■20180803(金曜日:晴れ)

 

今年最後の蓮の花です。

 

 

■今朝は走りました。6.21km を走り、総計 17.03km となりました。まだまだ、終着点は遥か彼方です。

 

それにしても昨夜は寝苦しくて参りました。扇風機だけでは足りずに、諦めて空調の入っているリビングに降りてきて、そこで寝ることにしました。考えてみると、昨日はゴルフのアプローチの練習を、小一時間ほどしましたが、その際に直射日光のもとにいたのが、良くなかったようです。

 

日焼けして、そのために皮膚が炎症を起こし、それが原因で寝付けなかったようです。暑苦しさだけが原因ではなかったようです。やはり日焼けは危険なだけでなく、実害も大きいのです。

 

■さて今朝の新聞を読むと、東京医大では以前から女子受験生の試験成績に恣意的に変更を加え、合格者の数を減らしていた、というのです。つまりは成績では勝っていた女子受験生が、理不尽にも不合格にされていたわけです。

 

もちろん理由がないわけではありません。女医さんは妊娠・出産のために職場を離れることがあります。医療現場をあずかる担当者にすれば、一人でも医師がいなくなれば支障を生じることを考えると、男性医師を派遣して欲しい、というわけです。

 

この気持は分からないわけではありません。しかし私が感じるのは、こういう問題こそ、社会全体で支え合うことが第一ではないか、という思いです。民主党政権時代、子どもたちは社会全体で支え合おう、と言われました。私は今でもそれは正しいと思っています。政権交代して民主党政権時代を歪曲することから始める安倍政権は、社会全体で支え合う、などとは口が裂けても言いません。

 

たぶんアメリカでこのような女性差別的な政策を取ったら、たちまち憲法違反で大変な問題になるはずです。「 Law and Order 」というアメリカの人気テレビ番組を見ていると、アメリカ社会の一断面を知ることができます。やたらとピストルを撃ちまくり、人が殺されていく。暴力的で目を背けたくなる事件ばかりです。

 

しかし差別も暴力も、克服しようと懸命に努力している。私情に振り回されるのではなく、法の支配を守ろうと戦う。裁かれる方も裁く方も、徹底して法に基づいて戦う。日本では法の支配が、人情的と言えば人情的、つまりは大岡裁きのようになりがちです。もちろん、そのすべてが悪いわけではないのですが、判断基準が、とても曖昧です。

 

■最近の社会の様子を見ていると、果たして日本は明治以来の近代化によって、近代的な国家に生まれ変わったのかどうか、大変疑問に思えてきます。明治時代になり近代化を始めた日本が、74年目に真珠湾攻撃を行いました。そして4年後に敗戦となります。そして今年は明治にして151年にあたります。

 

江戸時代から明治となり、社会は大きく変わりました。しかし私達日本人の精神状況は、どうなのでしょう。安倍総理・麻生副総理のコンビをはじめ、それを取り巻く政治家たちの言動。それらを見ていると、日本の近代が150年かかってたどり着いた地点が、この程度のものだったのか、と暗澹たる思いに沈みます。かえって歪められたままなのではないか、とすら思えます。岸田秀さんの言われる、分裂した自己です。

 

それは私達自身の精神状況でもあるのです。差別発言を連発し、ナチスに学ぶべきだ、と発言して平然としている与党の政治家たち。おそらく世界から見ると、とても異様に思える光景に違いありません。マスコミも忖度しているのか、一部を覗いては、問題視もされません。

 

日本は素晴らしい国だ、と一部だけを取り上げて、まるで仮想空間に逃げ込んでしまっている人々。

 

政治・経済の分析をする前に、私たちは精神分析を、まず受ける必要があるように私には思えるのです。