(岐路のアメリカ)偏る富と雇用

土曜日:晴れ
処暑

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■今朝は鶴ちゃんとのウォーキングデイ。桃沢神社までの8千歩程の道のりです。

 広島では大きな災害をもたらした雨が、未だに心配されています。台風一過のようには行かないようです。日本は天災列島だと、痛感するばかりです。

■さて以下の記事は、彼の国の驚くべき現状を知らせています。2008年のリーマン・ショックにより、それまで隠されていた影の部分が顕になりました。金が金を呼ぶ金融資本主義の暗の部分が露見したのです。

 金は回らなければ意味がありませんから、投資という仕組みは不可欠なものなのでしょう。これまで商業銀行が担ってきた役割です。ところが投資銀行と呼ばれる存在が血道を上げてきたのは、金融工学を駆使して、実態が曖昧なものに投資することで、金が金を生む世界を創りだしたことです。

 サブプライムローンが、その典型です。

 2008 年の金融危機以後、米国が続けてきた空前の金融緩和を背景に、株価は過去最高水準で推移している。米連邦準備制度理事会(FRB)によると、米国の家計が持つ株式や不動産などの総資産は、金融危機後に 4 割以上増え、今年 3 月末で過去最高の 81 兆ドル(約 8,340 兆円)を超えた。ざっと米国の国内総生産( GDP )の 5 倍だ。

 その富は、ごく一部によどむ。カリフォルニア大バークリー校の調査によると、12 年までの 3 年間で増えた所得の 95 %は上位 1 %の富裕層に流れ込んだ。


 こんな社会が、長続きするはずがありません。常識で考えれば結論がそうなるのは、決して突飛でもなんでもないと、私は思うのですが。


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