■20180529(火曜日:曇)

 

箱根ガラスの森美術館でみた草花です。5月の箱根は瑞々しさに溢れていました。

 

 

■今朝はゆっくりと休みました。あと残り4キロ弱。日曜日の千歳マラソンに備えることが、今一番の課題です。逆算をしつつ休養を取りながら、月100キロ走を達成する必要があります。通常のコースを明日走って、日曜日までは休養です。

 

報道では、28日九州北部や四国で平年より8日早く梅雨入り。5月の梅雨入りは5年ぶり。関東甲信も長雨の季節が近づいています、とのこと。いよいよ鬱陶しい梅雨が近づいています。雨の季節です。

 

■さて、「名作で読む発達障害」第37話は、『遠き落日』です。あの渡辺淳一さんが野口英世の生涯を描いた作品です。書き出しの部分にもある通り、野口英世というと、学校の教科書で習った刻苦勉励の偉人、というイメージが私たちには一般的です。

 

もちろん、そうした部分もあるのですが、そうした部分が正の部分だとすれば、それに負けず劣らず負の部分の振幅も大きいのです。その原因の一つが彼の極端な浪費癖があったようです。

 

何よりも、野口英世は借金魔であった、と書かれています。

 

身近な人から、限度を超えて借金をするのだが、返済することはほとんどない。その上、宵越しの金を持たないとばかり、あるだけ蕩尽するのである。後に米国留学するときにも、当時の婚約者から支度金として受け取った大金を一晩で使ってしまう。

 

身近な人々が、その極端な行動に右往左往する様子が目に見えるようです。もちろん正の部分の規格外です。

 

これら過剰なまでの集中、衝動的な浪費癖や生活力のなさは、注意欠如多動性障害( ADHD ) 的な特性を示唆する。世界に誇るべき医学の業績は、この特性とも関連が大きかったのだろう。

 

と、岩波 明さんは述べています。

 

英雄伝の中の野口英世は、私達を勇気づけてくれますが、身近に接するにはスケールが大きすぎるし、危険すぎるようです。