2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2017年12月 Page 2 of 4

冬至

20171222( 金曜日:晴れ)

特急スーパー十勝です。南千歳から新得駅まで乗りました。1時間半ほどです。

■ 今朝は新千歳空港内のエアターミナルホテルで迎えています。 昨日は診療が終了して 14時23分頃家を出ました。 東名高速道路愛鷹スマートインターチェンジから 高速に乗り、 吉田インターチェンジまでまっしぐら。 途中 工事区間があり渋滞しましたが、 家を出て ほぼ一時間半で富士山静岡空港に到着しました。

 

16時30分発 ANA 便で新千歳空港に向かいました。 予定よりも15分ほど早く18時少し過ぎに 到着しました。 空港内にある ホテルですので、 空港内を 10分ほど歩き フロントにたどり着きました。ホテルはEカウンター近くにあります。 何度も利用しているのですが、 たどり着くのには右往左往です。

 

一休みしてから夕食を取るために 部屋を出ました。 飲食店街の店で ビールと 北海道の美味しい食事をいただきました。 ホッケの焼き魚を食べましたが、その大きさに驚きました。食事後一旦部屋に戻り、 空港内にある温泉施設に向かいました。 ゆっくりと湯船に浸かり 疲れを取りました。 コンビニでアイスクリームを一つ買って部屋に戻りました。

 

もちろん部屋は暖房が効いていますが、 普段暖房なしで寝ているものですから、 体温管理がなかなか難しいのです。Sunは 寒くて眠れなかったようですし、 私はむしろ暑くて寝苦しいほどでした。

 

■さて若干寝苦しかったのですが、十分な睡眠は取れたようです。六時半に目覚ましを掛けておきました。途中二回目が覚めてお手洗いに行きました。最後に起きたのが四時半頃。それからは少し寝付けずに、うなされる内容の夢でしたが、目覚ましの音に救われました。ホテルのレストランでバイキングの朝食を取り、部屋に戻って後かたづけを済ましてチェックアウトしました。

 

JR新千歳駅8時15分発の電車で、まず南千歳駅まで行き、8時26分発スーパー十勝一号に乗り換えました。新得駅には十時前に着きました。

新得駅の改札口です。すっかりお馴染みになりました。

新得駅前でホテルの送迎バスを待ちました。前回同様素晴らしい青空でした。

新得駅の駅舎です。美しい青空です。

 

10時10分発のバスで十勝リゾートホテルに向け出発。乗ったのは私たち二人だけでした。 15分ほどで到着しました。ホテルに到着し早速チェックイン。 部屋は610号室でした。 今年は1月のスキーに 訪れました。 泊まったのは 同じこのホテル。 部屋に入り 一息ついてから、 さっそく スキー一式を借りるために部屋を出ました。

 

ホテルのフロントです。海外からの多くの観光客が訪れていました。

 

スキー を借りて ゲレンデに向かいました。 ホテルからは 道路を隔てて 向かい側に リフト乗り場がありますので、 3分もあれば リフトに乗り込むことができます。ところが ハプニングが待っていました。Sunの借りたスキー板と 靴のサイズが合ってなかったのです。 通常は借りる際に必ず一度 靴をはめてみて サイズの違いを確認するのですが、 今回の担当者はそれをしなかったのです。 私も確認した方が良いと思ったのですが信頼して ゲレンデに向かったのは間違いでした。 ゲレンデで会ってないことに気づきもう一度 ホテルに戻りました。

 

無駄な時間を浪費しました。 それでも 青空が見える天候のもと ゲレンデを滑るのは最高の気分です。 ただ1時間も滑っていると 疲労もあって、 それ以上滑り続けるのは 難しくなってきました。 そこで ゴンドラ駅にある休憩所で 温かいココアを飲んで30分ほど休みました。 生き返りました。

 

ようやくゲレンデに到着。ほぼ一年ぶりのスキーです。サホロの雪は、やはり格別です。

 

結局2時間ほど滑りホテルに戻り 温泉にゆっくり入ることにしました。 温泉では 温冷浴法を3回繰り返し筋肉痛の発生予防を行いました。17時からの夕食に備えて、 15時57分こうして更新しています。

 

スキーを終えてお風呂に入って、待望の乾杯です。

元号

20171221(木曜日:晴れ)

平安神宮です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日はSunと二人で、ニューウェルサンピア沼津に出かけて、ゆっくりとお風呂に浸かりました。背中の傷も落ち着きました。いよいよ今日の午後から北海道へスキーの旅です。静岡空港から新千歳空港へ飛ぶ予定です。どうなりますことやら。

■今朝の東京新聞28面「こちら特報部」には、元号問題が特集されています。君主にちなむ暦法を使っているのは世界で、ほぼ日本だけだそうです。もちろんだから廃止すべきだ、という議論は成り立ちません。自分も1953年生まれというよりは、昭和28年生まれ、という方がピッタリときます。

 ただ公的な書類などでは利便性の問題から西暦に統一した方が面倒がない、という論点は、とても重要です。例えばカルテには元号を必ず記載すること、と指導されますが、となると、例えば明治生まれの最後の一人が亡くなるまでカルテから明治の元号を消すわけにはいかなくなります。そして新しい元号が決まれば、それも印刷しなければなりませんから、とても面倒です。

 最近はコンピューターで処理することが多いですから、西暦で統一されれば、ずっと面倒な処理が減ります。ところがお役所は、元号ありきが刷り込まれていますから、判で押したような対応に終始しがちです。

 ある人が、元号は表彰状に限っても良いのでは、という提案もありましたが、なるほど、と思いました。上手に楽しく元号を使えるように、お役所的対応は止めたほうが良い、と思います。平成天皇は、決してそのような民を苦しめるような事は望んでおられない、と確信しています。

 

新千歳空港内の居酒屋さんで、まずは乾杯です。

景気の話

20171220(水曜日:晴れ)

ベトナムの夜のある通りの様子です。バイクが行き交っています。

■今朝は走りました。先週から目覚ましをスマホに替えました。Sunから貰ったお古のアイフォンに代わって、ファーウェイ製のP10 light です。3万円ほどでした。Wi-Fiでのみネットに接続できる状態です。つまりは電話はできない、ということ。もう一台格安スマホを電話専用にしています。

 今ではお古のアイフォンは、全く使わなくなりました。カメラ代わり、そしてタニタの体組成計との情報のやり取りなどです。ベトナム支援の旅にカメラ代わりに購入しましたが、今では一番使用頻度が高くなりました。安定していますし処理速度も文句ありません。画面も十分綺麗です。ファーウェイ製の人気が高いわけが実感できました。

 さて今朝は準備運動に膝の屈伸を十分行いました。前回膝の痛みが出現したからです。そのお陰かどうかは分かりませんが、今朝は痛みが出ずに走りに集中できました。6.16km を走り総計 63.18km を積み重ねました。目標の 100km まで、あと 36.81km ですが、実質残り一週間で走る必要があります。頑張るしかありません。

■さて昨日ネット上で、ある記事を読みました。「NYの2000円ラーメンを笑う日本人に教えてあげたい「景気の話」です。日本では牛丼の値段を一杯20円値下げした、といった報道がなされて庶民が一喜一憂しているが、結局は人件費を切り詰めるだけに陥り、いつまで経っても景気が良くなることはない、というのです。

 何度か読んでいるうちに、なるほどと思うようになりました。例えばガソリン・スタンドはセルフのものが増えています。つまりは人件費の削減です。そうすることでガソリン代は若干安くなりました。しかし本当にそれが社会全体にとって良いことなのかどうか。安易に外国人労働者の安い人件費に頼るのは論外としても、そうして人手を減らして人件費を削減して、庶民の懐が潤って社会全体が豊かになれば良いのですが、そうはなっていない気がするのです。

 人手を掛けることで経費は上がるかもしれないが、全体として金回りが良くなって景気が良くなり社会も安定化するのではないか、という考えです。昨夜は、ちょうどガソリンを補給する必要があったので会議のあとでガソリン・スタンドに寄りました。セルフではないスタンドです。驚きました。閑散としているのです。近くにある同じ系列店のセルフタイプの店に、みんな行っているのでしょうか。

 二人の店員も手持ち無沙汰でした。金は天下の周り物ですから、みんなが上手に使わなければ、みんなが幸せになれません。そんなことを考えさせ得られた昨夜のガソリン・スタンドでした。

ホームページ作成

20171219(火曜日:晴れ)

昨日我が家の三階から見た富士山です。雪も風で吹き飛ばされています。

■昨日はTakuが久しぶりに帰省しました。色々な手続きを済ませるためです。夕飯を一緒にお寿司を食べ、その後でニューウェルサンピア沼津でお風呂に入りました。昼休みに背中の切開創を診察してもらい、もうオフロに入っても良いでしょう、という許可をもらいましたので、久しぶりにせいせいと湯船に浸かりました。やはりお風呂は最高です。

■二日前にホームページを一新しました。毎年新年に模様替えをするのですが、今年は休日当番日に空いた時間に色々なデザインを試してみたところ、今回の模様に行き当たりました。

 ワードプレスの素晴らしいところは、一つには表紙を簡単に取り替えることができる点です。世界中の利用者が自分で作ったデザインを公開してくれています。その上に自分で作り上げた内容を上書きすると、びっくりするような画面が現れます。ホームページのデザインは本当に様々なのですが、あまり凝りすぎると逆効果です。今ではなるべくシンプルなものの方が良い、と思うようになりました。

 今回は今年Sunと二人で出かけた北海道の神威岬で撮った写真を画面一杯に広げてみました。パノラマにしてあった写真を選んでみました。我ながら良いデザインだと思います。来年の1月1日から、とも思ったのですが、もう一度同じようにデザインしろ、と言われてもできるかどうか不安でしたので、思い切って変更してしまいました。2018年度版です。

 調べてみると1990年度版のホームページが残っている最古の版です。あの頃はホームページ・ビルダーというソフトで作成していました。昔はIBMが販売していました。いわゆるパッケージソフトです。昔はIBMもソフトを販売していたのです。音声入力ソフトのビアボイスも、その一つでした。今ではパッケージソフトからは、全面撤退したと思います。

 本当に時代は変わりました。あの頃ホームページの作成をて掛ける仕事が結構儲かったのです。時代の寵児と言われた人々の中にもホームページの作成からスタートした人も多かったのです。今では誰でも簡単に作ることができます。もちろんプロの作るものは全然違います。

 素人が情報を発信するだけならブログで十分です。無料で開設できるブログサービスは山のようにあります。私は個人的な住所、ドメインを取って、そしてそこでホームページを開設していますが、そこまでする必要はありません。ツイッターでも良いかもしれません。本当に時代は変わりました。

 

医療費削減

20171218(月曜日:晴れ)

伊勢神宮のおかげ横丁です。二人で伊勢うどんを食べました。

■今朝は予定通り走りました。長めのコースで 10.05km を走り、総計 57.01km となりました。しかし4キロあたりから右膝が痛み出し、いわゆるランナーズ膝に襲われました。それでも何とか走りきることはできたのですが、気持ちよく走ったとは、とても言えない1時間5分でした。あと2週間あるのですが、木曜日からは北海道へスキーに出かけますので、さすがにスキー場で走ることはできませんので、積み重ねは無理です。帰ってきてからになりそうです。

■さて今日はTakuが一日だけ戻ってきます。入籍も終わり来年からは、いよいよ社会人です。所帯を持つというのは大変なことです。役所への手続きだけでゲンナリしそうです。そうした点で日本は信じられないほどに時代遅れな部分があるのです。国民総背番号制度といって莫大な予算をつぎ込みながら、国民は少しもありがたみを感じることができずにいます。結局は役所間を駆けずり回らなければなりません。何のために背番号があるのでしょうか。

■さて今朝の東京新聞22面には、「医療費は半減できる」として、内科医の武久洋三さんが提言されています。急性期病棟と慢性期病棟との関係を論じた内容は、残念ながら私には理解できません。しかし武久さんの提言が内実を伴ったものであることは、感じ取ることができました。ご自身が多くの病院や介護施設を運営される中での実感なのでしょう。

 どんな仕組みにも矛盾や改善点が多々あるのは当然です。完璧な仕組みなど、どこにもありません。こうした提言が少しでも、そして一日でも仕組みに取り込まれて、患者さんも自立の方向へ向かい、医療制度も継続可能なものとなれば、双方ともに幸せになることができるのですが。

百年の果てに

20171217(日曜日:晴れ)

ベトナムで立ち寄った、あるフォーのお店です。庶民の店です。美味しかったですね。

■今朝は起きて走るつもりだったのですが、またもや目覚ましが鳴りませんでした。単に設定し忘れただけなのです。スマホの目覚まし機能を使って、昨日は無事に起きることができたのですが、その設定が一日限りだったことを忘れていました。自分でも布団の中で眠りながら、これはいくらなんでも眠りすぎだ、と思いながら寝ているところがおかしいのですが、そんな時間は、とても幸福な感じもします。まどろみ、というのでしょうか。そんな時間に限って自分が子どもだったころの事が思い出されたりします。

 よく思い出すのは、ある日曜日の夕食前後のことです。まだ小学校の頃でしょうか。近くの小さな池でザリガニを取ったりして遊んだ後で家に帰ったのです。家に帰ると、なぜか西田佐知子さんが歌う「コーヒールンバ」がラジオから流れているのです。調べてみると西田さんの歌うコーヒールンバがヒットしたのは、1961年から62年とありますから、私が8歳から9歳頃となります。東京オリンピックが1964年ですから、まだ当時我が家にはテレビはなかったはずです。

 さっそくユーチューブで検索すると、西田佐知子さんの歌声を聞くことができるのです。この声です。半世紀以上前の埼玉県は川口にあった、ある団地の一室が思い出されるのです。

■さて今日は休日当番日。新聞の当番医欄にも、しっかりと名前が出ています。逃げも隠れもできません。重症が来ないことを祈るのみです。 

■今朝の沼津朝日新聞の読者投稿欄「言いたいほうだい」に原稿が掲載されました。今年出かけたベトナム枯葉剤被害者支援の旅のことです。

 

■毎年出かける度に、必ず投稿しています。何に焦点を当てるか悩むのですが。

プログレッシブ・リベラル

20171216(土曜日:晴れ)

ベトナムの農村です。赤レンガを積み重ねるだけの家々が立ち並んでいます。地震が無いようです。

■今朝は5日ぶりに走りました。月曜日の朝走ってから、昼休みに背中のアテロームを切開してもらいました。それから安静のために走るのを止めていました。今朝は7.25km を走り、総計 49.96km となりました。あと2周間で何とか目標を達成する予定です。通常なら問題ない距離なのですが、来週からスキーに北海道へ出かけます。その間はさすがに走ることができなくなります。

 サホロへの旅です。わざわざ北海道まで、と思わないでもないのですが、やはりパウダースノウは病みつきになります。そして帯広平野に向かって滑り降りる、あの爽快さは格別です。

■今朝のNHKのニュースでは、アメリカで人気のプロレスラーのお話が放映されていました。「プログレッシブ・リベラル」と名付けたプロレスラーです。トランプ大統領に対抗してヒラリー・クリントン氏を中心にしたリベラル勢力の応援団、というところでしょうか。

 日本のマスコミはトランプ氏を否定的に、そしてヒラリー・クリントン氏を好意的に報道しがちですが、これは明らかに「フェイク・ニュース」です。進歩的で平和を希求する政治家という印象を与えがちですが、実際のヒラリー氏はウォール街の代弁者であり、戦争することで儲けようとする人々の代弁者でもあるのです。

 むしろトランプ大統領の方が喧嘩っ早い言葉を語っていますが、実際は間逆なのです。戦争ばかりをしてきたアメリカをひっくり返そうとしているのです。それだけにマスコミを始め軍産複合体の反逆にあっているわけです。ロシア疑惑など、その最たるものです。

 我々は、そうした実態を知る必要があるのです。

■午前中の診療も無事に終えました。今日は混雑していました。年末に向かって患者さんが来院されているのです。気ぜわしいのです。

 午後からは曇り空で風が強く気温も下がってきました。こんな時は、しなければならないけれども気の進まない仕事をするに限ります。そう年賀状です。数えてみると、喪中のハガキが25枚も来ていました。こんなに多いことも稀です。

 さて、これから年賀状のデザインと掲載する家族の写真を決めなければなりません。去年の作業も、つい昨日したような気がしますが、一年が経ったということです。

来年の干支は、「戌年」(いぬどし)です。「戌」は、「いぬ」と読み、犬の中でも賢い犬を指すんだそうです。

 なるほど。来年賢くなることができればよいのですが。

百年の果てに

■ いいたい放題 ■

 ベトナム枯葉剤被害者支援の旅に六名の仲間とともに、今年も出かけました。昨年同様バクザン省職業訓練センターを中心に、女医でもあり施設長のトゥイさんが選んでくれた 14 軒の被害者家庭を訪問し、家庭状況を確認の上、皆様から寄付していただいた医薬品や生活支援金を、お渡ししました。

 センターでは医薬品の贈呈とともに、障害を持った子ども達と運動機能回復のための音楽療法、そして私は子ども達や職員の皆さんの眼科検診を行いました。被害者家庭訪問では、排泄など身の回りの世話を全て家族が行っていたのが 14 軒中 7 軒。その内の 5 軒では、ほとんど寝たきりで終日ベッドの上で生活しており、家族の負担は大変重いものでした。

 その中の一人、グエン・バン・カン(男性)さんは 1972 年生まれで 45 歳。母屋とは別の小屋で一人暮らし。放置していると徘徊してしまうので、普段は鍵を締めて閉じ込めてある。母は七四歳。父は南部カンボジア近くで従軍、枯葉剤に被曝し、その後 31 年前に死亡。カンさんは知的障害のため、食事のコントロールができない。大きな声を出すが暴力をふるうことはない。排泄の始末ができないので世話が大変だ。毎月 140 万ドン(約7千円)の支援金。収入は支援金のみの生活。人民委員会に増額を要請したが断られた。母親の年金は無い。カンさんも以前は薬を服用していたが、効果がないので止めた。母親は米を作って生活の足しにしている。夫が死んだ後の子育てが一番たいへんだった、とのこと。父方の祖父が手伝ってくれた。母方の祖父はフランスとの独立戦争で戦死。そして夫も被曝した枯葉剤の後遺症で死亡。夫の実家に現在住んでいる。

 1887 年フランスによる植民地支配が確立、その後のフランスとの独立戦争、そしてアメリカとのベトナム戦争が集結した 1975 年のサイゴン陥落で、ようやく百年ぶりの平和をベトナムは取り戻しました。植民地時代には庶民の暮らしは徹底的に収奪され、政治犯収容のためにフランスはひたすら監獄を作り続け、1910 年からの十年間、毎日三人の政治犯がギロチンによって首を切断された計算になる、と言われています。そしてベトナム戦争での枯葉剤の散布です。樹木の葉を枯らすだけだ、と喧伝された枯葉剤は、遺伝子を損傷し、未だに被害者の発生は止む気配がありません。ベトナムは苦しみ続けているのです。

 いったん戦争が始まれば、敵も味方もありません。開始を命じた人間は天寿を全うしても、戦った人間たちは、子々孫々まで苦しむことになるのです。

 我々はいつの時代にも、歴史に学ぶ必要があるのです。

陰謀論

20171215(金曜日:晴れ)

伊豆湯ヶ島温泉です。

■今朝もどうした訳か目覚まし時計に気づきませんでした。確認したら、もう6時前でした。結局走ることはなく、月の半分で、まだ40キロほどしか走っていません。これは、まずい状況です。LSDを嫌でも組み込まないと目標が達成できそうにもありません。

 来週は北海道へスキーに出かけますから、今月はアテロームの切開手術と術後の管理の2つが走る機会を減らしています。致し方ありません。状況に柔軟に対応するしかありません。

■東京新聞の朝刊4面の「視点」には、ロシアのプーチン大統領の大統領選挙への出馬に関して解説しています。「発展を阻む根深い欧米不信」と題されています。300年間のロマノフ王朝では、何とかして欧州一流の大国として認知してもらうことを目指していたが、プーチン氏の欧米感は全く違っていて、

ロシアを弱体化しようと攻撃を仕掛けている、という根深い陰謀論だ

 と、いうのです。そして人的資源にも恵まれたロシアの発展を阻害してきたのは、こうした発想なのだ、と結論づけています。

 何も知らないで読むと、なるほどなるほどと頷きそうなのですが、田中宇さんの記事を読んでいる私には、いささか奇異に感じます。シリア内戦の解説もそうでしたが、マスコミの解説と実態は、まるでアベコベでした。マスコミの解説はアメリカが平和を目指しているのにロシアが邪魔をしている、でした。

 「知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書) Kindle版矢部宏治  (著)」という本を読んでいます。この本を読んでいるとマスコミの説明は、全く核心を外していることが分かります。まさに隔靴掻痒の感です。肝心なことに触れていません。この点を日本国民が理解し変革を真に望まない限り、日本の近代が正常化することも、さらにそれを超えることもできないように思えます。

次年度

20171214(木曜日:晴れ)

伊勢神宮の、ある路地裏です。情緒がありますね。

■今朝は走るつもりが、寝過ごしてしまいました。夜中にいったん目が覚めて、しばらく寝付けませんでした。それが寝過ごしの原因です。気づいた時には午前5時59分でした。そのまま起き出しました。コーヒー一杯とNonちゃんが買ってきてくれた名古屋のパン一切れで朝食を済ませました。

■昨夜は仲良し三人組でディナーを楽しみました。山秋先生、そして瀬尾先生です。いつものことながら山秋先生には、色々助言を頂いています。もともと学究肌で勉強家の先生ですので、知らない人は、ちょっととっつきにくい人だ、と勘違いされるようですが、本当は、とてもユーモアがあって温かい人柄なのです。

 何くれと無く送ってくださる便りに込められたユーモアには、いつもSunと二人で腹を抱えて大笑い。でも普段診療する先生は、ビシっと決めたネクタイ姿で、本当にお医者様、という風情。その落差が先生らしいのです。

 次年度から静岡県眼科医会の副会長を私が仰せつかり、お二人の先生にはご指導を頂かなくてはならないことになり、こんな会を急遽準備したのです。助けてもらうしかありません。

 楽しい夕食会も終わり沼津駅で電車を待っていると、思わぬ人と出くわしました。大村さんです。沼津市商工会会長として八面六臂の活躍をしている大村さんは、ロータリークラブで大の仲良しでした。会長職が忙しくてロータリークラブは残念ながら離れることになりましたが、その後の活躍ぶりは以前のままです。

 活力一杯の様子は、少しも変わりません。沼津の未来を熱く語る様子に、一緒に激論を交わした昔々を思い出して懐かしいばかりでした。また来年一緒に一杯やりながら語り合いましょう、と別れました。本当に楽しみです。

Page 2 of 4

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén