■20181014(日曜日:雨)

 

 

■今朝は走るつもりで目覚ましをセットしたのですが、夜半を過ぎて激しく雨が降り始めました。これは走ることは無理と諦め、目覚ましを一時間遅らせました。午前7時0分現在、空は黒い雲に覆われ、時折雷鳴が轟いています。天気予報では、この後は雨も上がるようです。

 

■昨日は忙しない一日でした。午前中の診療を終えて、その足で東海道線、そして新幹線を乗り継ぎ、有楽町駅前の東京国際フォーラムで開催されている臨床眼科学会に出席しました。友人の山田成明先生の発表を聞くためです。

 

会場に到着したのが14時頃。受付を済ませてから、地下の機器展示会場を周り、どんな新しい検査器械が登場しているのかを見て回りました。様々な光学的な機器や新しい視野検査機器など、進歩の速さに驚くばかりでした。待ち合わせの15時まで、展示・販売されている書籍を調べました。

 

待ち合わせ場所の「相田みつお記念館」前のベンチに座り、いま着いて待っていますと連絡しました。やがて山田先生がやってきて、本当にしばらくぶりの再会でした。保存された写真を調べると2012年に会っています。その時は上野恩賜公園に出かけて、寒さに凍えながら花見をしました。そして一杯やったことを覚えています。

 

17時からの最後のグループ。B棟の7階での発表でした。昔はポスターセッションと言われていたやり方ですが、いまはパソコンでスライド形式での発表です。美術館でのようにイヤフォンを借りた上で、同時に行われている7つの発表から興味のあるものにチャンネルを合わせて聞くのです。私は初めての経験でした。ポスターセッションは、もう過去のものになりました。

 

山田成明先生の発表の前に予定されていた演題の演者が、どういうわけか会場に現れずに、発表が繰り上げになりました。無事に発表も終わり、ご苦労様とねぎらい、さてと思っていると、二人で何やら語り合っています。誰だろうと思うと、なんと相手の先生は、学会長の千葉大学教授山本修一先生でした。成ちゃんは、富山大学時代、山本先生と一緒に働いていましたので、旧知の仲なのです。私は山本先生とは、何十年ぶりでしょうか。一度同窓会でお会いしてお話したことがありましたが、あの頃は、まだ教授になられる前でした。同じ大学出身とは言ってもすれ違いでしたので、交流はほとんどありませんでした。

 

こうして成ちゃんの発表をわざわざ見にやってきて、きさくに語り合う様子を見て、大変驚きました。飾らない人柄に驚いたのです。また逆に成ちゃんは、山本先生とは、そのような付き合いをしていたのだな、と分かり、成ちゃんらしいと納得しました。

 

さて、これはチャンスとばかりに、山本先生に挨拶し、ぜひ静岡にも講演にきていただきたい、とお話したところ、ぜひ誘ってください、とこれも笑顔で答えていただき、本当に有り難いことだと感謝しました。何しろお忙しいのです。病院長でもある山本教授の仕事量は並大抵ではありません。二足の草鞋どころか、三足、四足の草鞋を履いているようなものです。スーパーマンなのでしょう。

 

さて成ちゃんは19時28分の新幹線で帰るということでしたので、東京駅でお土産を買い、そのまま夕食をともにしました。天丼でした。天ぷらが山のようにもられていました。お昼は仕事の合間にかきこんだので、お腹は十分空いていました。楽しいひと時でした。食事しているところを記念写真に撮り、やがて時間がやってきました。改札へ向かい再会を約束しました。

 

忙しなかったけれど、とても楽しい一日でした。出かけた甲斐がありました。やはり学会には出かけるものです。

 

成ちゃんは、お酒が飲めません。ジンジャエールで乾杯です。