20170906(水曜日:曇)

支笏洞爺国立公園の案内板です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は9キロ超を走りましたので、天気予報の情報もあり、のんびりと睡眠時間を取りました。

Sunが風邪を引いてしまったようで、咳と鼻水で苦しんでいます。幸い熱はないようですが、体調が本調子でないというのは辛いものです。風邪ぐらいとバカにはできません。とにかく暖かくして休むに限ります。

■さて、民進党の主要人事が決まりました。今日の東京新聞には、前原氏の知恵袋、経済学者の井手英策慶応大学教授のインタービューが掲載されています。

題して、「成長前提 もう無理」です。

成長を前提に、社会のあり方を設計していくのはもう無理。成長から分配に大きくかじを切る『分配革命』を起こすことだ

成長しない社会では、基本的に企業収益は上がらず、個人の収入も増えない。だから収入を増やすのではなく、医療や介護、子育ての自己負担を軽くする『支出が減る社会』つくっていく。教育や住宅など、大きな支出を伴う分野にも公的投資を行い、個人の負担を減らす

財源は消費税にならざるを得ないが、国民は負担増を受け入れるのか、という問に対しては、

受益感があれば理解を得られる。今、人々は住宅や大病、老後など大きな支出に備えて自己責任でお金をためているが、その貯蓄を税によって政府に移し、社会で備えるだけだ。誰もが不安から解き放たれる

私も、そのとおりだと思います。ただし、これには基本になる前提が必要です。政府に対する信頼です。北欧諸国のように高率の付加価値税を取られながらも、国は公平に税金を国民のために使っている、という信頼感があれば、異議を唱えることはありません。

ごく一部のお友達のためばかりに、税金が湯水の如く使われては、安心などしていられないはずです。日本の政府や官僚機構への、そこまでの信頼感が国民の間にあるのか。現状では難しい、というのが率直な感想でしょう。