花粉症

(土曜日:晴れ)

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■さて今日で如月(2月)も終わりです。先週から花粉症の患者さんが増えてきましたが、今日はそれこそ山のように来院されました。午後から静岡市で行われた静岡県眼科医会集談会での飯田会長のご挨拶にもありましたが、花粉症のために本当に忙しい今日このごろです。一日終わると疲れてしまいます。年寄りになったということでしょうか。

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 ある記事によれば、以下の試算も成り立ちそうです。

 日本の人口の5人に1人が花粉症と言われていますが、人口が1億2,000万人として約2,000万人が花粉症ということになります。国民の経済的負担も極めて大きい訳ですが、仮に、花粉症の方の半数が医者に通い、花粉症の時期の2ヶ月間に3,600円を病院に払うとします。

 3割負担として、総額1万2,000円の内、8,400円が健康保険からの出費で賄われることになります。単純な試算ですが、

 2,400万人÷2×8,400円=1,008億円

 すなわち、1年のうち、僅か2~3ヶ月で1,000億円を超える金額が健康保険から支払われることになります。


 大変な金額に違いありません。少し前に大流行したインフルエンザ関連で、どれほどの医療費が消費されたかは知りませんが、膨大な額に違いありません。

 しかし一番の金食い虫は、きっと生活習慣病に違いないと感じています。これはかなりの部分予防することができます。しかし人間は弱い存在です。自分の事を内省してみると、つくづくそう思わざるを得ません。我慢する、節制する、というのは本当に難行苦行なのです。

 植木等さんの歌の文句ではありませんが、「分かっちゃいるけど止められない」のです。そして、治療の基本中の基本、運動や食事制限などは、「分かっちゃいるけど続かない」のです。



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