■20180613(水曜日:曇)

 

蓮の花が次々と咲いています。

 

 

■今朝も走りました。6.16km を走り、総計 51.88km とようやく50キロを超えました。パソコンの画面が、今月の総計が50キロを超えました、おめでとうございます、と祝ってくれています。

 

■さて昨日はシンガポールで歴史的な米朝首脳会談が行われました。いままでの対立を思えば、まさに隔世の感です。東西ドイツが統合された時にも、冷戦が終わったのだ、という実感がしましたが、アジアの一員である私たちには、朝鮮半島が統一された日こそが、真の冷戦終焉の日に違いありません。

 

未だに対立を煽るか、対立を利用することしか考えていないように見える日本の状況を見ると、世界の流れに取り残されそうで心配です。我々自身が目を開いて、世界で起きていることを、虚心坦懐に見つめる勇気を持たなければいけません。

 

■さて東京新聞連載、「名作で読む発達障害」第48回は、映画「イン・ハー・シューズ」です。読字障害(ディスレクシア)の主人公が登場します。

 

まさに対極的な二人の姉妹を通して、自分を知り、そして自分らしく生きることを学ぶ過程を描いた映画のようです。まだ私は観ていません。でもこの岩波明さんの文章を読むと、映画をぜひ観てみたいものだ、と思いました。誰もが羨む美貌の持ち主マギーは読字障害から仕事も失敗しがちで、思うようになりません。一方学識が深く弁護士として成功しているが、容姿に自信の持てない姉ローズ。それぞれは失敗を重ねた上で、自分らしく生きることを決心し、結局はお互いを認め合うことができました。

 

人生は結局のところ、自分とは何か、そして自分らしく生きるとは、どういうことなのかを学ぶ過程ではないでしょうか。右往左往しながら、誰もが死に向かっているのです。結局死んでしまうのが人生だ、と言えば、その通りです。でもそこへ至る過程は、みんな違います。みんな違うからこそ、それぞれの人生に意味があるのです。私達の人生は、流れ作業のオートメーションで作られる工業製品とは違うのです。

 

人生は不公平ですし、思ったようになりません。それでも結局は、配られたカードで勝負をするしか私たちにできることは無いのです。