リー・クワンユー氏の死去

(火曜日:晴れ)

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■今朝も走りました。沼津を舞台にしたテレビドラマが放映されるということで、昨夜は二人で画面の前に釘付けでした。観た感想といえば、何だこの程度か、という思いだけでした。沼津港や狩野川べりの様子がちらほら写っていましたが、何だか肩透かしでした。ということで、自分は10時過ぎには床につきました。お陰で今朝もスムーズに起きることが出来ました。

■さてシンガポールのリー・クワンユー元首相が昨日亡くなられました。建国の父であると同時に、今の繁栄を導いた偉大な指導者でもありました。英国留学中の優秀な成績は、まさに伝説になっています。しかし優れていたのは学校での成績だけではありませんでした。現実を冷徹に分析し、新しい国に何が必要なのかを的確に判断し、それを鉄の意志で実行した点が素晴らしいのです。

 息子に跡を継がせたのは、現実的選択としてやむを得ない部分もあるのでしょうが、あまり褒められたことではありません。長い目で見れば国の将来を誤らせることにつながります。やがて時間が解決するのでしょう。優秀な後継者は山のようにいるはずですから。

 兎にも角にも以下の記事は代表的な論評でしょう。

 記事の中にある、以下の記述は特に大切だと感じました。

 インドや中国をはじめとする植民地を略奪して豊かになった欧州列強とは違う。

「資源も何もない小国」という枕詞を日本の政治家は使いたがるが、それはシンガポールに対して失礼である。本当に何もなく、近代国家が発展しないといわれた赤道直下にあり、しかも中国系、インド系、マレー系という多様な人種を抱えながら、今やアジアナンバーワンの豊かさと安全な社会と清廉な政府を誇る。

 比較的従順で働き者な国民によって豊かになった日本とは次元が違う。


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