生活のリズム

(水曜日:曇)

画像の説明

■月曜日が休日ですと、一週間がとても早く感じます。普通なら二日間働いても、まだ水曜日ですが、昨日一日しか働いていないのに、もう水曜日です。知り合いの先生が、都合で水曜日をしばらくの間休診にしたところ、一週間がテンポよく過ごせるようになった、と言っていました。つまりは二日働いて休み、二日と半日働いて日曜日、という具合です。

 東日本大震災までは、私も火曜日が手術日でしたので、火曜日の午前中に手術をして水曜日に術後の患者さんを診察して、木曜日にロータリークラブの例会に出席して、というリズムが、20年以上続きました。震災で停電に陥り、電源のこと、機械の買い替えのこともあり、思い切って手術を止めました。

 とたんに一週間のリズムが狂いました。最初はとてもおかしな感じでしたが、今ではすっかり慣れました。手術ができなくなったことに寂しさと、そのストレスから解放された安堵感と合い半ばです。

■さて以下の記事は重要です。中国大使を務めた丹羽宇一郎さんへのインタビューです。一部を引用すると、

■日本は今、少子高齢化に伴う人口減少で苦しんでいます。これを前提としたときに中堅・中小企業はどのように考えて対応していくべきでしょうか。

丹羽:それは非常に重要な問題です。ご存じのように、日本企業の99.7%は中小企業です。それが全従業員数の7割を占めている。つまり、日本経済の基盤を形成しているのは中小企業です。

 ですから、中小企業の復活なくして日本経済の復活はあり得ません。にもかかわらず、今、その中小企業が追い込まれていて、後継者不足にも悩まされている。これは日本の強さの源泉を失うことになり、大変懸念すべき問題だと思います


 今の経済政策は、真逆と言っても良いほど大企業優遇策の連打です。それでみんなが豊かになれれば、もちろん何の問題も無いわけですが、そうでないから困るのです。

 高度成長期のように、みんなが坂の上の雲を観て走っていた時代は問題にならなかったのでしょうが、これからはアメリカのように、1 % の人々のために政治をして、99 % が没落するのを座視するか、その逆の政治を行うか。日本もしっかりと選択をしなければならない時代になった、ということなのでしょう。



コメント


認証コード9014

コメントは管理者の承認後に表示されます。