■20180724(火曜日:晴れ)

 

 

 

■今朝は走りました。昨夜も蒸し暑く、風も殆ど吹かない寝苦しい夜でした。それでも扇風機のおかげか、意外とよく眠ることができました。朝の4時40分に目が覚めましたので、そのまま走るために起き出しました。

 

6.12km を走り、総計 76.19km となり、残り7日で 23.81km の地点までやってきました。なんとかゴールが見えてきました。今月はTakuの結婚式が行われた月。おめでたい月に記録を途絶えさせるわけにはいきません。何としても、石にしがみついてでも達成しなければなりません。

 

暑さのためでしょう。ふだん目標体重を 58 kg と入力してはいるものの、実際には60キロを切るのは容易ではありません。ところが、この暑さの中を走っていると、たったの6キロとも言えども、体への負担は大きいようです。今朝も朝食後に体組成計で計測すると、体重は58キロ台でした。

 

汗をかきますから、あっという間に脱水になるに違いありません。今朝は、なんとかキロ7分を切るペースで走ることができましたが、走っていても暑さのためか体がとても重く感じます。

 

■さてTakuの結婚式で、両家を代表してお礼の挨拶を最後にさせてもらいました。今思うと、原稿の執筆から発表の態度まで、自分がロータリークラブで学んできたことを集大成した、ということに気付きました。

 

初代の沼津西ロータリークラブ会長を務められた故森延敏さんは、よくこう言われていました。

 

ロータリークラブは人生の大学院だ。

 

もちろんこれは森さん独自の言葉ではありません。しかし森さんがお話をされる様子が、未だに頭から離れません。そして今回の経験で、私はこの言葉を、本当に実感しました。専門職というのは、狭い範囲で活動しているものです。ということは人間の幅も狭くなります。意識して交際範囲を広げないと、本当に偏ってしまいます。

 

ロータリークラブは基本的に、一業種会員一人が原則ですから、全く異なった職業の方と日常的に接する機会が得られます。そうした方々との接し方、考え方の違いを実感できることは、まさに人生の大学院なのです。

 

そして人前で話をする、という機会も、なかなかないものです。学会発表を別にすれば、そうした機会はまずありません。いかに時間内に内容のある話を、しかも分かりやすく、そして何より大切なのは、聞き取りやすく話をするか、という永遠のテーマを学ぶことができます。

 

クラブ会長挨拶、ガバナー補佐としての自分の挨拶などをビデオで撮影して、何度も観ることで、自分がどのように聴衆に写っているかを把握することは、とても大切です。自分では言葉に詰まって焦っているにも関わらず、ビデオを観ていると、それが逆にとても良い間(ま)になっていたりすることに大変驚きます。

 

常に言葉を出し続ける必要はない、ということに気付くことだけでも、ずいぶんと気が楽になります。いやむしろ間の方が大切だ、とすら思えるほどです。今回の披露宴の挨拶では、これまで学んできたことの集大成のつもりで臨みました。二箇所で原稿とは異なる単語を使ってしまったことを除けば、自分では上出来の結果でした。

 

子どもたちにも自分のこうした経験を伝えることができれば良い、と思っています。何も政治家だけが人前で話をするわけではありません。他者と会話を交わすということから始まって、他者との言葉のやり取り、そして人前での挨拶も、いわばその延長です。これは生きていく上で基本中の基本です。

 

より良き言語生活は、より良き社会生活、つまりはより良き人生そのものです。そのことを子どもたちに伝えたいと思っています。