20171107(火曜日:晴れ)

日曜日に訪れた旅館「落合楼村上の裏を流れる川の様子です。

■今日は立冬。来年の節分までが暦の上での冬。それでも日中は日向では半袖でも良いほど。暖かな日和でした。

 今朝も走りました。日曜日の朝に久しぶりにLSDをしましたが、疲れも何とか取れたようです。とはいえ、走り始めは体が重くて難儀しましたが、次第に足取りも軽くなってきました。6.15km を走り、これで今月は 46.68km を積み重ねました。今月の天候は、今のところ良さそうですので、先月の様に雨の朝が続き、走ることができない日が多くなることは無さそうです。

■さて昨日の夜から読み始めたのは、「閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済 (集英社新書)水野和夫Kindle 版」です。水野さんの本としては、以前「資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)水野和夫Kindle 版」を読みましたが、とても興味深く読み終えた記憶があります。私のような素人が読んでも、今という時代が大きな曲がり角に差し掛かっていることが感じ取れました。

 金利の歴史的な変遷を考察することで、いかに現在という時代が、これまでとは違った時代を迎えているかを分かり易く説かれています。確かに金利こそが資本主義の根本です。例えば昨夜読んだ一説に、こんな言葉がありました。

賃金と企業利益は国民総所得( GNI )の内訳ですから、分配率が一定であれば、一方が増加すれば他方も増加するというように、同じ方向に動くのが常です。しかし、二一世紀に入って、明らかに両者は逆方向に動いています。資本と家計が、日本という国民国家のなかで運命共同体であるというのは幻想であったと明らかになったのです。

国民国家の解体が進行し、国家は国民に離縁状をたたきつけ、資本の下僕になったのです。

 今夜のページが楽しみです。