■20180919(水曜日:晴れ)

 

 

■爽やかな朝です。昨日は朝、頑張って10キロ走りました。ところが気温も高く湿度も高かったのでしょう、一日中のどが渇いて大変でした。右太ももの痛みを避けるために、走る姿勢も、骨盤の角度など工夫しながら走りましたが、そのために逆に腰の筋肉に負担をかけたようで、いままで感じたことの無い筋肉痛を背部に覚えました。

 

走っている間は、とにかく苦しい1時間余でした。まるでフルマラソンの最後の2キロのような様相でした。一日中、体がだるくて参りました。日中も暑くて職場には冷房を入れました。それに比較すると今朝は、実に心地よい朝です。

 

■東京新聞の「家族」という欄には、なるほど、と頷く記事が多いのです。今回は「台湾・駐日代表 謝 長延さん」のインタビューです。題名は、

 

「バランスをとれ」肝に

 

です。父親は台北で漢方医をされていたそうです。お金に困っている患者さんからは治療費を取らない、まるで赤ひげのような方だったようです。その父の口癖が「バランスをとれ」でした。

 

1946年に生まれ、台湾大学で弁護士、裁判官の資格を取り、京都大学大学院で学び、高雄市長や行政院長(首相に相当)を歴任した与党 民主進歩党の重鎮として知られています。

 

お父様は人生の節目節目で謝さんの背中を押しています。

 

父は「先進的な知識を学び、台湾に帰って仕事に生かすように」と送り出してくれ、京都大大学院法学研究科に入りました。

留学中の1976年、父ががんで倒れ、日本から病院に駆けつけると、父は「大丈夫。早く(日本に)戻って学位を取れ」と言います。病状は重く、ほぼ一か月後に「母さんの面倒をよろしく」と言い残して亡くなりなりました。

留学を終え、台北で弁護士の看板を掲げました。日本で学んだことは「法律は弱者のために存在する」でしょうか。弱者を助けよう。父もそうしていたじゃないか。いつしか人権派の弁護士と知られるようになりました。

着任した2016年6月から、台日間の地方交流に力を入れ、四十七都道府県を全て訪れました。新たに台日の52組の県市が姉妹都市など提携協定を結び、累計110組に。また台日の地方議員の交流会を台湾で開催し、日本から323人の地方議員が参加しました。

母も亡くなり、父母が眠る墓を毎年、墓参りします。駐日代表になった私を、父母は誇りに思ってくれているでしょう。もっと頑張れと励まされてもいます。

 

この両親にして、この子あり、ということでしょうか。いつも日本を応援してくれる台湾を大切にすることが大切です。ただし同じ民族である中国とのバランスを取ることを忘れてはいけませんが。

 

■今日はTakuの法廷デビューの日でした。志を高く持って、仕事を続けてほしいものです。