■20180709(月曜日:晴れ)

 

道の駅「箱根峠」から見た芦ノ湖です。

 

 

■梅雨末期の大雨も、ようやく落ち着いたようです。今朝は青空が広がっています。まだ天候は不安定のようで、東京でも雷雨に注意が必要だ、とテレビの天気予報は伝えています。

 

全国では100名近い犠牲者が出ています。テレビには土砂崩れの様子が何度も放映されています。広島県では、毎回のように山崩れで多くの犠牲者が出ています。なぜあのように危険な場所に住宅を造成するのか、行政は規制することができなかったのか、と現場を知らない他県の人間には思えます。

 

広島市独特の地理的な問題があるようですが、犠牲者があれだけ出ると、一から考え直す必要もありそうです。

 

■今読んでいる、というか昨夜読み終えたのが、『人に言いたくなるアメリカと野球の「ちょっとイイ話」 (学芸図書)』(向井万起男 著)です。宇宙飛行士 向井千秋さんの旦那さんが書かれた本です。病理医である向井さんは、大の、というか freak というのか、おたく、という言葉で適切なのか、私には分かりませんが、それはすごい野球マニアです。

 

米大リーグの事は、なんでもご存知のようです。一人車に乗ってアメリカを爆走ドライブしながら、アメリカ各地の野球に縁のある土地を訪問しています。現地の人ですら知らないような歴史を探索するわけですが、わざわざ日本から訪ねてきたと伝えると、大抵のアメリカ人は喜んで歓迎してくれるようです。

 

アメリカ社会の中における野球の占める位置と、日本のそれとは、やはり違いがあるようです。そんな違いを知るだけでも興味津々の内容です。一つだけご紹介するのは、球聖タイ・カップの言葉。

 

少年に野球のボールを与えてやれば、もう石を投げるようなことはしなくなるだろう。

 

向井さんは、この言葉について、こう語っています。

 

どうってことない言葉と思う人もいるだろうけど、私は違う。含蓄に富んだ素晴らしい言葉だと思う。

 

ただし人間が一筋縄ではいかないのは、タイ・カップは決して人格者として尊敬されていたわけではなくて、変わり者として持て余されていた、という面もあったようです。そこがまた人間の面白いところかもしれません。