2014年月 08 月 29 日 (金曜日:)ヒルトン・ワイコロア・ビレッジ



■空港からホテルまで送迎してくれたのは白人女性ドライバーでした。ハワイ島の気候・風土に魅せられて移住したようです。多いのですね、そういう人が。

 ところが彼女の話によると、毎年移住してくる人の 80% は一年以内に、本土に戻るそうです。物価の高さが災いしているとのこと。確かに物価は日本では考えられないほど高いです。ホノルルが最たるものですが、チップの 15% も含めると、日本では 500 円のラーメンが 1,500 円といったところでしょうか。

 これにはもちろん異論もあって、後にマウイ島で出会った旅行会社の案内担当者によれば、ハワイの物価はそれほど高いわけではない。高い店があるだけだ、というのです。地元の人は、例えば ABC ストアーなどは行かない。あそこは高い。他の店でまとめ買いをすれば、決して巷間言われるほどは物価が高いわけではない、と言うのです。とは言っても、私達がその後の旅行で感じたのは、接した範囲内では物価は日本の三倍程度、という感覚でした。

 またチップというのが曲者です。担当者のサービスに感謝する意味で支払うのだ、と言えば聞こえは良いのですが、換言すれば、雇い主は従業員に最低の賃金しか払わずに、足りない生活費をチップで補填させている、ということです。たぶん、そうなのでしょう。ですから彼の国の雇い主は儲けが日本よりずっと多いはずです。

 日本的な常識から言えば、極めておかしな仕組みです。以前言われていたのは、不法移民してきた中国人は、強制送還されるのが怖いので一時間一ドルで必死に働く、というのです。安い労働力で安価な製品を世界中に販売している中国の価格を、チャイナ・プライスと言って非難の的になりましたが、はたしてアメリカも他人の事をとやかく言えるのでしょうか。




 ハワイ島のホテルに到着。昨年も利用したヒルトン・ワイコロア・ビレッジです。

 Takuのお気に入りのはず、路面電車と遊覧船に乗って施設の中を見て回りました。プールにも入って、実に爽やかでした。






 ホテルの敷地は広大です。端から端までは歩くと大変です。今回は、その一方の端に宿泊することになりましたので、反対側のプールまで行くのは交通機関頼みとなります。

 昨年は、ちょうど真ん中あたりの部屋でしたので、今回よりは移動が楽でした。

 それでも海側の道をのんびりと歩くのも悪くありません。潮風を浴びながら、三人で歩きました。

 イルカのショーもあって、ちょうど訓練をしているところでした。






 敷地内には路面電車と遊覧船があります。どちらも楽しいのですが、電車は冷房が効きすぎて寒いほどでした。船のほうが潮風を浴びて爽快でした。







 さて夕食の時間になりました。日が暮れて美しい夕焼けを見ることが出来ました。

 夕食はチケットがツアーに付属していました。イタリアン・レストランです。

 ただしチーズがダメなSunにとっては、選択肢が限られます。私はラザーニャにしました。