師走:寒気団の接近

(月曜日:雨)

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■いよいよ今日から師走。最後の一ヶ月となります。昨日は穏やかで暖かな一日でしたが、西からは寒気団が接近中です。夜からは急激に気温が下がるようです。

 昨夜は嬉しい事に、Nonちゃんから電話がありました。患者さんのことで質問されたのですが、残念ながら完璧な回答を与えることはできませんでした。昨日は当直で眠れなかったようで、あくびをしていました。体を壊さないことを祈るばかりです。

■今年は、色々なことがありました。ランニング・ショップ主催の10名ほどでコースに沿って歩道を走る一月の東京マラソン・ランでは、40キロコースの半ば過ぎから膝の痛みのために、足を引きずるように歩いていた、という方が正しいような状態でした。とたんに寒さが襲ってきました。本当に参りました。吹き抜けるビル風は、本当に体を刺すような、痛みを覚えるほどの厳しさでした。低体温症に陥ったほどです。

 あれが今年の一月とは思えないほど、遠い昔のような気がします。

 昨日ご一緒した瀬戸さんは、フルマラソンを四回も完走したそうです。最近ではつくばマラソンを走られたとのこと。以前走ろう会で一緒に走った方から、つくばマラソンはフラットなコースから人気が高く、出場者も多い、という話を聞いていました。一番速かった時で四時間を切った、ということですから、私とは比較にならないほどの超素人ランナーです。

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 四時間というと、キロ 5 分 30 秒ペースで駆け抜けなければなりません。これは大変です。若い時に鍛えた体だけでは完走は無理です。トレーニングを積んでこられたのでしょう。

 走るようになってからパットが安定した、とは瀬戸さんの言です。体がぶれなくなった、ということですが、さすがはシングルの腕前です。話す内容が私とはレベルが違います。まぁ、人と比較しても意味がありません。自分が前を向いて歩いて行くことが何より大切なことですから。

■さて今朝の東京新聞 7 面には、「急増する糖尿病と格差社会」と題して記事が掲載されています。記事にある通り昔は、糖尿病は贅沢病だ、という認識が一般的でした。美味しいものばかりを食べている金持ちの病気だ、というわけです。

 ところが、現実はむしろ真逆と言っても良いほどに変化しているのです。金持ちほど健康にお金をかけていて、食生活に配慮しスリムな体型を保持しているが、低所得者は安価で高カロリーのファーストフードに偏り肥満に陥る、という実態です。そして肥満から糖尿病への道を辿っているのです。

 これはアメリカでよく言われていたことですが、日本でもそうなりつつあるようです。自分の体型をコントロールできないような人はリーダーにはなれない、という、いわば暗黙の了解のようなものがアメリカではあり、周囲の人々もそのようにリーダーを見るわけです。

 ニューヨーカーの合言葉は、「スリムでリッチでビューティフル」だという記事を以前、だいぶ前ですが読んだ記憶があります。今朝の記事の中での専門家の以下の指摘は、本当に大切だと感じました。

 和食のだしをおいしいと思うか、こってりした脂をおいしいと思うか、味覚の嗜好は幼いころに決まる。

 大人になって変えるのは難しい。離乳食後の家庭の食育は本当に大事。


 糖尿病は亡国病なのです。



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