■20180721(土曜日:晴れ)

 

ラフレさいたまの部屋から見た「さいたま新都心駅」です。

 

 

■今日はTakuの結婚式。昨日泊まったラフレさいたまから朝の7時45分にタクシーに乗り、大宮の結婚式場に向かいました。運転手さんは北海道は函館の人でした。大好きな北海道の話に花が咲きましたが、北海道は景気が悪い、というところに行き着いてしまいます。地方は、どこも同じなのでしょう。

 

地方では職が無くて結局東京へ出てくる、と流れが多いようです。それは若い人にとっても同じことです。21世紀は大都会の世紀なのかもしれません。ますます多くの人口が大都市に集中します。そうなると災害時の被害も大きなものになりますが、生活が地方では成り立たないということになれば、致し方ない、となります。

 

■さて8時には会場に来てほしい、ということでしたので、時間通りに会場に到着しましたが、なんと更衣室は8時20分から開場する、ということで待たされる羽目になりました。

 

AyaとBenとSunと四人でロビーで待ちながら雑談しているうちに更衣室が開きました。沼津で借りた衣装を持ち込んで着替えを始めたのですが、モーニングというものを着たことがありません。まずワイシャツの袖の長いことに驚きました。サイズを間違えたのではないか、とすら思いました。ちょうど会場の係の女性が顔を出してくれたので尋ねたところ、カフスボタンで止めるのだから二重に袖を折り返してよいのだ、と教えてくれました。

 

知らなければ、そのままずんだらかりのままになるところでした。知らないということは恐ろしいことです。しかし襟元がしっくりこないことに焦りました。どうなるのが、きっちりなっているのか分からないというのは、これまた困ったものです。右往左往する、とはこういう場合のことでしょう。

 

なんとか衣装の準備も済んで、まずは親族紹介から始まりました。ところがSunの親族たちの紹介の際に、名前が出てこなくて参りました。いつもは愛称で呼んでいるのですが、正式な名前が思い出せなくて困りました。

 

■そしていよいよ結婚式のセレモニーです。司会の方が挨拶を始めたにも関わらず、新婦方の友人たちがおしゃべりを止めずに、司会の言葉が聞き取れないのには驚きました。

 

やがて静かになって、無事に滞りなく終了し、みなさんで写真撮影となりました。今の式は、こうした写真撮影に時間をかけるようです。みなさんスマホを片手に群がるように集まっていました。

 

 

Tomo君が撮ってくれた写真です。一番上手に撮れていました。ここに亡くなった姉がいてくれれば最高だったのですが。

 

 

■最後の親族の御礼の言葉が私には残っていましたので、食べる気もあまり起きませんでした。本当に二口三口というところです。

 

職場でのTakuの上司の皆さんのお話を聞いていると、社会人として、そして何より弁護士として信頼を勝ち得ていることが、私にも分かりました。単なるお世辞だけでないことは、私にも、Sunにもよく分かるほどでした。

 

それが何より嬉しかったと同時に、もう大丈夫なのだ、という安心感が沸々と湧いてきました。あとは積み重ねです。方向や、やり方が間違えていなければ、あとは積み重ねていくことで本当の力がついていきます。

 

食事も早々にビール片手にSunと二人で、お客様のテーブルを回り挨拶をして歩きました。何を置いても高橋伸二所長さんに、ご挨拶をしなければなりません。Takuのいわばメンター(精神的指導者)です。最初の指導者が、どの職場でもいちばん大切です。その時に受けた指導というのは、たとえつまらないことのように思えることでも、一生頭の片隅に残るものです。それは私も同じです。ですから今が大切なのです。

 

様々なお話、そして余興も行われました。楽しみながら時が過ぎましたが、私は最後の出番が終わるまで気が抜けませんでした

 

やがて最後の私の出番。新郎新婦と両家の両親が並んで上座に向かって御礼の言葉を述べる場面です。1,200字ほどの原稿ですが、もう何度予行演習をしたか分からない程でした。それでも職場の上司の名前を間違えやしないかと、心配でなりませんでした。

 

ど忘れということがありうるのです。あれやこれやの連想法を活用して、飛んでしまうことのないように、それだけが心配でした。話の流れの中のキーワードを、忘れることのないように、それをまず注意しました。

 

出席者への御礼の言葉を最初に述べてお辞儀をしたところ、司会者の方が、それで終了したかと錯覚して、「ありがとうございました」と言われたのには驚きました。通常は、そのだけで終るのでしょうか。本題に入って、なるべくゆっくりと話すように心がけました。

 

Tomo君にスマホで最後の挨拶をビデオに撮っておいてね、と自分のスマホを渡しておいたのですが、仕事で前夜眠ることができなかったために、乾杯のお酒を飲んで酩酊状態になったようです。Nonが代わりに撮影してくれました。

 

改めて見直してみると、自分で思ったよりは堂々として話していますし、聞き取りにくいことは無かったようです。それでも原稿とは二箇所違う単語を使っていました。内容は同じなのですが、言葉の衝撃力が違ってくるので、そこは反省点でした。まぁ、90点といったところでしょうか。

 

12時半に始まった披露宴も、14時には無事に終了し、最後に皆さんに静岡のお茶をお渡しして、帰宅の途についていただきました。

 

衣装を着替えるのに時間もかかり、大宮駅で電車に乗ったのは、14時を過ぎていました。Nonが車で来ていましので、来る時に持ってきたおきなキャリーバッグも帰りは手ぶらとなって、本当に楽でした。原駅に着いたのが、16時過ぎ。家にたどり着き、ホット一息でした。

 

それでもNonちゃんたちが荷物を届けてくれるまでは安心できません。連絡を取り合ったのですが、どうも高速道路が渋滞しているようです。とりあえず、まだまだ時間がかかりそうなので、二人でお風呂に出かけて、そして一杯やろうということになりました。

 

二人だけの乾杯でしたが、最高でした。

 

二人だけの乾杯です。