2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2018年9月

データセンター

■20180910(月曜日:曇)

 

 

■今朝も雨でした。意地の悪い天候が続いています。ちょうど走り出そうとする時間帯だけ、激しく雨が降り出すのです。不思議なもので一旦走ろうと決めた時間に雨が降っていて、今日は止めようと決めてしまうと、その後に雨が止んでも、もう気力が萎えてしまっているのです。

 

ということで、今朝も走りませんでした。月の三分の一が終わったのですが、まだ25キロ弱しか積み上げていません。四分の一です。しかし焦っても仕方ありません。こうなったら休日を利用して走るしかなさそうです。とにかく目標達成を途絶えさせる訳にはいきません。

 

■さて昨日は救急の日。イシバシプラザの四回にあるホールで行われた、「救急フェスタ2018」で一時間ほど話をさせてもらいました。おもったより多くの市民の方が参加してくれました。最後は椅子が全て埋まっていましたので、50名は来ていたと思います。

 

子ども連れて来られている方が多かったようです。一階には小型の救急車も展示されていて、子ども達は中に入って、普段は見ることのできない救急車内部の様子を、興味津々で覗いていたに違いありません。子ども達は好奇心が旺盛なのです。

 

講演には iPad を利用しました。グーグルスライドで作成したスライドをPDF化して、dropbox に保存し、iPad に取り込んで Sidebooks でデモするわけです。Sidebooks のデモでは、ちょうど本をめくるように、スライドを提示できるので、とても有効です。

 

動画を扱うことは難しいのですが、その必要は無いので、このやり方が一番楽で確実です。パソコンでのデモのように、止まってしまう、画面が乱れてしまう、ということがありません。とは言っても使用しているのが、5年前に購入した三代目(?)の iPad ですので、非力感は否めません。

 

Wi-Fi環境があれば、Chromebook で十分なのですが、今のところ、そこまでの環境はありません。テザリングでも可能ですが、それも面倒です。こういう時にしか、iPad に活躍してもらう機会も限られてきましたが、これもまた良しとしましょう。

 

■北海道の地震では大きな被害が出ました。火力発電所の停止で、いわゆるブラックアウトが発生し、全道で停電状態に陥りました。そんな中で石狩データセンターが稼働を停止することなく危機を乗り切ったとして賞賛されています。

 

石狩地方の寒冷な気候を利用して、データセンターで必要な冷却のための電力を節約しよう、という取り組みだったのです。統計的に地震などの災害が少ない地方として、石狩データセンターを建設したさくらインターネットは、予想外の地震に見舞われたのですが、担当者の懸命な作業の結果、停止することなく危機を乗り切りました。

 

実は私も自分のホームページのデーターを昨年から、さくらインターネット社にお願いしてあったのです。データセンターの重要性は、年々高まるばかりです。あらゆるものがインターネット上に保存される傾向が強まる現状は、これからますます強まることはあっても、衰える可能性は少ないからです。

 

個人の情報から行政の情報まで、あらゆる情報がクラウドと呼ばれるインターネット上の金庫に保存されるのです。大災害が起こって端末が全てお釈迦になったとしても、インターネットさえ再開通すれば、たちどころに以前の状況を再現できることは、まさに魔法です。

 

しかしデーターセンターが停止しては、全てが止まってしまいます。今回の地震で、さくらインターネット社は、大きな信頼を勝ち得たのです。

 

 

救急の日

■20180909(日曜日:曇)

 

 

■今朝は3時半頃、激しい雨に目が覚めました。午前8時21分現在も、晴れたり激しく雨が降ったり、本当に不安定な天候です。テレビでは、北海道で初めて震度7を記録した胆振東部地震で、死者が35人となった、と報じています。

 

今年の千歳JAL国際マラソンに参加したあと宿泊した白老町は、苫小牧を挟んで、ちょうど反対の西側です。地震の震源地の厚真町は東側になります。千歳を頂点とする二等辺三角形といえば、分かりやすいでしょうか。

 

北海道で初めて記録された震度7の地震です。停電が続発し、混乱に拍車がかかっています。一日も早く日常生活が戻ることを願っています。

 

■さて今日は救急の日。駿東伊豆消防本部主催の「救急フェア2018」で、「目の救急について」と題してお話をしなければなりません。市民向けのお話です。静岡県眼科医会副会長としては、公務と考えなければいけません。

 

(●^o^●)

 

人は毎日得る情報の80%を目から得ています。視覚的な存在なのです。しかし、もし視覚に障害を持ってしまうと、今度は他の五感が研ぎ澄まされてきます。ラフカディオ・ハーンが、そうだったようです。彼の自画像を見ると、左側の顔を見せていない、あるいは目を見開いていないものが、ほとんどです。もともと強度近視で左目は怪我で失明、右目も 0.05 以上は見えていなかった、と言われます。

 

「知られぬ日本の面影」には、朝起きたときに枕の下から響いてくる松江の街の音が、事細かに書かれています。耳の文学でもあったのです。そのあたりも、今日は触れてみようと思っています。これから最後の原稿整理です。

 

 

 

 

 

 

 

時刻表

■20180908(土曜日:曇)

 

 

■今朝は走りました。天気予報では今朝0時から6時までの降水確率は70%と高く、走るのは無理かな、と思っていたのですが、幸いにも準備を終えて玄関を出た5時半頃には、黒い雲が空を覆っているものの、雨は降っておらず無事にスタートすることができました。

 

右太もも付け根の痛みにも注意しながら、ソロリソロリと走り始めました。体が重くて辛かったのですが、少しずつペースを上げて行き、最後は痛みも気にならずに走ることができました。ただ正直なところ心肺機能が低下しているのか、そちらのほうが追いついていかない感じでした。困ったものです。

 

今日も 6.14km を走り、これで 24.48km 残り22日 75.51km となりました。雨のことが多く、朝走ることができない日が多かったのが、この結果です。とにかく少しずつ積み重ねるしかありません。

 

■さて東京新聞に連載中の「ベストセラーで読む戦後世相史」は興味深いものです。よく知られたベストセラーを戦後の流れの中で光を当てています。例えば第四回は、松本清張さんの『線と線』が取り上げられています。あらすじは多くの方がご存知でしょうが、1957年から旅行雑誌に連載された本作品は、神武景気に湧いていた当時の世相が背景にあります。

 

この頃多くの日本人が「家電三種の神器」と呼ばれた白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機を買い求め、旅行もブームになっていた、という背景です。本書が連載される一年前に国鉄は、指定された地域なら鉄道が自由に乗り降りできるワイド周遊券を発売しています。時刻表を見て自分で計画し、好きな場所に乗客はいけるようになったのです。

 

作品に登場する時刻表を用いたトリックも、こうした時刻表を用いた自由な旅行が可能になった当時の状況があったのです。そして最後に、こう結んでいます。

 

本書がベストセラーになったのは、経済白書が「もはや戦後ではない」と宣言し、旅行を楽しむ余裕が出てきた日本人の欲望を的確に掴んだことも大きいのである。

 

あれから60年余り。これからの日本の行くへが、どうなるのか。始まったばかりの自民党総裁選挙の結果が、それを占うのです。

 

 

 

ほっとした

■20180907(金曜日:曇)

 

 

■今朝は3時頃から激しく雨が降り目が覚めました。窓が開いていないか見て回りました。5時に目覚ましが鳴りましたが、さすがに、あの雨では走るわけにはいきません。もう一度目覚ましを6時に合わせて眠りにつきました。

 

■東部眼科医会の本年度二回目の勉強会、平成30年度東部眼科医会放談会が、沼津駅前のプラザヴェルデで昨夜開催されました。講演の内容を決めるのが私の役割です。昨夜は一般演題5題と特別講演一題という内容でした。特別講演には、日本大学教授 中静 裕之先生にお越しいただき、黄斑上膜について豊富な経験に基づいた、分かりやすく、深い内容のお話をしていただきました。たくさんの会員の先生方が参加してくださり、本当にホッとしました。

 

全米オープンテニスでベストフォーに進出した大坂なおみ選手が、試合後の記者会見で、こう述べていました。試合に勝って嬉しいが、それと同時に、ほっとした(英語では、relieved )。つまり、「I was relieved. 」と語ったようです。

 

私も、昨夜は無事に終わって、本当に 「I was relieved. 」でした。

 

 

新聞スクラップ

■20180906(木曜日:晴れ)

 

 

■今朝は走りました。台風の影響で火曜日、水曜日と二日続けて走ることができませんでした。いつものコースを走り 6.14km を積み重ね、18.35km 残り24日で 81.64km となりました。前途多難です。というのは、今朝は右太ももの痛みが、これまでになく辛かったのです。走るほどに少しずつ楽にはなってきたのですが、鼠径部の痛みが止まないのです。

 

鼠径部の左下にあたる腱鞘の部分の痛み、と行った方が正確でしょうか。普段歩いている時には何の問題もないのですが、走っている時は重荷になります。ハーフの距離を完走できるのか、ちょっと不安になってきました。一度はしっかりとLSDをしておかないと駄目のようです。

 

■9月5日の東京新聞、「学校と新聞」は興味深いものでした。スクラップはリトマス試験紙、と題されています。取材に答えてくれた日那さんは、著者の質問に以下のように答えています。

 

ーーなぜ新聞スクラップを始めたの。

 

「生物の先生が、『記事をスクラップしていると、ある時突然、リトマス試験紙のように自分の興味が浮かび上がってきます』と話してくれたからです」

 

ーー家族と新聞の話はしますか。

 

「親が記事を薦めてくれるようになりました。『オウム 13人死刑執行 村上春樹氏寄稿』 (18年7月29日、毎日新聞)は母が紹介してくれた記事。これを機に、村上さんの「アンダーグラウンド」を読もうと思ったんです」

 

いま思うと、自分の子ども達にも、このような薦め方をしておいても良かったかな、と後悔先に立たずですが、反省しています。この歳になって、自分が始めてみたところで、どうなるものでもないのですが、物事を始めるのに遅すぎることはないでしょう。残り少ない時間かもしれませんが、それはそれで自分に取って貴重な時間になるはずです。

 

 

 

完走率

■20180905(水曜日:曇)

 

 

 

 

 

■昨日は台風21号が上陸し、西日本は大荒れでした。ここ沼津では幸い大きな被害は無かったようです。関西空港では滑走路も浸水し、連絡橋にタンカーが激突し、陸との往来ができない状態となり、空港自体が閉鎖されました。3千人が空港で明かした、と朝のニュースで報道されていました。

 

今年は台風の数がとても多いように感じます。豪雨の上に台風では、休まる暇がありません。まだまだ、これからでしょうか。

 

■来年の東京マラソン一般の部エントリーが終了しました。8月31日締切で、申込者はこれまでで最高となり、倍率も12.1倍と過去最高を更新したようです。私も申し込みました。まず当選することは無いでしょう。以前も、そうでした。でも、こればかりは申し込まなければ絶対に当選しません。結果は9月25日に発表されるそうです。

 

東京マラソンは、完走率の高いマラソンでもあるのです。これは意外と知られていません。今年の2月25日に行われたフィニッシュ地点が東京駅前に変更されてから2度目のレースとなった第 12 回大会レースでは、フルマラソンでの完走率は 96.3% でした。これには理由があります。まずは制限時間が7時間であること、そして沿道での応援が、その人数も含めて格別であること、そしてコースが割りと平坦であることなどのためです。

 

比較してみると、私が参加した袋井クラウンメロンマラソンでは、制限時間は6時間ですし、コースは平坦どころではなくて、アップダウンが大変です。特に40キロを過 ぎて愛野駅前からの最後の上り坂は、本当にランナー泣かせです。

 

制限時間の違い、1時間の違いは、とても大きいのです。たぶん東京マラソンでも、この6時間から7時間の間にゴールするランナーの数は、とても多いはずです。果たして抽選の結果がどうなるか、本当に楽しみです。

 

 

 

台風到来

■20180904(火曜日:雨)

 

 

■今朝は5時45分頃から雨が降り始めました。午前6時51分現在では、嵐の前の静けさでしょうか、不気味な静けさに包まれています。非常に強い台風21号が四国地方に上陸しようとしています。今朝は生ゴミを出すために玄関を出ましたが、その時は強い雨が降っていました。窓という窓をしっかり閉めて、強風に備えています。強い日差しから守ってくれていたヨシズも昨夜中には外して、あとは台風の到来を待つばかりです。

 

 

■こんな日は、ゆっくりと新聞を読むのが一番です。今日の朝刊には切り抜きして保存したい記事が、結構たくさんありました。その中でも、なるほどな、と一番納得したのは、大波小波欄でした。「戦後の右、そして左」と題されています。

 

 

安田浩一の『「右翼」の戦後史』が読ませる、と書き出されています。門外漢の私にとっては、右翼というと怖い人々、左翼というと観念的で空疎な人々、という先入観があります。ところが右翼といっても一色ではないのです。

 

 

右翼は改憲一色とは限らない。協和党の武田邦太郎は九条遵守を掲げ、搾取のない社会を目指した。

右翼は排外一色とは限らない。野村秋介は他民族を中傷する偽愛国者を徹底的に唾棄した。

右翼は親米一色とは限らない。花瑛塾の中村之菊(みどり)は、沖縄の米軍基地反対運動を続けている。

神社界も一色ではない。愛知県清須市のある宮司は、改憲反対の態度を貫く。「要するに、上に対して何も言えないだけなんですよ。だからこそ全体主義が育ってしまう」と安田に語る。

問題はこれだ、と私は思う。右も左も関係ない。わたしたちが戦うべき相手はヘイトスピーチだけでなく、社会を一色に染め上げてしまう、目に見えない同調圧力ではないか。

 

 

右でも左でも似たような反応を見ることがあります。意見を求めると、所属団体の幹部と全く同じような返答が返ってくるのです。こんな対応を世間では、受け売り、と言います。自分自身の言葉がない。自分の頭で考えていない。思考停止なのです。

 

 

「要するに、上に対して何も言えないんですよ」という指摘は、戦後73年経っても結局日本は、あまり変わっていないことを痛罵しています。自民党総裁選挙を見れば、まさに一目瞭然です。いずれまた日本人は、愚かな行動から奈落の底に落ちるかもしれません。

 

 

 

衣替え

■20180903(月曜日)雨

 

 

■今朝は雨でした。五時に起きて玄関を出ると雨がパラパラ降り始めました。止めようかとも一瞬思ったのですが、明日は台風21号が上陸予想です。朝から大荒れになりそうですので、走ることは出来そうにありません。月100キロの積み重ねは始まったばかりです。ということで、小雨の中を走り始めました。

 

 

いつものコースを走りましたが、右太ももの痛みが最小限で済みました。完治したわけではないのですが、痛み出してから最も楽なランニングでした。

 

 

おかげで6.1キロを、キロ6分28秒で走り切ることが出来ました。こんなタイムで走ることが出来たのは、本当に久しぶりです。昨日はゴルフの練習もしましたので、その影響が心配でした。下半身を無理に捻ったのが太腿の痛みの原因だと思っているので、出来る事ならゴルフは、しばらく止めるのが正解なのでしょうが、そうもいきません。

 

 

Taku就職してTakuもゴルフを始めましたので、いつか一緒にプレイできるまでは止めるわけにはいきません。

 

 

(●^o^●)

 

 

■さて昨日は、ホームページの衣替えを行いました。デザインを改装した、ということです。レンタルサーバー上に導入し無料で使用できるホームページ作成ソフト、ワードプレスの素晴らしい点の一つが、このデザインの変更が容易な事です。それ以前使用していた Quick Homepage Maker も、使いやすくて、とても素晴らしいソフトなのですが、唯一の弱点がデザインの変更が難しい点でした。素人の私には敷居がかなり高い作業でした。

 

 

ワードプレスではデザインの無料雛形が、それこそ山のようにあります。世界中の人が公開してくれているのです。さらに素晴らしいのは、ネットに繋がった状態で試してみることができるのです。つまりこのデザインを採用した場合、自分のホームページだと、どのような画面になるのか、試すことができます。原版とは必ずしも同じにはなりません。確認が大切です。何度でも試すことができるのは、本当に助かります。

 

 

その上で選んだのが今回のデザインです。コラムが2つのタイプです。右側のコラムの内容は、スマホでは縦列駐車になりますので、最後に配置されます。リスポンシブといって、スマホの画面に対応して自動的に画面が見易いように配列されます。これは大切です。今や殆どの方がスマホでネットサーフィンをすることが多いからです。

 

 

以前は年が改まると改装していたのですが、これだけ容易に改装ができれば、季節ごとに変えてもよいかとすら思います。

 

■さて今朝は走り終わって帰宅し、シャワーを浴びて朝食を取って、ランニングの記録をネットに載せようとパソコンを起動したものの、ネットへの接続がありません、とにべもありません。何度起動しても同じです。以前にも、こうしたことがありました。光回線が入っている一回に設置されたルーターを再起動すると、たいていの場合は復旧します。ところが今日は、そうは行きませんでした。これには慌てました。どこに問題があるのか、私には分からないからです。

 

 

結局のところ、以前からレセコン・ソフトの面倒をみてもらっていた、ソフト会社の方に来てもらいました。芦川さんです。今は独立されて仲間と一緒に新しい会社で頑張っておられます。とても誠実な方ですし、もちろん知識も豊富です。いつも助けてもらってきました。快く飛んできてくれて原因を究明してくれました。電源アダプターが劣化していたのです。ルーターの故障ではありませんでした。私には、永遠に原因は分からなかったでしょう。蛇の道は蛇です。

 

 

午前中いっぱい不通の状態になりました。診療机のパソコンとレセコンとが接続できないので、患者さんの記録を打ち込むことができません。窓口で病名などを打ち込むことになるので、時間がかかってしまいます。患者さんの投薬状況などもパソコンから確認することができずに困りました。カルテで探すと時間がかかるのです。

 

 

クラウドというのは大変便利なものですが、こうして一旦ネットへの接続が途絶えると、本当に大変です。情報を取り出すことができなくなり、にっちもさっちも行かなくなります。カルテをクラウド上に置くタイプが増加しています。災害時にも安心ですし、ネットさえ復旧すれば、その時点から以前と全く同じ状態で診療が再開できます。これは安全保障上、大変なメリットです。しかし一旦ネットが途切れると、利点が欠点に早変わりします。サイバーテロも恐ろしいですし、一直線には行かないようです。

 

 

 

司法取引

■20180902(日曜日:雨)

 

 

 

■昨日の天気予報では午前中は降水確率30%とのことだったのですが、午前7時3分現在、沼津は大雨注意報が出ています。愛鷹山の方を見上げると、真っ黒な雲で覆われています。これでは出かける訳にはいきません。しなければならない雑務を家で片付けるしかなさそうです。

 

 

■こうした雨の日曜日の楽しみの一つは、新聞の熟読です。8月30日の「太郎の国際通信」欄では、

 

 

「司法取引」という名の裏切り

 

 

との報告がなされています。トランプ大統領の元顧問弁護士が、自分の犯した脱税などの犯罪8件の刑を加算すると最大65年の刑を課せられるはずだったのだが、大統領選挙でのある事件において、トランプ大統領の関わりを示唆する陳述のお陰で、刑期が「46ヶ月から63ヶ月が適当」と検察との間で合意した、というのです。

 

 

つまりは弁護士にとっては守秘義務のあるはずの依頼者を裏切って、自分の利益を優先した、ということになります。テレビドラマ「 Law and Order 」を観ていると、常に出てくる言葉が、守秘義務です。弁護士は依頼者との間に守秘義務があり、依頼者の権利を守るために、検察には決して情報を漏らさない、ということです。

 

 

そうでないと、確かに被告人の権利は守られないでしょう。あるいはジャーナリストが情報提供者に関する守秘義務を守ること、も同様です。ジャーナリストが情報を提供すれば、例えば殺人犯が逮捕できるかもしれない、という状況でも、ジャーナリストは体を張って検察に抵抗するのです。それは自分の存在価値を守ることでもあるのです。

 

 

ところが上記のような弁護士が現れると、依頼人は誰を信用したら良いのか分からなくなります。弁護士個人の利益のために守秘義務のあるはずの依頼者の情報を提供してしまうからです。司法取引は番組の中で、しょっちゅう登場します。登場しないことがない、と言っても良いほどです。法律に基づいた正々堂々の一騎打ちかと思いきや、裏でコソコソ手打ちをしている、とも言えます。

 

 

もちろん良い悪いの問題ではないのです。あちらにおける、それがルールだからです。ルールの中での戦いです。この司法取引が、今年の6月から日本でも導入されたのです。木村太郎さんは、最後をこう締めくくっています。

 

 

対象となるのは経済犯罪や暴力団などの組織犯罪で、「下っ端」の罪を減免してトップの関与を証明するのに役立つと言われた。

しかし、これは「裏切りの奨励」にほかならない。場合によっては弁護士にも裏切られる危険があるとすれば、組織内外の人間関係が疑心暗鬼になるのは避けられない。また自らの罪を逃れるために虚偽の証言をするものが出て冤罪を生む恐れは十分あるだろう。

私たちはもしかしたら、とんでもない制度を導入してしまったのではないだろうか。

 

 

 

出直し

■20180901(土曜日:曇)

 

 

 

■今日は防災の日。9月が始まりました。また一から、やり直しです。今朝も走りました。6.096km を走りましたが、右太ももの調子は、まだ完治していません。3キロほど走ってみると、少し楽になって、あまり気にならなくなりますが、それまでは重苦しくて結構違和感があります。痛くて入ることができない、というわけではないのですが、これでは長距離は難しそうです。

 

 

■毎月最初の日になると、この出直しが始まります。新しい積み重ねです。気持ちを新たにして、また一からスタートなのですが、これは大切なのでしょう。気持ちを新たにする、切り替えるという作業です。人はどうしてもマンネリ化します。自分自身をいかに退屈させないか、ということも、より良く生きることのためには、大切なことの一つに違いありません。

 

 

本を読むことは、その大切なことの中で大きな部分を占めます。本を読むことで人は脳細胞が更新されます。

 

 

■さてスマホの引っ越しが終わりました。二年間Toneモバイルのスマホを利用していました。二つの機種から選択する方式です。二年前に私が選択したのは、性能の高い方の機種だったのですが、今となってはファーウェイP10 lightには敵(かな)いません。作りがチャチなのです。プラスチックの容器は、簡単に裏側の蓋が外れます。しょっちゅう蓋をカチンと閉めなくてはなりません。しかも、うまく閉まらないのです。これは困ります。

 

 

初期画面は、Toneモバイル側が独自に作り込んだアンドロイド画面なので、それはそれで使いやすいと思います。高齢者には、分かりやすくて良い、とも言えます。サポートも悪くありません。費用も大手に比較して、五分の一でしょうか。誤作動も、殆どありませんでした。処理速度が少し気になりますが、これは致し方ありません。ただ独自の二機種からのみの選択では、今の時代物足りません。機種の選択肢を増やしてくれれば、Toneは決して悪くありません。

 

 

昨年ベトナム支援の旅に出かける際に、記録を取るためのデジカメ代わりにファーウェイ社製P10 Light を購入しました。電話の必要はありません。従ってデーター通信だけのLineモバイル端末契約にしました。二つの電話番号は要らないからです。二年間の縛りが終わるのを待って乗り換えました。ファーウェイ製は、今では知らない人は少ないかもしれません。

 

 

2018年第2四半期(4-6月)の世界スマートフォン出荷台数において、中国ベンダーのHuaweiがAppleを抜いて世界2位に浮上したと、調査会社 International Data Corporation(IDC)が報告しています。

 

 

と、あります。確かに、よくできています。私の機種は最上位機種ではありません。購入時の時点では、二番手の製品です。Light ですから。最上位機種は高価ですから、確かに凄いのですが、スマホにそこまで掛ける気はありません。必要十分で、私は満足なのです。まず作りがしっかりしています。決してチャチではありません。そしてカメラ機能が優れています。記録のための器具として、十分な性能です。つまりは十分満足できる製品です。これからも買い換えると場合は、ファーウェイ製を選択するつもりです。

 

 

今年の7月に友人の長谷川さんが上海から夏休みで帰国された折に、ゴルフをご一緒したのですが、その際に食事をしながら話をしたのも、ファーウェイ製のスマホのことでした。自分は今ファーウェイ製を使用している、その性能には十分満足している、中国製に対する不安は無い、と話すと、そういう日本人は少数派だ、というのです。中国製の製品は安かろう悪かろうだと思っている日本人が、まだまだ多いというのです。

 

 

確かに、そのように考える日本人は、まだまだ多いようです。そうした人の話を聞くと、アップルのアイフォンが実は中国で製造されていることを知っているかどうか、確認したくなるのですが。こうした話を聞くと、同様の風説を思い出します。いわく、中国製の農産物は農薬まみれだが、日本の農産物は安心だ。日本の農産物も、結構農薬まみれなのですが、そのあたりを知る人は少ないようです。結局のところ、だから日本は凄いのだ、と自己満足しているさまは、あまり褒められたものではない、と私は感じるのですが。

 

 

■さてMNPと呼ばれる電話番号移行制度を試してみました。やっと自分の番号を覚えられたので変えるのは大変です。殆ど電話を使用しない私は、番号を変えてもたいして実害は無いのですが、いちおう名刺に印刷されていますので、移行しました。

 

 

試してみると移行は思ったほど難しくはありませんでした。解約する会社に連絡して移行のための番号を送ってもらいます。新しく契約する会社に、その番号を知らせて、あとは待つだけです。

 

 

八月一杯は前の会社で、そして今日からはLineモバイルで同じ番号が使えます。ただし落とし穴がありました。いったん電源を落とした後、届いたSIMカードを古いカードと換装したのですが、電話が繋がりません。何度やってもダメです。サポートには何度電話しても繋がりません。

 

 

新しいSIMカードと一緒に届いた説明書に記載のあった、使用開始のためのサポート番号に電話したところ、あっさりと繋がりました。そして、その症状なら一度電源を切って再稼働をして下さい、とのこと。

 

 

助言のとおりにしてみると、電話が可能になりました。良かった、と感謝して電話を切りましたが、一難去ってまた一難です。今度は着信のベルが鳴りません。設定のどこをいじっても、なしのつぶてです。今度はグーグルで検索しました。

 

 

回答を得ました。これで移行が完璧に終了しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Page 3 of 3

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén