20170831(木曜日:晴れ)

支笏湖畔、樽前山の登山道です。今年の夏の楽しい思い出です。

■いよいよ今日で8月も終わりです。自分の誕生月でもあり、Sunと一緒に北海道に夏休みに出かけた8月でもありました。そうそう、Takuが彼女を連れてきたのも、今月でした。

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梅雨があっという間に終わったかと思いきや、本格的な夏の到来は肩透かし。雨ばかりの8月でしたが、その後は酷暑となりました。雨続きでプールの営業成績はどん底。やはり暑い時は暑くないといけません。

■「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言ったのは、かのビスマルクでしたでしょうか。経験は、とても大切ですが、個人の経験は限られています。

人間社会にとっての歴史とは、医学者にとっての疫学のようなものです。経験だけから判断するのは、いわば一人の患者さんだけを診て、有効かどうかを判断するようなものだからです。

安倍政権誕生以来、歴史に対する謙虚さが失われつつあるように思えてなりません。政治家が民族という言葉を持ち出す時は気をつけなければならないのは、まさに歴史の教えるところですが、歴史とて 100% 詳らかになっていることばかりでは、当然ありません。太平洋戦争での犠牲者の数は、プロ野球の試合に訪れた球場の入場者数とは違うのです。最後の一桁まで確定することは難しいはずです。

だからといって、犠牲者がいなかったことには、到底なりません。関東大震災の朝鮮人犠牲者の追悼文取りやめ問題は、その典型です。小池都知事の対応は、個人の考えもさることながら、その背後にいる勢力の意思が反映されているのでしょう。まさに歴史否定そのものです。その後に続くのは、歴史の繰り返しに他なりません。

民進党の代表選挙がおこなれますが、こうした流れを断ち切る人に代表になってもらいたいものです。大事な分水嶺に、いま私たちは位置しているのです。