ランニングの再開

(水曜日:曇)

画像の説明

■久しぶりに朝のランニングをしました。日常の再開です。12月14日にフルマラソンを走ってから、一週間は疲れのために走ろうという気がしませんでした。そして20日のクリスマス例会。寒気がして体がダルくておかしいなとは思っていたのですが、それからが大変でした。

 気管支炎から肺炎になる一歩手前でした。寒風吹きすさぶ中を5時間半も走り続け、しかもその間鼻呼吸を心掛けてはいるものの、どうしても口で呼吸をするようになってしまいます。気管支がカラカラになってしまいます。これがいけませんでした。

 しかも寝ている時に背中の筋肉が、まるで以前テニス中にフクラハギの筋肉で肉離れを起こしたように、バチッという違和感を覚えました。バランスボールで無理してストレッチをしたのが逆効果でした。それからは仰向けになって寝ることが至難の業になりました。これは辛いことです。

 ということで、文字通り18日ぶりのランニングでした。無理をせずに5キロを走りました。5.16 km を 6.35 min/km で走りました。

■さてアマゾンのサイトを見ると、昨年の電子書籍ベストセラーランキングが掲載されています。一位は「進撃の巨人」。そして第二位が、何と「嫌われる勇気」と発表されています。これは驚きです。アドラー心理学を分かり易く、若者と哲人の対話という形式で書かれたのが読者の支持を得たのかもしれません。ビジネスの世界でも評判を呼んだのでしょう。日経ビジネスオンラインなどでも、著者の岸見一郎さんのコラムが新しく連載されたりしました。

 「人間の持つ全ての悩みは、対人関係の悩みである」というアドラー心理学の指摘は、文字通り対人関係で悩む人々の心を捉えたに違いありません。私は最低5回は読みました。読む度に新たな発見があります。

 ありのままの自分を受け入れ課題の分離をしっかりする。その上で他者を無条件で信頼する。それによって他者を仲間と思えることで、自然と他者に貢献することができる。すると自分が他者の役に立っている、という実感を持つことができ自分の価値を実感できる。勇気を持てる。共同体感覚を持つことができる、というわけです。

■今日は昼休みに医師会事務所にでかけました。医師会が担っている特定健診のための情報整理ソフトの更新時期が近づいているのです。現在のソフトは東京の業者が作成したもの。今回は地元の業者にお願いする予定でお話を伺いました。

 定型的な組み合わせであるマイクロソフト社のSQLサーバーを利用してデータベースを構築するようです。クラウドを利用してSaaS として開発できないでしょうか、と尋ねてみましたが、色好い返事はもらませんでした。SaaS は Wikipediaによれば、

 従来のソフトウェア販売の中心は、ソフトウェアをパッケージ製品としてユーザーにライセンス販売する形態であり、ユーザーは自分の持つコンピュータでそのソフトウェアを稼働させ、利用する形態であった。 一方、SaaSでは、ソフトウェアを提供者(プロバイダ)側のコンピュータで稼働させ、ユーザーはそのソフトウェア機能をインターネットなどのネットワーク経由でサービスとして使用し、サービス料を支払う形態(ビジネスモデル)が主流となっている。

 SaaSの利点として、ユーザー側としては、使用した期間・量だけのサービス料で済む、ユーザー側のコンピュータ導入・構築・管理などが不要(または最小限)になる、このため短期間での利用開始や、ユーザー数や処理量の急な増減にも対応しやすい、常に最新のソフトウェア機能を使用できる、などがある。 またプロバイダ側としては、新規ユーザーの獲得が容易、ソフトウェアのみの販売よりも売上の向上・平準化になる、コンピュータ運用はスケールメリットと自社要員が生かせる、各ユーザー固有の導入や保守のサポートが軽減できる、などがある。

 デメリットには、プロバイダ側や通信回線、ネットワークの障害時には使用できない、セキュリティ上の懸念、ユーザー固有の仕様変更や運用変更は困難、長期利用の場合に割高となる可能性、などがある。 また、クラウドコンピューティング上のSaaSの場合は、クラウドが示す「向こう側」がどこなのかが不明確なため、海外のIDCで運用されていた場合やデータの損失などが発生した場合、国内法が適用されないというリスクもある。


 SaaS と言えば、Salesforce.com を思い出します。日本郵政株式会社が新たにシステムを構築する際に、国内の業者を抑えてSalesforce.com社を採用したことに驚きを覚えました。当時まだまだSalesforce.com社は日本では無名でした。今では大企業に成長しました。

 今回の業者にお話を聞いて思ったのは、まだまだ日本の状況は一歩も二歩も遅れているな、という印象です。2015年にはマイクロソフト社ですら、パッケージソフトの売上よりもクラウド部門での収益が上回る、と言われています。日本もグズグズしていると黒船に席捲されかねないのです。私は、それを危惧しています。



コメント


認証コード1975

コメントは管理者の承認後に表示されます。