アイヌと沖縄

(火曜日:晴れ)

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■今日は走りました。昨日、今日と3月から4月並みの暖かさが訪れて、今朝も走り出す時、いつもの三種の神器も必要ありませんでした。軍手と帽子とフリースです。Tシャツ一枚で十分でした。いつものコースを 5.14 Km ゆっくりと走りました。

 昨夜は地区の仲間と一杯やりました。結構みなさんランニングに取り組んでいるようで、話を聞いていて大変励みになりました。地区会のメンバーもすっかり様変わりしていまい、二世がかなりの割合を占めるようになりました。時の流れを感じます。私が参加し始めた頃は、ダントツに若かった自分が、いつのまにやら歳でいけば上から何番目、という事になっていました。

■さて今朝の東京新聞の朝刊には、沖縄での辺野古基地移設反対運動での逮捕者の問題を論じています。私も含めて本土の人間たちは、他人事のように感じていることが問題です。安倍政権になって以来マスコミも、すっかり骨を抜かれて頼りになりません。

 小沢一郎さんが政権を取って、マスコミの今までの既得権益を変更しようと本気で着手したことで逆鱗に触れたのでしょう。袋叩きとは、あのような状態のことを言うに違いありません。すっかり悪者にされてしまいました。国民はすっかり洗脳されたわけです。

 安部総理になってからは、まさにやりたい放題です。アメリカと一緒に何が何でも戦争に参加したい、というのが安倍さんの心からの願いのようです。それで国民が幸せになれるなら、大いに結構なことですが、イギリスですら辟易しているのに、日本がそんな役回りをこなせるのでしょうか。

■さて知里幸恵 銀のしずく記念館ですが、大変興味深く内容です。アイヌ神謡集をまとめると、なんと19歳3ヶ月で、知里幸恵はこの世を去っています。まさに夭折そのものです。厳しい自然の中で、自然とともに生きてきたアイヌの人々。知里むつみさんが、あなたに伝えたいこと、として以下の事を述べられています。

 アイヌの文化を尊敬する社会になってほしい。両民族が互いの良さと違いを認め合っていきたいですね。


 確か亡くなられた考古学者、佐原真さんの本で読んだと記憶していますが、一万年以上続いた縄文時代。そしてその後にやって来た弥生時代。弥生の民が縄文の人々を辺境に追いやったのですが、今でもその遺伝子を残しているのが、アイヌと沖縄の人々だ、という指摘です。

 自然とともに一万年の月日を過ごした人々の知恵を受け継いでいるのは、実は現代的に言えば両辺境に住む人々のなのです。その人々が蔑まれ追いやられている現実は、これからの日本の未来を、とても暗いものにしていると私は感じているのです。



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