作り手

(水曜日:晴れ)

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■今朝は久しぶりに走りました。19日(日曜日)に地獄の特訓で、23キロを走って以来です。休んでいたお陰か、今日はしっかりと走れた気がします。いつものコースを 8.29 Kmを53 分で走り切りました。走った後は、いつもながら気分は最高です。

■「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる [Kindle版]クリス・ アンダーソン (著), 関 美和 (翻訳)」を読んでいます。今は革命と呼ぶに相応しい激変の時代だ、というのです。その主役は、3Dプリンター。まだ私達にはピンと来ないのですが、いずれ全ての人が、「maker 」つまりは、作り手になる、というのです。

 例えが分かりやすいですね。その昔印刷する、というのは専門家の仕事で、年賀状がその代表でした。ところがプロ並みの印刷を可能にするプリンターをアップルが開発。当初は高額なために誰もが使うことはできませんでしたが、あっという間に値段は下がり、いまや年賀状を印刷所に頼むのは、よほど特別な場合のみ。

 スライド然りです。昔はスライドを作るのは大変でした。学会前は、よく徹夜で準備してカメラ屋さんへ飛んでいったものです。いまやスライドという言葉は絶滅危惧種どころか、まさに絶滅しました。パソコンで自作できるからです。パワーポイントが標準となり、いまや中学生でも見事なプレゼンをする時代です。

 そして最後の聖域、製造業が変わろうとしている、というわけです。標準化した無料の 3D ソフトと 3D プリンター、そしてネットの力で誰もが夢を形にできる時代が来つつある、というのです。誰もが作り手になれる時代の到来なのです。それはまさに革命に相応しい激変なのです。

 従って我々は子ども達にデザインを教育しなければならない、と著者は主張します。パソコンでデザインできれば、そのまま製品が生まれる時代です。デザインこそが、全ての源泉になる、ということです。

 刺激に満ちた本です。 



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