天皇誕生日

(火曜日:晴れ)

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■穏やかな天候の一日です。天皇陛下は81歳を迎えられました。お元気そうな様子が新聞で報道されていましたが、何より嬉しいことです。そんな写真を見ながら思い出すのは、父のことです。

 父は今年、90歳で亡くなりましたが、人として父も立派に生きたと思います。大正12年生まれですから、日本自体も貧しかったし、誰も彼もが大学へ行く、という時代ではもちろんありませんでした。色々な挫折を経験しながら三人の子ども達を母とともに育て上げたということだけで、十分素晴らしい人生だったのではないでしょうか。

 退職後は、長い余生が待っていました。戸惑ったことも多かったと思いますし、母との二人きりにの生活に違和感を覚えたことも多々あったはずです。それでも子ども達には迷惑をかけないように、と最大限の配慮をしてくれて旅立ちました。とても立派な生き方だったと思います。

 とにかく父は忍耐強かった。東京新聞の記事に、「男らしさって何?」という記事がありました。いま切り取ってスキャンして保存していたのですが、もちろん男らしさの定義は様々でしょう。強さや包容力や、その他様々な見解があると思いますが、私は、忍耐強さではないか、と思うようになりました。

 人生は思うようになりません。仕事しかり、対人関係しかり、思うようにならないことばかりです。何より自分自身が自分の思うようになりません。でも自分と付き合って忍耐強く自分と他者を融和させていく。もちろん言うは易く行うは難いことです。それだからこそ、どんな状況でも諦めることなく投げ出すことなく、自分と向き合い状況を改善していく。

 それこそが、男らしさ、いや人間らしさ、なのかもしれません。男であろうと女であろうと、生きている限りは、そうして毎日を送るしかないのですから。

■昼前に思い切って走りに出かけました。とは言っても、熱発で苦しんだ昨日の今日ですから、無理は絶対に禁物です。風も無く暖かい日差しが降り注ぐ天候ですので、長い距離を走るのでなければ、体慣らしには絶好のコンディションです。

 のんびりとキロ7分から7分半で3キロを走りました。これでも今月は目標の100キロには、まだ24キロほど足りません。体調さえ回復すれば無理な距離では、もちろんないのですが、無理はとにかく厳禁です。

 チンタラコンタラという感じでしたが、兎にも角にも走れたことの喜びの方が、ずっと大きい3キロでした。健康は有難いものです。元気でありさえすれば、大抵の事は何とかなるものです。諦める必要はありません。

 そんなことを感じた天皇誕生日でした。



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