■20181001(月曜日:晴れ)

 

 

昨年出かけたベトナムの様子です。

 

■昨日一日は台風に振り回されました。午前中は降り出しそうで、降り出さない天候に業を煮やして、結局5キロほど走りました。蒸し暑さのためか、とても苦しい時間となりました。冷たい水でシャワーを浴びて、スッキリしましたが、天候の方は一日中スッキリしませんでした。天気予報とにらめっこの一日でした。

 

東京新聞朝刊の書評欄に掲載されていた、内館牧子さんの新刊本「すぐ死ぬんだから」に興味を惹かれ、さっそくアマゾンで電子書籍を購入しキンドルにダウンロードしました。最近はこうした購入パターンが、ほとんどです。新聞やネットで知って興味を惹かれた本を、電子書籍で購入しアマゾンが発売している電子書籍端末キンドルで読むのです。

 

キンドルは、いわゆるEインク、つまりは白黒の画面ですので、ブルーライトなどの有害な光を発しません。寝床の中で読んでもメラトニンの産生に影響を与えません。つまりは安心して読書できる、ということです。今回は昼間に読みましたので、アマゾンのFireという端末で読みました。こちらはカラー液晶ですので、絵画に関する本などを読むには最適です。

 

「すぐ死ぬんだから」は、高齢者の生き様を描いた本です。竹を割ったような性格の女性、つまりは内館牧子さんが、そのまま本の中に飛び込んで活躍しているような錯覚を覚えたのですが、先入観でしょうか。私より5歳年上ですので、今年でちょうど70歳。古希です。Wikipediaによれば、

 

秋田県秋田市生まれ。父親は岩手県盛岡市、母親は秋田市出身。日本冷蔵(ニチレイ)に勤めていた父の転勤で、四歳から新潟県、小学校3年からは東京都大田区で育った。幼い頃はいじめられっこであったが自身を助けてくれた男の子が大きな体を持っていたことから、体の大きな男の子は優しいのだという意識が刷り込まれたといい、これが大相撲に興味を持つきっかけとなったという。

 

東京都立田園調布高等学校を経て、1970年(昭和45年)、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒。その後は三菱重工業に入社して横浜製作所に勤務、同所硬式野球部でマネージャーも務めた。1987年脚本家デビュー。当初は岸牧子の筆名で活動。

 

代表作に、NHK連続テレビ小説『ひらり』、『私の青空』、大河ドラマ『毛利元就』などがある。

 

朝青龍の天敵としても活躍されました。最近は「終わった人」などでも話題になりました。内館牧子さんの本を読むのは初めてだったのですが、さすがは内館さん。長丁場を飽きさせることがありませんでした。途中意外な展開で、すこし中だるみになりかけましたが見事な大団円を迎えます。

 

年を取るというのは、本当に大変なことです。60歳で還暦を迎え、その歳に退職して隠居生活に入り、程よいところで旅立てた時代は、まだ面倒が少なかったのかもしれません。私の父は、60歳でサラリーマンを退職し90歳まで生きました。長い晩年だったのです。アルバイトのような事もしましたが、最後の10年ほどは、殆どを家で過ごす毎日でした。母も大変だったと思います。

 

とは言え、父も母も最晩年に、介護のために子ども達にそれほど面倒をかけずに旅立ちました。今でも両親には、良い思い出こそあれ、介護などが大変だったという記憶はありません。身近で世話をしてくれた姉の力が、もちろん大きかったのですが。その姉も肺がんのために、70歳を前に両親を追いかけるように旅立ちました。

 

次は自分の番です。どう自分の人生に決着を着けるのか。最後の大仕事が残っているのです。