腕の振りと腰の移動

(水曜日:晴れ)

画像の説明

■今朝は走りました。当初スピードが上がらずに、どうしてだろう、とイラツキましたが、3キロ過ぎからコツが少し分かりました。腕の振りと腰の回転が同期するとスムーズに脚が前に出るのです。うまくいくと、何だか腕の振りだけで体が前に進むような気がするから不思議です。

 以前、味の素スタジアムでの大会でハーフを走った時のことでした。大会役員の方が走っているランナーたちに、腕を振って腰へ伝えるんだ、と大声で叫んでいたのを思い出しました。あの時は何を言っているのか理解できませんでしたが、なるほどこういうことだったのですね。金哲彦コーチのレッスンにもありました。少し実感できたようです。

■さてアメリカで開催されている家電ショーで、さらなる高解像度のテレビが話題になっています。例えば、

 もう何年前でしょうか。確か北京オリンピックを見るために、ちょうど壊れかかったテレビを憧れの薄型液晶テレビに買い替えました。日立のWooシリーズでした。今では日立はテレビの生産から撤退してしまいました。

 テレビは確かに娯楽の王者に違いありません。ソニーの社長をされていた出井伸之さんが、インターネットの台頭でテレビが王者の座を明け渡すのではないか、という質問に対して、みんながみんなネットで時間を過ごすわけではない、ネットはテレビに比較すると主体的だから、という趣旨の発言をされていました。

 つまりは、ボォーと何も考えずに時間を過ごすにはテレビは最高の友なのです。当時ソニーはトリニトロンのブラウン管テレビで大きな収益を上げていました。そしてやがてやって来た液晶の時代に乗り遅れて大変な状況になったのは、ご存知のとおりです。あの頃からソニーには良いことがありません。今やソニーは風前の灯火です。

 一番稼いでいるのはソニー銀行などの金融業ではないか、と思われるほどです。家電もダメ、スマホもダメ。プレステだけでしょうか。ソニーの未来を託された平井社長の双肩にはソニーの未来が掛かっているのです。

 それにしてもテレビは観ている人を白痴化するのは間違いありません。自分の頭で考えずに時間を過ごすにはテレビが最高です。

 最近は新聞をゆっくりと読むことが減りました。必要な情報の殆どは、ネットで手に入るからです。ところが元日に体調を崩して一日寝込んだ時に、それこそ隅から隅まで東京新聞を読みました。新聞を見直しました。じっくりと読むに値する内容の記事が、たくさん掲載されていました。

 東京新聞の編集方針については好き嫌いがあるでしょう。私は筋が通っていて、常識というものを、しっかりと主張している、と評価しています。日本の新聞やマスコミは、欧米の視点からしか物事を論じませんから、とても偏っていることをネットで情報が得られるようになって、はっきりと分かるようになりました。

 例えば現在進行中のパリでの、表現の自由を求めての反テロデモなどが、それに当たるのではないでしょうか。テロが憎むべき行為であることは論を待ちません。しかし、大切なのはその背景であり、お互いの違いを認め合うことの大切さがあるわけです。反捕鯨運動に見られるように、欧米の一部の人々は、自分たちの常識が世界の常識だ、と早合点していることがあります。他者への想像力が、ともすると欠けることがあるのです。しかも彼らはとても暴力的です。

 フランスがリビアに対して行った爆撃で、いったいどれだけの人々が犠牲になったのか。そうした報道は、まずなされません。民主主義を守るため、と称して爆撃されたリビアの人々が、いま平和で安寧に暮らしている、という現実は無いのです。そうした視点を無しに、言論の自由や反テロばかりを声高に叫ぶやり方は、片手落ちと言わざるを得ません。日本が、そんなやり方に相乗りする必要はないのです。

 
 

 


コメント


認証コード1219

コメントは管理者の承認後に表示されます。