2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2017年8月 Page 2 of 4

誕生日

■20170821(月曜日:曇)

支笏湖から流れ出たばかりの千歳川。家族が水際で石投げをして遊んでいました。

 

■今日は64回めの誕生日。若い頃は誕生日は嬉しいものでしたが、この歳になると何だか住宅ローンの支払額が増えていくような、そんな気がしてきます。いずれは破綻する、つまりは旅立つことは確定しています。

64歳というと思い出す場面があります。宮本輝さんの「青が散る」のこんな場面です。

 

 

「「……十七年前やねえ。えーと、私は四十七歳でしたね。夏子のお父さんが三十三歳で、夏子はまだ三歳だったよ」 

菓子作りを学びにフランスに渡った夏子の父と、パリのホテルの菓子部で知り合ったのだとペールは言った。」

ーーーー

「「ねえ、ペール。ほんとに自分のお店を出したら? 芦屋か御影のどこかに」

  ペールは自分の掌を夏子の頬にあてがって、

「夏子、私はもうお爺さんよ、足は痛いし、血圧も高い。心臓も弱くなった」  と言った。」

(『青が散る(上)』(宮本 輝 著)より)

 

 

そう、ベールはこの時64歳だったのです。私も、もうお爺さんなのです。

 

(●^o^●) (●^o^●)

 

さて、そうは言っても、今日も予定があります。昼休みには富士宮RCの例会で、ベトナム枯葉剤被害者支援の旅のお話をしなければなりません。そして夜にはNonちゃんが誕生日のディナーに招待してくれました。昨年の今頃はNonちゃんも名古屋で仕事をしてましたから、まさに隔世の感です。

 

今日を佳き日に。それを積み重ねることしか無いのです。

 

■仕事が終わってNonちゃん主催の誕生日ディナーに、Sunと一緒に出かけました。

私が予約しようとしたお店は、あいにく休店日。Nonちゃんが別のお店を予約してくれました。

 

 

三人で乾杯です。こんな日が来るとは、一年前には想像もできませんでした。Nonちゃん、綺麗ですね。韓流ドラマに出てきそうです。(●^o^●)

Nonちゃんが用意してくれた誕生ケーキです。素敵なデザインです。イタリア語で、お誕生日おめでとう!、と書かれてあるようです。

 

 

義務教育

20170820(日曜日:曇)

休暇村支笏湖です。緑が一杯です。もう何度訪れことでしょうか。

■今朝は走りました。日曜日ですし、暑さも峠を超えましたので、本当なら高野コーチの言うLSD、しかも最低2時間から3時間走をしなければいけないのです。でも、そこまで元気が出ません。ということで、今朝は一時間走で済ませました。

10.39km を走り、これで今月は総計 73.26km を積み重ねました。あと 27km 弱が残りました。今月は、当然のことながら暑い日が続きました。夜も熟睡しにくい日が続きました。それでも少しずつ積み重ねることができるようになったのは大いなる進歩です。

■昨日は静岡で県眼科医会の集談会。飯田会長が今の任期で退任されるとのこと。災害時の体制、マニュアルを構築されるなど、静岡県としての懸案事項を解決された手腕は見事でした。紳士ということばが本当にピッタリの先生ですが、自分はあまりお役に立てなかったのが、申し訳ない思いです。

■さて昨日は帰ってきてホッとしながら、テレビを何気なく観ていると、甲子園での激闘を放映していました。仙台育英と大阪桐蔭高等学校の試合は、まさに劇的としか言いようがありませんでした。私が観始めたのは、ちょうど九回裏二死ランナー一塁、二塁でショートゴロが打たれた場面。一塁手がキャッチして試合終了かと思いきや、脚が離れてセーフの判定。

 0-1 で迎えた9回裏、2死満塁。それまで無得点に封じられていた相手の先発右腕・柿木(2年)の投じた1ストライクからの真ん中低め直球を叩くと、打球はセンターを越えた。一気に2者が生還するタイムリー二塁打。センバツVチームからサヨナラ勝ちでベスト8進出を決めると、甲子園を地鳴りのようなどよめきが包んだ。

と、なりました。9回ツーアウト、ランナー無しの場面からの逆転劇。本当に最後の最後まで何があるか分かりません。こんな場面を観ると思い出すのは、やはり箕島高校の大逆転劇です。

箕島対星稜延長18回(みのしまたいせいりょうえんちょう18かい)は、1979年8月16日に阪神甲子園球場で行われた第61回全国高等学校野球選手権大会の3回戦における和歌山代表・和歌山県立箕島高等学校(以下、箕島高校、箕島)対石川代表・星稜高等学校(以下、星稜高校、星稜)の試合を指す。

延長18回、試合時間は3時間50分の熱戦で、劇的な試合展開故のテレビ中継における視聴率の高さや関連する書籍も多く、高校野球史上最高の試合とされる。

私が覚えているのは、延長16回裏の箕島高校の攻撃です。

簡単に二死。続く森川の打球は一塁ファウルグラウンドへ高く打ち上がり、試合終了かと思われたが、一塁手・加藤のスパイクがこの年から敷かれた人工芝の縁に引っかかり転倒したため捕れず。これにより命拾いした森川は、カウント2-1から左中間スタンドへ同点本塁打を放つ。実況を担当していたNHKの内藤勝人アナウンサーは「奇跡としか言いようがありません。」と、朝日放送の植草貞夫アナウンサーは「甲子園球場に奇跡は生きています!」との言葉を発した。

この場面は一生記憶に残るでしょう。その後、何度も放映されました。いまならユーチューブで、いつでも観ることができます。このビデオを観て一番心に残るのは、自らの落球のためにチームが勝利をのがした加藤一塁手の、その後です。つらい時期を過ごしたのでしょう。自殺した、というデマも流れました。両校の親善試合はその後も続いているようですが、ある年の親善試合で、最後のバッターが箕島の尾藤監督。一塁フライを打ち上げ加藤選手が取って、星稜高校OBチームの勝ち。尾藤監督が、

今日のヒーローは加藤だ、これから人生勝利者になれるから頑張れや!

と、励ましたのです。それから加藤選手は少年野球の監督を始めたそうです。尾藤監督という人間の素晴らしさを物語る逸話です。こうしたドラマが尽きないところに人々は惹きつけられるのでしょう。

 

スペイン

20170819(土曜日:雨)

奥に見えるのが支笏湖の赤い鉄橋、山線鉄橋です。そこから千歳川が流れ出ています。

■今朝は5時に目覚ましが鳴り、さてどうしよう、と思った途端、ザーという雨の音が聞こえました。慌てて窓閉めに起き出しました。窓を開け放して寝ていたからです。

テレビの天気予報では、佐渡ヶ島で大雨の恐れがあると報じていますし、岐阜県の中央自動車道では、土砂崩れのために車が巻き込まれ重軽傷者が出ているとのこと。たまたま通りかかった時に災害に巻き込まれた方は、本当に運が悪かったとしか言いようがありません。

■スペインではテロが起きています。

バルセロナで車暴走テロ、はねられて「宙に舞う」観光客

 

 

狂信

20170818(金曜日:曇)

ハリギリ(針桐、学名:Kalopanax septemlobus)は、ウコギ科の落葉高木で広葉樹。幹は直立し、高さ10-20m、大きいものは30mになる。別名、センノキ(栓の木)、ミヤコダラ、テングウチワ、ヤマギリなどがある。

■今朝は5時少し前に目が覚めました。気持ちよく目が覚めました。昨夜は決して入眠が円滑に行ったわけではないのですが、どういうわけか目覚めが良かったのです。昨日の朝も走りましたので今朝は休むつもりでいたのですが、目が覚めた時の状態が良ければ、無理をしない程度のペースで走れば良い、ということが分かってきましたので起き出しました。

とういことで、5.70km をキロ6分23秒で走り終えました。これで今月は、62.87km を積み上げました。

■今朝の東京新聞26面には、「語り残す わたしの8・15」と題する特集記事が掲載されています。

今日は俳優・仲代達矢さん。「強権になびく大人への不信」と題されてお話をされています。

仲代さんは、今年84歳。私とちょうど20歳違いです。1932年東京目黒区で生まれています。父親がバスの運転手で、4度も小学校を転校したそうです。徹底した軍事教育を受け、日本は神国だから絶対負けない、と教わり育ちました。

ところが敗戦を迎えると大人たちは掌を返したように、一気に親米派に様変わりしました。こう語っています。

僕は国のために死ぬんだ思ってきたのに「なんという大人たちだ」と。子ども心にニヒリズムというか、人間を信じられない思いが芽生えた。強い権力者が現れると、大衆は変わってしまう。強いものに引かれてしまう何かが人間にはあるのだと思う。

そういう時代状況を作り出してはいけない、ということです。大きな流れが一旦起こると個人の力では抗いきれなくなる。それが恐ろしいのです。

青空

20170817(木曜日:晴れ)

先週訪れた支笏湖です。

■今朝は走りました。昨日は朝起きだしたものの、いまいち体調が優れなかったので無理をせずに走るのは止めました。やはり大変な体の変調を起こしたわけですから、ここは大切に養生しないと、あとが大変です。今朝は 5.70km を走り、これで総計 57.16km を積み上げました。キロ6分35秒ですから悪くありません。ようやく体も元に戻りつつあるのでしょう。

■今日は8月に入って久しぶりの青空が拝めそうです。東京では40年ぶりという、8月に入って16日連続の雨が続いています。涼しいのは結構なのですが、やはり夏は暑くないと、色々支障がでます。農作物の生育も、その一つです。やはり青空は格別です。積丹半島の青空も格別でした。

■昨日のテレビでは仙台港に北海道産のサンマが水揚げされた、というニュースがありました。もう何年前になりますか、岩手県に学会で出かけたことがありました。とある有名な寿司チェーンに行きました。そこで始めてサンマの握りを食べました。これが文字通り、安くて旨いのに、本当に驚きました。

イワシの美味しいのは知っていましたが、サンマがこれほど美味しいとは、その時まで知りませんでした。

Sunと一緒に出かける地元のお寿司屋さんでは、まず注文するのが、イワシです。でもネタが有る日のほうが少ないようです。もう5年以上前でしょうか。地元にスシローが回転した頃、いまでは考えられないほど、イワシのネタが大きかったのです。本当にびっくりしました。シャリの倍ほどの大きさがありました。

今では、もうスシローに行くことはなくなりました。いまでも、いつでも大混雑のようですが。

 

 

冷夏

20170816(水曜日:曇)

夏休みにSunと二人で登った樽前山の頂上です。

■今朝は5時に起きたのですが、玄関を出ずに走るのを止めました。どうも体調が今ひとつすっきりしないからです。昨夜はこの夏始めて寝室の窓を全て閉めて休みました。それでも暑くて寝苦しい、ということはありませんでした。

東京では8月に入って、15日連続して雨が降り、ビアホールや屋外プールは閑散です。

東京都心では8月1日から14日間連続で降水(0.0ミリ以上)を観測。8月に14日以上連続で降水を観測したのは1977年以来、40年ぶりのことです。(1977年は8月6日から27日にかけて、22日連続で降水を観測しました。)

8月1日以降、日差しも少なく、日照時間が5時間を超えたのは、3日間しかありません。ギラギラした太陽は顔をほとんど出さず、お盆休みらしくない天気が続いています。

本当に異常気象です。やはり暑い時には暑くないと、色々支障が出るようです。東北地方の冷害も心配です。干天に凶作なし、とは雨はなくても良いから太陽が必要だ、という意味のようです。

 

敗戦の日

20170815(火曜日:曇)

先日宿泊した「みどりの風 リゾートきたゆざわ」と有珠国道の間を流れる川。このあたりは、白絹の床、というようです。

■今朝は11日に旅先で走って以来、4日ぶりのランニングでした。5.74km を走り、ようやく今月の総計が 50km を超えました、とパソコンが告げてくれています。

今日は病み上がりですから、とにかくゆっくりとしっかり走ることだけ心がけ、ペースはいつもよりキロ1分以上遅いペースでした。それでも完走できたときは、ホッとしました。これで、また元通りに走ることができるようになっと、という喜びです。

■さて今日は敗戦の日。政府主催の「全国戦没者追悼式」が行われます。310万人以上の同胞が亡くなっています。そして、それ以上のアジアの人々の犠牲があったのです。

我々は日本人というと玉砕とか特攻などという言葉が、すぐ頭に浮かびます。しかし昔の戦国武将は決して無謀な戦いはしなかった。戦いを始めても分が悪いと分かれば次の戦のために撤退することを厭わなかった、という内容を読んで驚いたことを覚えています。

私達が考えるほど、日本人は昔から無謀ではなかったようです。精神論ばかりが跋扈し、物量ではかなわないアメリカ軍に精神力で勝つことばかりを強調していた、あの戦いは歴史的に見れば、決して日本らしい戦いではなかったようです。

そうと知れば、少しはホッとします。しかし、その無謀な近代という桎梏から我々はきちんとサヨナラしているのか。それが、どうも怪しいから心配なのです。きちんと総括してから前に進まないと、また同じ轍を踏むのではないか、という危惧が沸き起こるのです。

病み上がり

20170814(月曜日:曇り)

■土曜日の発作から、ようやく通常の食事を取ることができるまでに回復しました。昨日の昼ごはんからおじやを始め消化の良いものを取り始めました。やはり口から食事を取れないと元気が出ません。

最初にSunが作ってくれたおじやの美味しかったこと。そして有り難かったこと。感謝、感謝です。

■さて今日から通常の仕事に戻りました。午前中はお盆中でもあり暇かと思いきや、お手洗いに立つことも出来ないほどの混雑。患者さんも待っていてくれたのでしょう。

自分自身も北海道での経験から、旅先での体調不良の際の心細さは身にしみました。診療に携わる人々の何気ない一言が、どれほど安心をもたらしてくれるかを痛感しました。

こうした経験は生かさなければなりません。

■回復期ですので様子を見ながらの試運転中といったところです。先ほど測っ体組計によれば、体重は56.75kg で体脂肪率は 11.80% まで低下しています。回復するには少し時間がかかりそうです。

 

旅の終わり

20170813(日曜日:曇)

■水曜日からの夏休み。北海道は積丹半島を旅しました。今まで何度も北海道には旅していたのですが、残念ながら積丹半島は盲点でした。

旅自体は、とても楽しかったのですが、最後に来て波乱が待っていました。12日の朝、例の疲れのためなのか、急性の胃腸炎に襲われたのです。

5時半から夕食を取り、10時には床に入りました。ところが12時に初めての嘔吐に襲われました。それから合計4回の嘔吐、下痢に襲われましたが、今回の発作は今までにない激しいものでした。

特に二回目の発作は、本当に参りました。嘔吐もひどかったのですが、下痢がひどく、お腹が爆発したのではないか、と思えるほど、一気に大量の明るい黄土色の便が吐き出されました。

次第に腹痛も酷くなり、朝の5時過ぎになり、どうにもならずにSunを起こしました。さてこれから悩まみました。病院を受診する必要が有ることは分かるのですが、何しろ旅先です。マラソン大会に出場しているおかげか、必ず保険証を持参していたのは大正解でした。日本の医療制度の素晴らしさであり有り難さです。

救急車を呼ぶかどうか、どこの病院を受診するのか、さんざん迷いましたが、結局Sunが選んでくれた札幌共立病院に行くことにしました。宿の支笏湖第一寶亭留 翠山亭からは一時間ほど。しかし車に揺られていくのは、かなり辛そうで、救急車のほうが良いのでは、とこれもかなり迷いました。

Sunの指示通り車のシートを倒して、安静位を保ち、車も揺れないように慎重に運転してくれました。おかげで一時間10分ほどの移動も、苦しいことはありませんでした。

診療受付時間は土曜日は、8時半から。公立病院はどこも土・日曜日は休診ですので、民間病院の土曜日の診療は、とても助かります。15分ほど前に到着し、受付開始まで待合室で待ちました。外は雨。

本来ならば、今日の午前中はレンタカー屋さんご推薦の美味しいラーメン屋さんに行く予定でしたが、とてもそれどころではありません。14時丘珠空港初のFDA便に、なんとしても乗らなければいけません。

やっと診療開始時刻になって院長の女澤慎一(めさわ  しんいち) 先生が診察してくれました。穏やかな優しい先生で助かりました。腹部の触診をして、大きな問題がない、ということを確認されたから、点滴をしましょう、と指示してもらいホッとしました。500cc の点滴を、と言われたのですが、これから飛行機で帰ることを考えると、しばらく経口摂取はできそうもありません。お願いして、1,000cc にしてもらいました。

時間的には13時までにレンタカー屋さんに到着できれば大丈夫なので、ぎりぎり間に合うだろう、という判断のもとです。

看護師長さんに点滴を入れてもらいましたが、全然痛くなく助かりました。それから2時間ほど外来のベッドでじっと横たわるのみの時間でした。

こうして点滴も無事に終了し、病院を後にしたのが、12時半ごろ。この病院にして本当に正解でした。お盆の最中ということもあるのでしょうが、外来もそれほど混雑していませんでした。これが幸運でした。大混雑の中では、診察から治療まで、どれだけ時間がかかるか分かりません。ひょっとすると、点滴が始まるのが昼過ぎになったかもしれません。それでも飛行機に間に合いません。

とにかく全てが幸運だったとしか言いようがありません。

■さて日曜日には新沼津カントリークラブの月例に出場するつもりで予約しておきました。6時に起きて欠場の連絡をしました。今日から経口摂取の開始です。まずはバランス飲料からです。一口づつ、少しずつ増やしていきます。そしてお昼ごはんはSunが作ってくれたお粥です。美味しかったです。普通に口から食事を取れることの有り難さを再確認しました。

一日を掛けてホームページの更新作業をしました。アイフォンで撮った写真のクラウドへの転送に時間がかかっていまいました。どうしたわけかアイフォンがWi-Fiとの接続ができなくなったのです。以前のWi-Fiスポットを再接続してみたり、色々しましたが、結局よく分かりませんでしたが、元通りに接続することができるようになりました。ただクラウドへの転送には、Sunのスマホでテザリングをしてもらいました。

こうして長かった療養の一日も終わりを告げようとしています。19時前には二人でニューウェルサンピア沼津へ行って、お風呂にゆっくり浸かり疲れを取りました。

明日からは、また通常の日常が戻ってきます。明日からはUターンのための大渋滞が予想されています。たぶん外来は閑散でしょう。

何にしても、またしてもギリギリセーフのギリギリ人生でした。死ぬまで、こんななのでしょう。でも今回の発作には、心底参りました。何とか発作を再発させないように、手立てを考えないといけません。月に一回は絶対安静の日と、そして絶食の日を設けようと思っています。役立つかどうか分かりませんが、何か工夫をしなけばいけません。子どもが掛かる自家中毒に似ている、とはSunの指摘です。少し調べてみましょう。

 

発作

20170812(土曜日:雨)

■昨日は朝のジョギングから樽前山登山、そして支笏湖周辺の散策と盛り沢山でした。宿とした支笏湖第一寶亭留 翠山亭は二人のお気に入りホテルです。落ち着いた雰囲気が、とても素敵なのです。今回はフロントの真横というか、一番近い部屋でした。こんなことは始めてです。夕食も盛りだくさんで堪能しました。

昨日はホテルに着いてから散策しました。何回も来ていたのですが、今回は野鳥の森へ行ってみようということで、初めて丘の上まで登りました。

こちらは、まだ紫陽花が元気なのです。

大きなカタツムリが葉の上に乗っていました。

鬱蒼たる森の中を歩きました。途中からは、いささか恐ろしくなって戻りました。

支笏湖から流れ出る千歳川は清流です。カヌーを楽しんでいました。

台湾からの団体客でした。楽しそうでした。ソフトクリームがお気に入りのようでした。

この時までは私も元気でした。美味しい料理とビール。文句のつけようがありません。檜風呂にも入りました。

■ここまでの旅は文句のつけようがありませんでした。神威岬の青空は何にも増してのご褒美でした。そして昨日の樽前山登山も望外の収穫でした。ところが、そうは行かぬキンちゃんなのです。13日に日付も変わろうかという頃、自体は急変しました。まず吐き気に襲われました。第一回目の発作は吐き気だけでした。ところがそれからは怒涛のように下痢と腹痛が襲ってきたのです。

こんな酷い発作は始めてでした。本当にびっくりすると同時に苦しさに耐えるだけで精一杯でした。部屋のお風呂にはトイレが付いています。洋式です。トイレに入って、そのまま風呂のタイルの床で寝るのが精一杯。冷たい床が楽だったのです。四度目の発作で、精根尽き果てました。Sunを呼びました。もう朝の5時を過ぎていました。

ホテルのフロントに確認しても、同様の症状を訴えているお客さんはいない、とのこと。どうやら私だけの問題のようです。いつもの発作の酷い版でしょうか。

これではどうにもなりません。Sunがさっそくネットで診察してくれる病院を探しました。幾つか候補があったのですが、救急案内のホームページでは、8時から受付開始、8時半診療開始となっていた札幌共立病院に決めました。さてどうして移動するかです。体を動かすのが、そもそも腹痛と嘔気で難しい状態です。

とにかくSunが運転して、なるべく静かに走行し、私も体位を工夫してシートを倒して負担をかけないように、雨の中一時間あまりの時間をじっと我慢しました。やっとたどり着いたのが、下の写真の病院でした。

救急案内と異なって8時半受付、9時診療開始でした。こうしたときの時間は長く感じるものです。

優しく診察してくださり大きな問題はないので点滴をしましょう、と指示されました。

とにかく、これで安心しました。あとは時間だけの問題です。2時間の間じっと待ちました。飛行機の出発時刻も気になりました。

■ようやく点滴も終わり、お礼を述べてから支払いを済ませ、車に乗り込みました。12時40分頃でした。レンタカー屋さんまでは20分ほどの所ですので、間に合うはずです。

お店について支払いを済ませ、送迎バスで札幌丘珠空港へ出発です。空港に付いてSunが手続きをしてくれました。私のアンドロイド・スマホでは、どういうわけか搭乗のためのQRコードがうまく取り出せずに、時間がかかりました。さらに持参したキャリーバッグの大きさが規格外だ、と就職したばかりのような担当者が、メジャーを片手に持ち込みはダメだ、と言うのです。持ち込み可能ということで購入したバックで、いままでそんなイチャモンを付けられたことはありません。

何度も測った挙句、規定よりも5センチ大きいのでダメだ、カウンターで再度相談して欲しい、とのこと。埒が明かないのでカウンターに持ち込んで、今回は満席ではないので持ち込んで結構です、という了解を取り付けました。

杓子定規とはああした場合のことを言うのでしょう。詰め込んだ衣類や土産で規定よりも5センチ膨らんだからといって、特に問題が起こるとも思えないのですが、まぁ、就職したばかりで一生懸命なのでしょう。致し方ありません。

■ところが問題は、それだけではすみませんでした。点滴も終えて、一口だけなら水分を取っても良いかな、と自己判断したのが甘かったのです。

登場して離陸し30分ほどしたところで突然腹痛に襲われました。慌ててトイレに飛び込みました。滝のような下痢便でした。幸い、その後は発作は起きずに無事に富士山静岡空港に到着できました。

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