■20180917(日曜日:曇)

 

 

■今朝は、さすがに疲れました。ゆっくりと6時まで眠りました。風も今のところなく、天気予報では今日の静岡は32度まで気温が上がるようです。Sunはスクールカウンセラーとして勤務している学校の運動会。雨で何度も延期されたようです。今日は何とか実施できそうです。

 

■9月15日の東京新聞、「あの人に迫る」は、美学者の金田 晉さんのインタビューです。題して、「旧暦と併用なら四季と結び付く」です。

 

四季を大切にする日本では、テレビでも盛んに二十四節気を取り上げます。しかしこうしたものは、新暦を採用した明治の時点から、ズレが生じて実感と程遠いものになっています。西洋歴が一直線なら、旧暦は時間が循環している、と言われます。日本人は、それ以来、月を見なくなったし、星も見なくなった、と言われます。

 

インタビューを終えて記者は、こう語っています。

 

 十年以上前になるが中国で一年間生活し、中国人の生活に旧暦がいまだに生きていることに驚いた。

 当初は「やはり遅れているのか」と考えたが、一年後には「旧暦の方が人間の時間に合っている」と思うように。真冬の正月より、春が目の前に来ている春節(旧正月)の方が新しい一年が始まる気がする。

 帰国してからも新暦一本槍の生活に違和感を感じた。そのうちに、金田さんについて知った。多様性を重んじる考えなのは言葉の端々から感じた。ひとつの考えに凝り固まるより、さまざま思想が入り乱れている社会の方が住みやすくて深い。

 暦の問題に限らないと思う。

 

記者の考えに私も賛成です。金田先生の言われる、新暦は時間が一直線なのに対して旧暦は時間が循環している、という考えなどは、なるほどな、と得心します。

 

また暦と季節が新暦ではずれてしまっていて、何かとてもチグハグな思いをしています。暦の季節と生活実感が寄り添ってくれたほうが、私達の生活も、より豊かに、そしてより美しく過ごせる気がするのです。