2011 年 09 月のページ


2011年9月1日(木曜日:雨)台風 12 号接近


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いよいよ9月です。長月です。昨夜からの台風 12 号による豪雨は強烈でした。夜中の三時に目が覚めて家の中の窓という窓を再点検しました。幸い今朝は、一旦雨が上がっていますが、これからどうなることやら。

さてさてキンドルの発売元アマゾンドットコム社を知らない人は少ないと思います。日本でもアマゾンで買い物をしている人は、とても多いはずです。

 今でこそ当たり前となったネットで通販も、始められた頃は散々に酷評されたものです。いわく、「アマゾンが倒産するのはいつだろう」と。1995年創立だそうですから、まだ 16 年しか経っていません。しかし、アマゾンは今や単なる通販会社ではありません。

 以下の記事は大変興味深いものがあります。アメリカの企業にしては短期で成果を求める事をしていません。何にしてもアメリカでは、リーダーの指導力というものが強烈なんだ、ということを今更ながら思い知らされます。

 一部を引用すると、

 インターネットの爆発的な普及が始まった1995年に創業して以来、アマゾン・ドットコムは常にeコマースの先端を走り続けてきた。それは、業界や資本市場のみならず、社員たちをも驚かせる挑戦の連続だった。

 可能な限りの価格の低下とプロセスの生産性向上に努める一方、書籍販売にとどまらず、新規分野への参入と新サービスの開発に取り組み、時には既存事業とのカニバリゼーションをもいとわない。

 その土台は、ジェフ・ベゾスいわく「企業文化」であるという。不確実性が高い現在だからこそ、ライバルの動向を追いかけるのではなく、顧客重視の姿勢を貫き、そのために果敢にチャレンジする。とはいえ、CEO 以下全員が、肩の力を抜いて仕事を楽しむ。いまあらためて、アマゾンの創業者に、その強さの秘密を聞く。


2011年9月2日(金曜日:雨)台風 12 号接近


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今日は第 95 代の総理大臣として野田佳彦首相が組閣を終えました。様々な課題が山積ですが、以下の指摘は驚くべき内容です。

 一部を引用すると、

 それは、外国からの損害賠償請求への対応です。

 原発事故以降、汚染水の放出などを通じて大量の放射能が海に流出していると考えられます。放射能が付着したがれきが他国に流れ着く可能性もあります。それらを通じて、他国の領海に放射能汚染が拡散したり、他国の漁業に被害を与えるなど、放射能汚染の被害は日本国内にとどまらず、外国にも及んでいるのです。

 そうした事実を考えると、原発事故の被害について、今後外国からも損害賠償請求を起こされる可能性が大きいと言わざるを得ません。特に日本の近隣には中国やロシアなど色々な意味で難しい国があることを考えると、東電が 8 月 30 日に発表した「原発事故に伴う損害賠償の算定基準」を遥かに超える規模の損害賠償が外国から請求される可能性があるのです。一部には、海洋汚染への損害賠償の請求が数百兆円にも上る可能性がある、という声もあります。


 官僚や政治家たちの利権のために国民が犠牲になろうとしています。本当に恐ろしいことです。財務省の操り人形と言われる野田首相に、はたして決断ができるのでしょうか。


2011年9月3日(土曜日:雨)台風 12 号接近


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動きの遅い台風 12 号の影響で各地で大雨が続いています。今朝の段階では、これから四国に上陸する模様です。日本海にある高気圧に行く手を阻まれているための動きのようですが、台風に居座られても良いことは何もありません。大きな被害が出ないと良いのですが。

夜は連れ合いと二人でなでしこジャパンの試合を応援しました。韓国との試合、オリンピック予選です。前半最初の頃は、本当に素晴らしいパス回しで、これは圧倒的に大差で勝利するのかな、と思っていたら、そうは問屋が下ろしてくれませんでした。

 さすがは韓国です。イケメン監督に率いられて、実力も急上昇。後半からはむしろ押され気味でアップアップの勝利というのが、正直なところでしょうか。それでもきちんと勝ち切るところが凄いですね。

 男子もワールドカップの予選があり、女子もオリンピック予選の試合が続き、スポーツはサッカーがしばらくは話題の中心になりそうです。

 昔はプロスポーツといえば野球しかありませんでした。時代の流れをつくづく感じます。


2011年9月4日(日曜日:雨)台風 12 号上陸


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四国に上陸した台風が、瀬戸内海を縦断し、岡山に再上陸しました。近畿地方では被害が続出です。朝の天気予報では日本海に抜けた午後のほうが、東寄りに進路を変え、東海地方ではむしろ午後のほうが雨がひどくなりそうだ、ということでした。

されさて、私の愛読するメールマガジンに「田中宇の国際ニュース解説」が、あります。有料なのですが、お金を払っても十分読む価値のある素晴らしい内容です。新聞・テレビでは、絶対に知ることのできない世界の情勢分析です。

 最新号では、米ドルが崩壊過程に入っている、という内容です。「やがて破綻するドル」という衝撃的な題名です。

 生まれた時から圧倒的な強さを見せつけられて育った私たちの世代にとっては、アメリカの支配が覆る、などという説は、ちょっとお伽噺のように聞こえます。しかしアメリカ社会の実態は、決して健康優良児というわけではないようです。製造業は衰退し、1985年に始まった金融自由化による債権金融システムという、「影の銀行システム」の繁栄がアメリカの繁栄を一見華やかに見せていただけだというのです。

 金融システムから生まれる少数の大金持ちと崩壊しつつある中産階級、という組み合わせは、決して健康体、とは言えない品物です。イギリスで起きている暴動が、やがてはアメリカにも波及する可能性があるのです。

 アメリカにおんぶに抱っこ。自分の頭で考えることを放棄してきた日本人には、厳しい未来が待っています。沖縄問題に象徴されるように、日本人の自立を戦後始めて本気で訴えた総理大臣が鳩山さんだったのです。マスコミは鳩山総理を酷評しますが、それ自体がマスコミの位置付けを明らかにしています。

 沖縄から米軍基地が撤去されない限り、日本の戦後は終わらない、と思うのは考えすぎでしょうか。中国が安定している限りアジアは平和と安定を享受してきたように私には見えます。逆に言えば中国が内部崩壊すると、アジアは戦争の場となります。欧米諸国がハゲタカのように襲ってくるからです。

■これからの 10 年間、はたしてアジアはどうなっていくのでしょうか。
 

2011年9月5日(月曜日:雨)


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台風 12 号は大変な被害をもたらしました。特に紀伊半島の被害が酷かったようです。日本の豊かな自然は、実は天災と隣合わせなのだと、今更ながら痛感しました。

さてさて先日の沼津朝日新聞に、ある企業の倒産記事が掲載されていました。ソリンドラ社です。ソリンドラ社と聞いてピンと来る方は、相当の情報通です。実は沼津の全公立小中学校の屋根にはソーラーパネルが取り付けられています。全部ではなかったはずですが、多くのパネルが、ソリンドラ社製だったのです。

 国からの補助金も使って沼津市は学校での太陽光発電を始めたわけです。もちろん環境教育という側面もあると思います。経済的にどれだけ効果があるかは全く分かりません。ただ公共機関というのは、学校も含めて、どうしても節約意識が持ちにくいことも事実です。自分の懐が痛まないからです。

 現在使用されている電気量、発電量がデジタルで表示されれば、原発事故後の節電政策のこともあり、学校でも節電意識が高まれば良いと私も思います。

 沼津市が選択した太陽光パネルが、ソリンドラ社製だったのです。私は、この会社の名前は聞いたこともなかったので、沼津市もなかなか先端的な選択をするものだ、と感心したものですが、仲介したのが市議会議員の親族が経営する会社、と知って、何だか肩透かしを食った記憶があります。そして、今回の倒産です。

 保守・点検はどうなるのでしょうか。億単位の税金を使っているわけですか、ぜひ無駄になる事のないようにして欲しいものです。

 一部を引用すると、

【シリコンバレー=奥平和行】米太陽電池業界に逆風が吹き付けている。8 月にはソリンドラ(カリフォルニア州)など 3 社が事実上、経営破綻したほか、米最大手ファーストソーラーの 4-6 月期は大幅減益となった。最大市場である欧州で販売が伸び悩んでいるほか、低価格を売りものにする中国企業の攻勢が強まっており、消耗戦の様相を呈している。

 ソリンドラはビルや商業施設に設置する円筒状の発電効率が高い太陽電池を生産していた企業。8 月はエバーグリーンソーラー(マサチューセッツ州)と、半導体世界最大手、米インテルの出資先として知られるスペクトラワット(ニューヨーク州)も経営が行き詰まった。ファーストソーラーの 4-6 月期決算は売上高が前年同期比 9 %減の 5 億 3,277 万ドル(約410億円)、純利益は同62%減の6,113万ドルと減収減益だった。


2011年9月6日(火曜日:曇後晴れ)


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ようやく台風の影響が遠のきました。しかし北海道はこれからも豪雨への注意が必要のようです。紀伊半島では大変な被害が出ています。日本は本当に天災列島です。古代から、ずっと変わっていないはずです。「天然の無常観」という寺田寅彦の言葉が、しみじみと心に響いてきます。

ところで、みなさんは「オーランチオキトリウム」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。私は知りませんでした。ネットによれば、

 光合成をせず、有機物を吸収して炭化水素(石油)を生成、蓄積する。渡辺教授の研究グループが沖縄の海で発見し、昨年 12 月に学会で発表した。プールで培養すれば、1 ヘクタール当たり年間 1 万トンの石油を生産でき、同じ性質を持つ藻類と比べ、生産能力は 10 倍以上という。耕作放棄地(約 40 万ヘクタール)の約 5 %に当たる 2 万ヘクタールを活用すれば、日本の原油輸入量に匹敵する計算となる。


 と、あります。これを用いて夢のような計画が立ち上がろうとしています。

 ピンチこそはチャンスです。東北地方が、どこにもない地方、になってくれれば、と願うばかりです。

2011年9月7日(水曜日:晴れ)


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台風一過で爽やかな秋晴れです。今日は一日、空調を使用することはありませんでした。我が家の太陽光発電システムも今日は、50.5 kw を発電しました。自給率は、もちろん 100 % 以上です。シリコンはあまり気温が高いと発電効率が悪くなるそうで、我が家の今までの結果では、5月と10月が一番発電量が多いようです。

さてさて、なでしこジャパンが明日の北朝鮮に勝利すればロンドン五輪への切符が手に入ります。大会が行われているのは、中国・済南。時差もあまりないので、日本でTV観戦するのも大変楽です。

 しかし、以下の記事は大変憂慮すべき内容です。日本のマスコミが報じる記事により日本人の間に嫌中世論が形成されているのです。

 一部を引用すると、

 日本と中国でお互いのイメージが悪化する中、日本側の中国に対する厳しい見方が改めて浮き彫りになった。米国のAP通信などが日本で行った世論調査によると、中国について「嫌い」と答えた人が7割以上。

 その一方で、米国については約半数が「好き」と答えており、米軍基地についても「維持すべき」との声が10%も伸びている。

 日中関係をめぐっては、日本のNPO「言論NPO」と中国の英字紙「チャイナ・デーリー」が2011年8月に発表した世論調査で、相手国に「良くない印象を持っている」と答えた人の割合は、日本で前年比6.3ポイント増の78.3%、中国で10ポイント増の65.9%で、05年の調査開始以来最悪となった。


 日本と中国がお互いを嫌い合うほど、アジアにとって不幸なことはありません。それは先の大戦で日本が中国との泥沼の戦いにのめり込んでいった時に、一番喜んだのがチャーチル英国首相だったことでも分かります。

 免疫力が低下した時に起こる感染を日和見感染症といいますが、アジアやアフリカが仲間割れをして漁夫の利を得るのは欧米諸国なのです。その意味では欧米諸国は日和見諸国と言えなくもありません。

 アメリカ一国が全てを調整・支配した時代は終わろうとしています。地域ごとに諸国が知恵を出しあって平和を築いていかなければなりません。同じ過ちを繰り返してはなりません。

2011年9月8日(木曜日:晴れ)


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今日は午後からロータリークラブの例会でした。終了後は定例の理事会。例会場の変更問題について討議しました。現在使用している会場が、耐震構造の問題で来年には営業を停止することになったために、代替会場を決めなければなりません。

 20年前にクラブが創立されて頃は、商工会の二階で開催していたのですが、会場が手狭になったことで現在の会場に引っ越したのです。しかし、耐震構造の問題では致し方ありません。とは言っても、代替会場を探すのは容易ではありません。

 それでも何とか適当な会場が見つかり、みなさんの承諾を得た上で会場変更を決めなければなりません。こうした年度の会長・幹事さんは本当に大変です。

さてさて、夜は東部眼科医会の放談会。勉強会です。臨床は常に進歩していますから、流れに遅れないようにするのは、本当に大変です。諸先生方は、本当によく勉強されています。

 また最後には県のアイバンクの活動についての報告がありました。現在は、東部に関しては開業医の先生方が夜間の摘出当番をボランティアで勤めているわけですが、負担が重くのしかかっています。

 さらには、基幹病院である順天堂大学静岡病院の先生方にも多大の負担をおかけしているようです。静岡県は医大が浜松という西部の端に位置するために、東部は大変難渋することが多いのです。

 何にしても精神論だけでは続かないことも事実ですので、負担の軽減を図りながら持続できる仕組みを早急に組み直さなければなりません。


2011年9月9日(金曜日:晴れ)


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さてさて、新しい厚生労働大臣に就任した小宮山厚労相が、タバコ税の引き上げを示唆しました。その後に管轄が違うので、これは個人的な意見だ、と逃げ腰になりましたが、ここは考えどころです。

 タバコが健康を害しているのは、放射線が有害であることと同じ程度に明白です。少なくとも先進国ではタバコが有害である、ということを国民に周知徹底させるのは政府の義務になっています。

 ところが、日本は例外的に寛大な国になっています。信じられないのですが、以下の記事を読むとなるほど、と納得します。国民の健康と官僚の老後の生活を天秤にかけて、後者が優先事項になっているわけです。驚くべきことです。

 一部を引用すると、

 タバコ問題の本質は何かというと、日本たばこ産業株式会社( JT )の株を売却するかどうかだ。日本たばこ産業株式会社法で、政府は JT の株式の過半数を持たなければいけないとされている。

 もっとも、国民の健康被害を考慮すると、タバコ会社の株式を政府が持つというのは欧米の感覚ではかなり異常だ


 日本では全ての決定が、霞が関のみなさんの老後のためになされるという事実は、本当に驚くべきことです。民主党政権になって、少しは改善されるのかと思いきや、財務省丸抱えの総理が誕生したわけですから、国民は浮かばれません。昔の野田さんは、そうではなかったようですが、総理になるためには、つまり夢を叶えるためには、霞が関の軍門に下るしか無いのでしょうか。

 そうしないで、いつまでも突っ張っているのが、小沢一郎さんなんでしょうね。マスコミは、そのことには決して触れませんが。自分たちも、その一味ですから、当然でしょうね。

 日本は本当に漂流するばかりです。

2011年9月10日(土曜日:晴れ)


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今日は蒸し暑い一日でした。どういう訳か、外来も大混雑。いささかくたびれました。それでも仕事を終えて昼食を取り、リビングの窓辺で横になっていると、爽やかな風が大きな一面の窓から吹きこんできます。実に爽やかで、そんな中で微睡(まどろ)んでいると、なにやら幼年期が思い出されて幸せな気分になります。

 どの人にとっても、幼年期は懐かしく宝物のような思い出です。何も心配すること無く、とにかく熱中できた時期です。大人になると、そうは行きません。周りに気を使いながら楽しむわけですから、楽しさも中ぐらい、ということでしょうか。

さてさて、夜は連れ合いと連れ合いの友人四人で、「リレー・フォー・ライフながいずみ」に参加してきました。義父が亡くなって 8 年。前立腺がんでした。ホルモン療法で治療を続けながら、あまり苦しむこともなく旅立てたのが何よりでした。

 私の両親は幸いにも、母が何度も大病をしながらも本当に運良く、その度に早期発見により事無きを得ています。クモ膜下出血、大腸がん。本当に運が良かったのです。

 連れ合いの友人は、夫を肺がんで亡くしたり、大腸がんで闘病中と、それぞれに辛い思い出があります。リレー・フォー・ライフジャパンについては、下記のページをどうぞ。

 昨夜の様子は以下のページで御覧ください。

 いかに多くの人が癌に苦しめられているかが、よく分かりました。周囲の理解が、何よりも大切に違いありません。


2011年9月11日(日曜日:晴れ)


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今日はせっかくの休日ですが、休日待機当番日。静岡東部一体ですから、なかなか大変です。しかも今日は暑い一日でした。昼間だけなら、夏が戻ってきたようでした。

 ここ数日は、夏の疲れが出たのか、どうも体調が芳しくありません。何だか疲れたような怠いような。まぁ、歳だから、と言われれば、それまでですが。

(●^o^●)

 日曜日が仕事だと、まるまる14日間休みなし、ということになります。若いうちは何ということもないのですが、だんだんかったるくなってきます。60歳定年制というのは、結構考えられた制度なのかもしれません。

診療の合間の時間で、「ベトナムはればれ支援隊」のブログを何とか更新することができました。先月行われた定例会の様子を更新しました。お読みいただければ幸いです。


2011年9月12日(月曜日:晴れ)


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まるで夏が舞い戻ってきたかのような日差しです。屋内で一日中仕事をする私の環境は、屋外で仕事をしなければならないみなさんに取っては天国に違いありません。

 暗室が仕事場ですから、暗い性格になるのは職業病です。そう言えば、仲間の先生方も暗い性格の方が多いような気がしないでもありません。誤解かな?

(●^o^●)

さてさて、超円高による製造業の日本脱出が続いています。雇用という面を考えると、本当に深刻な問題です。リーマンショック前には、これからは製造業ではなくて金融業が国を支えるのだ、といった類の意見を述べる専門家がテレビで引きも切らずに出演していました。

 原発の問題であらわになりましたが、マスコミに登場する専門家ほど、眉唾もありません。本当に困ったものです。専門家といわれる人々の良心を信じるしかないのでしょうか。

以下の記事を読むと、確かにその通りと納得します。筆者でなくても、車はトヨタを、と思うのが自然の人情というものです。もちろん、私もトヨタのプリウスに乗っています。


2011年9月13日(火曜日:晴れ)


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夜になっても、相変わらず暑さが収まりません。風が凪いでしまい扇風機が欲しいほどです。今週一杯は我慢するより仕方ないようです。

さてさて、超円高で輸出企業の利益は何百億単位で消し飛んでいます。全く円高がけしからん、という話にすぐなりがちなのですが、ここは考えどころです。例えば、以下の記事はどうでしょか?

 一部を引用すると、

 このように現状では、メディアも財界も政界もこぞって円高是正を叫んでいるように見える。これは本当に正しいのだろうか。

 「全員が同じことを叫ぶ時は、まず疑ってみよ」という言葉もある。円高問題を整理してみよう


 財務省は断固たる姿勢で為替介入をし円高を阻止すべきだ、という声がテレビに溢れます。しかし出口さんによれば、為替介入は税金を使ってFXをしているようなものだ、とも言われています。実際介入してしばらくは円安に振れたものの直ぐに元も黙阿弥になったことも事実です。

 難しい問題ですが、やはりきちんと向き合わないと、日本の未来はありません。マスコミ、つまりは新聞・テレビは当てになりません。ぜひご一読ください。


2011年9月14日(水曜日:晴れ)


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今日も暑い一日でした。さすがに患者さんも出づらいのでしょうか、閑散でした。

 それにしても糖尿病患者さんが、しかもかなり進展した糖尿病網膜症の患者さんが来られるのには驚きます。眼科医になりたての頃、殆ど失明状態で大学病院を受診される患者さんがいることに大変驚きました。なんで、こんなになるまで放置していたのか、と。昔に比べれば改善はされているものの、相変わらず高度の視力障害を結果に至る患者さんが多いことには歯がゆいばかりです。

 糖尿病網膜症の場合、症状が出てからでは遅いのです。糖尿病と診断されたら、見え方には全く問題がない段階で、かならず眼科を一度は受診すべきなのです。

さてさて今夜は沼津市立病院に勤務していたOB達と現役の先生方との懇親会、「コスモス会」が行われました。年に一度、コスモスが咲く頃に開催されてきました。

 会員も高齢化が進み、残念ながら出席される先生も減ってきました。それでも会長の原先生のご努力で、多くの先生方が集まって下さり、昔話に花が咲きました。

 地方の公立病院も、昔のようにのんびりと診療していればよかった時代は、牧歌的でした。スタッフ間のコミュニケーションもよく取れていましたし、とにかく働いていて楽しかったのです。世知辛くなった今では、そんなことも望めなくなってきました。現役の先生方は大変です。


2011年9月15日(木曜日:晴れ)


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マイクロソフトがタブレットに本気で挑戦するようです。タブレットは、いわばパソコンの好敵手。パソコンで独占的な商売をして甘い汁を吸っているマイクロソフトとしては、育って欲しくないタブレット。しかし、iPad の大躍進でそうも言っていられなくなりました。

 パソコンは、これからも成長するでしょうが、もう飽和状態。しかも、これ以上の技術革新は望み薄です。つまりは、あまりにも日常品化してしまい、差別化できなくなっているのです。NECのパソコン部門も中国の会社に買収されました。利益が出ないのです。

 はたしてマイクロソフトのタブレットが成功するかどうか。もう独占的な商売は、コリゴリです。不安定であてにならないウインドウズに嫌気が指している自分としては、マイクロソフトは願い下げです。


2011年9月16日(金曜日:曇りのち雨)


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台風が近づき明日にかけて大雨の予報です。先日の台風に続き、一難去ってまた一難。本当に日本は自然災害列島です。

さてさて、SMAPの中国講演が実現しました。以下のとおりです。

 人気グループ「 SMAP 」が 16 日夜、北京の工人体育場でコンサートを開く。1988 年の結成以来初めての海外公演は、尖閣事件などで何度か延期を強いられながらも温家宝(ウェン・チアパオ)首相の招待を受けるかたちで実現した。

 国交正常化 40 周年を来年に控え、国民の相互感情が過去最悪との調査もあるが、両政府は「アイドル」外交に期待を寄せる。

 SMAP のコンサートはもともと昨年 6 月に上海万博の会場で開かれるはずだったが、ファンの殺到を恐れて 10 月に延期に。ところが、直前の 9 月に尖閣事件の影響で日中関係が悪化し、中止された。

 その後、大震災後の 5 月に訪日した温首相とメンバーが懇談。「中国に来てほしい」と「招待」されていた。


 本当に素晴らしいことです。昨年の 10 月に拓と一緒に上海万博を見学に行きましたが、私たちの宿泊したホテルの直ぐ隣が予定されていた会場でした。

 人と人とが交流することから理解が始まります。親子二人で実際に中国に出かけてみて、中国の何と身近に感じるようになったことか。とにかく、中国が安定し日中両国が手を携えるしか、アジアの平和と安定はないのです。アメリカの一部勢力の先棒担ぎのような言動をする政治家が国民に人気があるのは、とても危険です。

 一部マスコミの反中報道に乗せられることほど、愚かなことはありません。日本の未来を台無しにします。用心が肝心です。


2011年9月17日(土曜日:曇りのち雨)


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台風が近付きつつあるために天候が落ち着きません。突然激しく雨が降ってきたと思いきや、青空も見える、という具合です。

 今日は、鶴橋さんご夫妻と四人で「往く夏を惜しむ会」と称して一杯やりました。お酒の美味しかったこと。久しぶりに日本酒もいただきました。

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行きつけの居酒屋さんで美味しい料理とお酒を楽しみました。満足、満足。


2011年9月18日-19日(日・月曜日:晴れ)


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日曜日の夕方に、仲間で集まってテニス部の合宿をしました。何年ぶりでしょうか? 台風の影響で雨が心配されたのですが、幸い雨は降りませんでした。その代わり、強い日差しのもとでのテニスは、バテました。疲労困憊です。日曜日は、テニスは2時間ほどで切り上げて温泉に浸かり、夜の部はカラオケで盛り上がりました。こちらの方は疲れないのですが、日差しのもとでのテニスは、キツイキツイ。

 月曜日は、9時から始めて13時までミッチリとテニスを楽しみました。富士・富士宮の先生方、癌センターのみなさん。対抗戦と称して、心ゆくまでテニスを楽しみました。

 全く脚が付いていかないのは、分かっているとは言いながら、もどかしい限りです。学生時代は、こんな日差しの中で何時間も真剣勝負でコートを走りまわっていたのかと思うと、同じ自分とは思えません。まぁ、熱中症にもならずに我が家に無事に辿り着いたことを感謝しなければいけません。

 幹事役を引き受けてくれて、全てのセットアップをしてくれた本村さんには、心から感謝です。こういう豆な人がいないと、何事もうまく回らないんですね。本当にありがたいの一言です。

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食事も終わってカラオケも終わって、三次会でしょうか。みなさん元気です。


2011年9月20日(火曜日:雨)


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台風 15 号の影響で名古屋では、100万人以上に避難勧告が出ています。庄内川が氾濫する恐れがでてきたのです。今年は、本当に日本列島は天災続きです。寺田寅彦の本が、よく読まれているようです。

ある記事が気になりました。以下の記事を読むと、日本社会の、ある意味では弱さが浮き彫りになります。結局、とことん破局に至るまで分かっていても誰も問題点を正面きって問題にできない、という点です。

 もちろんアメリカでも 911 テロ以降に、現在のような状況を想定して、反戦を訴える、ということは極めて難しかったはずです。愛国心の前には冷静な議論も難しくなります。それでもアメリカには、やはり多様性を許す土壌があるように思えます。それが国の強さにつながります。破滅にまでは至らないからです。

 日本は残念ながら、そこまでの柔軟性は無いように私には思えます。徹底的に叩きのめされて敗戦に至るか、メルトダウンしない限り、冷静な議論がなされません。そんなことは、みんな分かっていたんだ、と後講釈する人は沢山いますが、言論人とは結構いい加減なものです。

 ぜひ、以下の記事をお読みください。

 一部を引用すると、

 まず、原発事故以後緊急出版された『東電帝国 その失敗の本質』(志村嘉一郎著、文春新書)である。かつて朝日新聞経済部にいて電力業界を担当したこともある著者が、東電を中心とする日本の電力業界が、政界、官僚、マスコミとの関係のなかで一大権力を築いていくさまを批判的な見地から明らかにする。

 例えば、政治部の記者が取材先の政治家に取り込まれて政治家の道へ転身するように、企業取材をしていた記者がその業界の関連団体などに再就職していくことはよくある話だが、電力業界を取材してきた記者は、退職後に電気事業連合会や電力中央研究所、日本原子力文化振興財団など電力会社の関連団体で職を得ることがある。

 さらに、在職中はもとよりかつて記者クラブに所属していた記者たちが、電力会社から接待を受けることもある。原発視察旅行などという名目の旅行にも出かけるのだ


2011年9月21日(水曜日:雨)


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台風 15 号が浜松に上陸し日本列島を縦断中です。沼津は 18 時を過ぎて雨は止みましたが、まだまだ風が強い状態です。電線が切断され停電しました。なにやら東日本大震災を思い起こさせました。

 台風といえば、以下の句が思い出されます。

うつくしや 野分のあとの たうがらし


 与謝蕪村、60歳頃の句のようです。台風の雨に洗われた唐辛子が、普段より一層美しく見えた、という内容です。


2011年9月22日(木曜日:曇り)


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上の写真は、朝日に映える富士山です。中腹に見えるのが東海大学開発工学部校舎。次年度終了後に閉鎖の予定です。学生数の減少に加え、場所が悪すぎました。比叡山延暦寺ならいざ知らず、こんな山の上では学生が楽しめるはずがありません。

 今や学生人気ナンバーワンは、明治大学だそうです。駿河台キャンパスは、「東京都千代田区神田駿河台1-1」という絶好の場所。郊外に移転せず都会に拘ったのが大正解。郊外に続々と移転した大学の関係者に取ってみると、まさかこんなことになるとは夢にも思わなかったでしょう。

 地方の利便性の悪い大学に未来は無いと思います。よほどの特徴が無い限り学生が選ぶとは思えないからです。しかし学生も、ただ大学へ行けば良い、という時代は、もうとっくに終わっています。今自分に何ができるのか、と胸に手を当てて考えることから始めないと、就職氷河期と嘆いてみても何の役にも立ちません。それだけ、日本人の人件費は世界的に見ると高くなりすぎたのです。

ところで心配なニュースが飛び込んできました。中国でポリオが発生しているのです。国際ロータリーがポリオ撲滅に取り組み、もう少しで撲滅に手が届こうか、という時点での発生の知らせ。病との戦いは容易ではありません。

2011年9月23日(金曜日:曇り)秋分の日


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今日は秋分の日。昼の長さと夜の長さが同じ日。太古の昔から、年に二度の、とても貴重な特別の日です。最近は毎日、6分ほど昼の長さが減り、夜の長さが増している計算になります。

さてさて、食糧危機が叫ばれています。世界中で食べ物を寄越せというデモや騒乱が頻発しています。ところが、以下のような意見もあるのです。本当に先入観というのは恐ろしいものです。一度は考えてみるに値する意見ではないでしょうか。

 一部を引用すると、

──21 世紀は食料危機の時代といわれています。

 それは、役人と学者が作り出した彼ら自身にとって都合のいい説だ。世界中で食料は余っている。食料は容易に作れ、過剰生産されているから、食料危機は起こらない。

 農業は WTO (世界貿易機関)での紛争処理も多い。米国と欧州でも食料輸出が問題になる。余っているので輸出補助金を伴うダンピング競争に陥る。どこの国でもしばらく前までは国民の半分以上が農民だったので、伝統的に思い入れがあり、農民の苦難を放置できない。


2011年9月24日(土曜日:晴れ)


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今朝は富士山が雪化粧をしていました。初冠雪です。昨年より一週間ほど早いようです。昨夜は予定外の雨。それが富士山では雪になったようです。秋も深まっています。

夜ははればれ支援隊の定例会。11月の千本プラザでの枯葉剤被害者写真展のパンフレットの校正が主な議題でした。金原昇さんもお仕事がようやく一段落して、今夜は駆けつけてくれました。

 仲間と会えるというのは、本当に嬉しいものです。こうした奉仕活動も、自分が健康で、家庭も仕事も順調でなければ決してできないことです。本当に有難いことです。


2011年9月25日(日曜日:曇り時々晴れ)


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いつも出かける桃澤神社でも、先日21日に上陸した台風のために沢山の枝が落ちていました。未だに停電が復旧していない地区もあるとのこと。信じられないのですが、それだけ被害が甚大だった、ということです。

さてさて、日本では国民投票というものが行われません。国民性の問題もあり、一概に行われないことが間違っている、とは言えないと思いますが、国民投票にふさわしい問題というものも当然あるはずです。以下の主張は、いかがでしょうか。

 原発の問題は国民投票にかけても良い、と私は思っています。ただし、国民がいわゆるマスコミの報道だけで判断するのでは、全く当てになりません。賛否両論をテレビや新聞だけでなく、インターネットを通じて、きちんと情報を収集し、自分の頭で考えることが大前提です。

 広告料の問題もあり、マスコミは一体となって盲目的に原発を推進してきました。その責任は、とても大きなものです。結局マスコミは戦前から、あまり体質は変わっていない、と考えたほうが良さそうです。国民投票にはインターネットが必須です。

 ぜひ一度実施してみると良い、と私は思っています。


2011年9月26日(月曜日:曇り時々雨)


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今日は一日中肌寒い天候でした。一ヶ月暦が進んだかのような寒さでした。明日の朝には、富士山も雪を被っているかもしれません。

さてさて、先日ゴル友と話をしていて S さんの話が出ました。同じ歳の三人に取っては彼の病は他人事ではありません。脳梗塞で半身麻痺してしまったのです。元気な頃、何度か一緒にラウンドしたことがありました。

 びっくりしたのは、S さんが昼休みに食事と共に浴びるように酎ハイを飲んでいたことでした。まぁ、夏は特にビールを一杯飲む人は珍しくありません。一応体育会系を自認していますから、スポーツ中にアルコールを飲むことは私は絶対にありません。

 しかも S さんは大変なヘビースモーカー。一応医師として、そんなことを続けていると心筋梗塞で死ぬ思いをするハメになりはしないかと、心の中では思いつつも、相手は大人ですから、説教する分けにもいきません。

 でも、今になって見ると注意した方が親切だった、かもしれません。ただ私の経験では、人は本当に死ぬ思いをしないと習慣から抜け出ることはほとんど不可能です。最近禁煙した人に話を聞くと、ほとんどは心筋梗塞で手術を受けた、という人ばかりです。

 以前、一代で会社を起こした友人のご長男に忠告をしたことがありました。ヘビースモーカーだった跡取り息子である彼に向かって、初対面ではあったのですが、「人の上に立とうという人間は、健康管理には人一倍気をつけなければいけない。だから禁煙した方が良い」と。彼のビックリした顔を今でも忘れません。そのように人から忠告されたことが無かったのでしょう。その後、何年かして再会した時にも彼は相変わらず喫煙していました。

 自分の健康管理もできない人間に、人の上に立つ資格など無い、と私は信じています。自分に厳しくなければ人を動かすなどということが出きるはずがないのです。病がちの人間に、過酷なビジネス競争を勝ち抜くことなど出きるはずが無いからです。

 私の子ども達は、幸い誰一人として喫煙しません。リスク管理ということが盛んに叫ばれる昨今ですが、まずしなければならないリスク管理は、タバコの煙を吸わない、他人に吸わせない、ということなのです。無数と言って良いほどの病へのリスクを軽減することができます。すなわち無駄な医療費を削減できるのです。

 まずは足元から見つめ直さないと健康保健制度は破綻を待つばかりです。

2011年9月27日(火曜日:曇り時々雨)


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秋が深まっています。富士山の頂には再び白い帽子が被っています。二階の窓から赤とんぼが数匹、飛んでいるのが見えました。

 上の写真は、先日の台風の翌日の朝の様子です。川は増水し、彼岸花が濁流を被ったのか萎れています。今年は9月に入ってからも気温の高い日が続いた影響で彼岸花が例年より長く楽しめるようです。

さてさて、2010年の国勢調査が発表され衝撃を与えています。以下の記事は、大変参考になります。日本の住宅政策の根本的な変更が迫られています。エネルギー政策しかり産業構造しかり、戦後の日本を支えてきた基本構造の根本的な変革が迫られています。


2011年9月28日(水曜日:晴れ)


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実に爽やかな秋晴れの一日でした。湿度が 30% 程度と低かったため、30 度近くに気温が上がっても日陰に入れば心地のよい一日でした。

 今日調べてみたら昨年の8月に比較して 25%強の電力消費量削減率を達成していました。そして昨年はできなかった 8 月の自給率 100% を達成したのです。太陽光発電システムは、確かにお天気任せですから不安定なのですが、長期で見ればそれほどの差はありません。システムがフルに活動した、ここ二年間は、年間の発電量は 11,000キロワット前後の発電量で推移しています。

 友人が指摘していましたが、原発反対、と叫ぶ人に限って、燃費の悪い、まるでガソリンをばらまきながら走るような車に乗っていたり、こまめに電気を消して歩くことなどをバカにしがちなのです。まずは自分でできることからきちんと実行していかないと、大言壮語しても、何の役にも立ちません。

さてさて、またまた国会では、「政治と金」の問題が取引材料になっています。これに関しては、以下の記事を読まれるのが一番です。野党のみなさんも、少しは胸に手を当てて考え直す必要があるはずです。政治がしっかりしないから、役人の思うつぼなのです。

 そして現実には何が進行しているか、というと、以下のとおりです。

 役人ばかりが高笑いしている、というのが現状です。そんな現状を何とかして欲しい、として政権交代に託したはずなのに、結局は元の木阿弥。国民の政治への期待を裏切った民主党の責任は、万死に値するものです。

 あとは、みんなの党に期待するしかないのでしょうか。


2011年9月29日(木曜日:晴れ)


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今日は暑い一日でした。ロータリークラブの例会では、沼津署長さんが卓話をしてくれました。静岡県ではここ8年間、毎年犯罪件数は減少しているとのこと。数字上は減少して、より安全な地域社会になっているのだが、市民にアンケートを取ると、むしろ治安を心配する人が増えている、というお話でした。

 確かにマスコミの報道を目の当たりにすると、どこもかしこも凶悪犯罪が起きているような気がするから不思議です。それと自転車盗難のような身近な犯罪はむしろ増加していることも、そうした不安感を増幅させているのではないか、というご指摘でした。確かに、その通りだなぁ、と感じました。


2011年9月30日(金曜日:曇り)


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今日も結局は 25度を超える天候で暑いほどでした。しかし明日からは寒気団が南下するようです。

さてさて、いよいよアマゾンが新しいキンドルを発売しました。現在私が毎晩寝る前に読みふけっているのは、キンドル 3 。日本語が初めて扱えるようになった仕様です。電子インクを用いた白黒版です。

 青空文庫から取ってきた版権の切れた日本の古典を読んでいます。今読んでいるのは、有島武雄の「ある女」。以前大学時代でしたか、一度読んだことがあります。女性のことなど、全く何も分からない頃読んだので、女の人ってみんなこんなに気が強いのか、恐ろしい、と肝に命じた記憶があります。

 その後の経験でも、女性はやはり恐ろしいようですので、第一印象はやはり大切です。

(●^o^●)

 それでも歳を取ってから読み直すと、やはり印象が違ってきます。最後まで読んでみた時に、どんな感想を持つか、今から楽しみです。

新しいキンドルについての以下の記事は大変興味深いものがあります。日本でも発売になれば、ぜひとも購入したいものです。

 ソニーが新しい端末「リーダー」を発売しましたが、日本のメーカーは端末だけを懸命に開発しているのですが、素材が追いついてきません。つまりは、端末を購入しても何を読んだり見たりしたら良いのか途方にくれていまう、という結果になっています。

 アマゾンは、さすがにそんなトンマな事はしません。溢れるほどの素材を揃えてからの端末の発売です。日本のメーカーは、どこか発想の順番が狂っているとしか思えません。何か日本のメーカーは後手後手に回っていると感じるのは私だけでしょうか。