2015.01.12
カテゴリ：残日録
休日当番日：成人の日
（月曜日：晴れ）
■今日は休日当番日。朝の８時から夕方の５時まで休みなしです。午前8時17分さっそく自衛隊の隊員の方が昨日の演習中に樹の枝で目を突いて傷つけてしまい、痛みのあまり昨夜は眠れなかった、として朝一番で来られました。ご苦労さまです。
我々一般庶民からはいささか縁遠かった自衛隊の皆さんの存在価値の大きさを、東日本大震災での自衛隊の皆さんのご活躍で知ることが出来ました。長渕剛さんの応援コンサートの様子などを見ると、私などでも感激してしまいます。
集団的自衛権の問題が遡上に登っていますが、隊員の皆さんがこれまでどおり世界の平和活動に従事することで世界の尊敬を得続けてほしいものです。某国の平和のためと称する戦いに参加して、他国の人命を奪う事のないように、そして隊員の皆さんの命が奪われるようなことが、これかも決して無い事を祈らずにはいられません。
その辺りが、きちんと議論されていないのが、とても心配です。安部総理の説明は、稚拙という言葉がピッタリなのが本当に残念です。安部総理になってから、国会での議論が、とても幼稚なことには驚くばかりです。国会議員の皆さんは、いったいどうしてしまったのでしょうか。日本人自体が劣化しているのでしょうか。
この国の未来を憂うるばかりです。
■さて仕事の合間に読んでいたのは、「20世紀特派員 第四巻 第二章 素敵な商売」です。夢の都ハリウッドを扱ったこの章では、20世紀初頭まだいかがわしい存在だった映画の世界に飛び込んでいった、ヨーロッパからのユダヤ人移民たちが、いかに理想のアメリカ人たろうとして悪戦苦闘したかが取り扱われています。
ハリウッドを中心に繰り広げられた映画の世界の興亡ドラマは、読んでいて飽きることがありません。移民の国アメリカならではの物語に違いありません。
この20世紀特派員シリーズは産経新聞に連載されたようですが、私は連載時には読んではいません。文庫本として出版されてから読みました。特派員の皆さんが、それぞれの得意分野を執筆した内容は、どれも大変興味ふかい内容の上、読み易いので助かります。
ぜひ一読されることをお勧めします。