして新たな一歩を踏み出しました。大釜会長を中心に、少人数ながら地道な活動をしよう、とメンバー全員が心に誓っています。何より風通しが良いのが嬉しい限りです。みんなで言いたいことを言って、忌憚なく意見交換できるのが何よりです。
以下のブログを立ち上げています。ぜひ、ご一読ください。
5月25日(水曜日:晴れ)
■アマゾンからの連絡で、明日には Kindle が届くかも知れません。電子書籍端末として人気のある Kindle は、残念ながら日本では購入できませんが、ネットがあればアメリカから直接購入することができます。アメリカのアマゾンからは、アメリカの CD 、例えばチャールトン・ヘストンが朗読する「老人と海」などを購入しました。
昔は英語の字幕が読み取れる、ということでアメリカ映画のビデオを購入していましたが、現在ではアメリカの DVD を購入してもリージョンが違うよ、とにべもなく拒絶されて楽しめません。実際には日本で購入すれば字幕は日本語、英語から好きな方を選べますので VHS の頃のような考慮は必要ありません。
Kindle はアメリカ仕様ですので基本的には購入しても英語の本しか楽しめません。何でそんなモノを買ったのか、と言えば、青空文庫という素晴らしものがあるからです。
版権の切れた古典を中心にデジカル化してくれています。しかも、それを Kindle 用に組みなおしてくれたものを、簡単に手に入るようにしてくれた有志がいます。おかげで夏目漱石作品を Kindle で楽しめるわけです。
届いたら使用感を報告しますので、請ご期待です。
5月26日(木曜日:曇り)
■待ちに待った Kindle3 が到着しました。さっそく青空文庫へ行って、 Kindle 用に編集してくださった夏目漱石作品を取り込みました。その様子をご覧ください。
印象は、やはり読みやすいです。液晶画面とは違って目に優しいことは間違いありません。アマゾンのサイトで、CEO のジェフ・ベゾスさんのインタービューを見ると、読書をするための端末だ、という事を盛んに強調しています。つまり iPad やスマートフォンとは違うのだ、という強調です。
確かに、その通りです。パソコンで読書をするのは現実的ではありません。 eye strain 、つまりは眼精疲労が酷すぎます。さて、今夜からは床の中での就寝前読書は、Kindle ちゃんと一緒です。
(^_^;)
5月27日(金曜日:曇りのち雨)
■台風が近付きつつあります。これから沖縄は暴風雨で、これから大荒れの予報。沖縄は日本のハワイのようなイメージでいましたが、そんな脳天気な気候ではないようです。
■さてさて、昨日届いた Kindle で遊んでいます。というか、読書しています。とにかく視認性が素晴らしい。つまり、とても読みやすい、ということです。しかも 3,000 冊以上が収納できますから、図書館を背負って歩いているようなものです。
今のところ青空文庫からの拝借しかありませんが、それだけでも、もちろん十分です。夏目漱石、島崎藤村、中島敦、芥川龍之介などなど、きりがありません。今週末は暴風雨になりそうですから、読書週末にしようかと思っていますが、とても楽しみです。本当に素晴らしい。
充電しなくても一ヶ月近く持つようですので安心です。本当に読書シーンが変わる可能性大です。書棚にどんな本が並んでいるかで、その人となりが分かる、という言葉がありましたが、これからは Kindle の中に、どんな本を収納しているかで、その人がわかる、と言い換えられるに違いありません。
しかし中国では電子書籍端末がマイナス成長になったそうです。iPad やスマートフォンのようにあれもこれもできる、というわけでもなく、値段的にそれほど安いわけでもない、という点がいけないようです。そして何より、見せびらかして所有していることを他人に自慢できないのが最大の欠点だ、と記事には書かれています。
私はそうは思いません。液晶画面で読書をするのは、大変苦痛です。長い時間は無理です。読書をするなら、 Kindle です。ぜひお試しください。
5月28日(土曜日:雨)
■木蓮の木に実がつきました。今まで、何回もウォーキングで通っていながら、気が付きませんでした。木蓮の花は、パットに目に入るのですが、実にまでは目がいきませんでした。
■さてさて、これから台風二号が本土にもやってきそうです。今夜から明日にかけては大荒れのようです。ただ台風は予想ができるから、まだ可愛いのでしょうね。そこへ行くと地震はいけません。本当に恐ろしいです。
■わが友、Kindle3 ちゃんも快調です。後は持っている愛読書を、なんとかデジタル化して取り込まなければいけません。どうやら BookScan 社が一番我が意に適っているようです。何しろ Kindle3 に最適化、というオプションがあるのです。つまりはスキャンで読み取って PDF ファイルにしてくれた上、最適化までしてくれるとあってはお願いしないわけにはいきません。さっそく本をダンボールに集めています。
楽しみが増えました。
5月29日(日曜日:雨)
■雨上がりの紫陽花です。いよいよ紫陽花の季節になりました。やはり紫陽花には雨が似合います。梅雨で鬱陶しいばかりですが、紫陽花を見ていると、心が安らぎます。自然は、どんな時にも、ちゃんと心安らぐものを用意してくれているのですね。
■さてさて、Kindle3 です。「パソコン創世記」を読みふけっています。キンドルのおかげで、「どこでも読書」が可能となりました。こうなると、いままで読みそびれていた本や、もう一度読み直したい単行本などをデジタル化してキンドルに取り込まなければなりません。
ご存知、「 Bookscan 」の出番です。本を宅急便で送りスキャンしたデーターをインターネットで会社のサーバーからダウンロードする、という仕組みを確立したベンチャー企業です。その後に雨後の筍のように、たくさんの会社が同様サービスを始めましたが、この会社には、「チューニング」という取っておきのサービスがあります。
つまりは、こちらの読書用端末、私の場合は Kindle3 ですが、それに合わせて読みやすくする処理を無料で追加してくれるのです。スキャンで生じる無駄な空白などにより文字が、あまりに小さくなると読みにくくなります。そうした点を解消してくれるサービスです。これは凄い。
ところが、11冊試しに依頼したところ料金先払いで、何と受付は10月になるそうです。半年も待たされるわけです。いまどき金を払って半年も待たされる商品ってあるんでしょうか。プリウスでも、これ程は待ちませんでした。
そういう時代なのです。
5月30日(月曜日:雨)
■台風の影響で太平洋側では暴風雨が吹き荒れた。仙台では大潮とも重なって、地盤沈下した地域での浸水が深刻な問題になっている。いつになったら、以前の生活が取り戻せるのか、現地のみなさんは、その日を一日千秋の思いで待ち望んでいるに違いありません。
■さてさて野党が今週中には内閣不信任案を提出するようです。一昨年歴史的な政権交代が行われて以来、国民の期待が嫌が上にも高まりました。しかし現在の菅内閣を見ていると失望の一言で片付けるしか無い状況です。何のための政権交代だったのか。民主党の議員のみなさんは、胸に手を当ててじっくり考えるべきです。次回の総選挙では民主党に投票する人は、少数派になることは間違いありません。
と言って、自民党に希望が持てるかと言えば、残念ながら否定せざるを得ません。自民党が生まれ変わった、とはどう見ても思えないからです。選択肢がはっきりしない二大政党制というのは、どうにも始末が悪いようです。
5月31日(火曜日:晴れ)
■実に爽やかな朝でした。普段より一時間早く目が覚めてしまったので、そのまま起きてウォーキングにでかけました。これが本当のサマータイムでしょうか。
やはり夜明け前が一番気持ちのよい時間帯です。今でしたら、4時半頃でしょうか。今朝は空気もカラッとして、実に清々しい夜明けでした。
今日も一日籠の鳥ですが、窓から眺める柿の葉越しの青空を楽しむとしましょうか。
■さてさて、「目力」が叫ばれます。しかし宣伝通り、よく化粧された女性の目は、どれも同じように見えます。化粧は実に不思議です。それぞれが個性を主張するために化粧をするように男性の私は思うのですが、結果は金太郎飴のように、どの女性も同じような顔になっています。
ところで以下の記事は大変面白い内容です。「目」のポスターは効果的、と題した内容なのですが、
「こちらを見つめる目」の絵を掲示するだけで、人々に行儀よくふるまわせたり、正しい行動をとらせたりする効果があるという研究結果が発表された
と、いうのです。詳しくは以下のページから、どうぞ。