■20181010(水曜日:晴れ)

 

 

■今日は、1964年(昭和39年)に東京オリンピックが開催された日です。あの爽やかな秋の青空のもと、入場行進が行われました。つい先日まで、10月10日は体育の日として休日だった気がしていたのですが、知らない間に変更になってしまいました。月曜日にして、連休を増やし国民を喜ばせようという狙いのようです。国民の消費も増えれば経済活動も盛んになる、ということです。

 

二年後の東京オリンピックも、この爽やかな気候のもとで行なって欲しいと願う国民も多いはずです。8月の酷暑のもとで開催することに、どれだけ意味があるのか。選手たちも観客も、文字通り命がけになりそうです。

 

■昨夜から、内館牧子さんの「必要のない人」を読み始めました。終活三部作かと思いきや、どうも違うようです。短編集でした。まだ読み始めたばかりですが、私などには想像もつかない女性の心というものを、生々しく感じさせる内容です。短編集というと、オー・ヘンリーを思い出すような私ですから、たいして読んでもいないのですが、村上春樹さんの「東京奇譚集」も楽しめました。

 

人間の心理というのは、実に奇妙です。毎日何事もないように過ぎていくのですが、その時間の中でも微妙に変動を繰り返しています。ちょうど心拍数のように。24時間の心拍数変動を手軽に記録できるようになった現在、一日に起こった様々な出来事と心拍数を、あとから突き合わせてみるのも一興かもしれません。

 

自分でも気づかなかった心の動きが、目に見えるかもしれません。人は些細な事で動揺しているのです。傍目には分からないように。