追い風、向かい風

(火曜日:晴れ、強風)

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■今朝は走りました。今月に入って最初のランニングです。先月は結局目標の 100 キロに届きませんでした。85 キロで終わってしまいました。今月は、何としても最後の月ですから、目標を達成したいものです。

 今朝は5時に起きて走りだしたのですが、最初の一キロがやけにスムーズに走ることができて驚きました。どうしたのだろう。実力がついたのだろうか。と思っていたら、復路で原因が分かりました。要は往路は追い風、復路は向かい風だったということに過ぎなかったのです。

 最初の3キロほどは体が半分寝たような状態ですので、追い風で背中を押してもらえると本当に助かります。そして体が暖まってくると自力で脚もスムーズに前に出るようになってくるものです。

■さて、今朝の新聞には菅原文太さんの旅立ちの記事が掲載されていました。菅原さんというと、NHKのテレビドラマ「ハゲタカ」で演じた役が忘れられません。確か青空電気の会長役でした。あれはパナソニックがモデルでしょうか。戦後の日本企業を代表して家電メーカーの創業者を演じたのです。その存在感は圧倒的でした。

 そんじょそこらの役者には、とうてい演じられない存在感でした。自己の利益や株主の利益だけを考えるのがグローバル・スタンダードだという今の風潮を批判的に演じていました。そろそろ我々は、アメリカ的なものが唯一の正しい基準だ、という誤解から目覚めるべきです。

 アメリカは特別な国家なのです。人工的な国家という意味で。他のどの国家も真似できない国家なのです。岡田斗司夫さんが語られていたように、「敬して遠ざける」のが、正しい態度というべきです。

■さて以下の記事は大変興味深いものです。電気自動車は、掛け声ばかりで、なかなか普及する様子がありませんが、環境問題を考慮すれば、いずれはガソリン車は過去の車になることは間違いありません。将来の標準が電気自動車なのか燃料電池自動車なのかは、博打のようなものですが、この記事を読むと、なるほどこんな手があったのか、と眼から鱗が落ちる思いです。

 確かに街灯はどこにでもありますし、設置費用も一基あたり 4 万円程度であれば、水素ステーションと比較すると天地の差があります。コロンブスの卵と言ってしまえば、それまでですが、こうしたアイデアを実行してしまうドイツには感服です。

 いまだに原発を再稼働させよう、などと考えている我が国と比較すると、本当に情けなくなります。安倍政権になって感じるのは、あまりにも私利私欲が横行しすぎている、という点です。マスコミ然り、政治家然りです。今まででしたら、それと分からずになされていたことが、公然とまかり通っていることに驚きを通り越して、日本人はこの程度だったのかと情けなくなります。

 しかも、安倍総理の前回の総選挙でのキャッチフレーズが、「日本を、取り戻す。」だったとは、本当に悪い冗談としか思えません。日本人の多くが洗脳されているとすれば、テレビ局や大手マスコミの力は偉大です。高齢者の多くが、「もう楽しみはテレビしか無いので」と言われますが、そんな言葉を聞くと、本当に日本の未来は暗い、と暗澹たる思いに沈むのです。



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