■20181019(金曜日:曇り)

 

Day 1  職業訓練センター 午後から被害者宅家庭訪問 4軒

 

■午前中

 

さて、いよいよ今日から活動開始です。7時に起きて朝食を済ませ、ホテルを9時に出発。施設までは15分ほどです。

 

 

9時前に施設に到着。歓迎を受ける。トゥイ施設長さんがこれまでの活動をパワポでデモしてくれた。ビデオで流しながら、これまでの活動で接したうちの二人の被害者が死亡したことを報告。

 

新谷さんが褥瘡予防に尽くした方も昨年亡くなったとのこと。もう一人オレンジの服を着た女性もガンで亡くなった。

 

私が挨拶をし、三年目の訪問で暖かく迎えもらったことを感謝。

 

今回持参した医薬品などを贈呈。千ドルの現金とリハビリ機器の贈呈をする。眼科医検診をしている間に、機器の組み立てを行う。合計四台の組み立て。

活動の様子をまとめたビデオを流している。これを送ってもらいるか確認。VAVA の副会長が来られた。

 

今年の家庭訪問は、12 軒。

 

子ども達は人数が少なかったのは、それぞれが仕事に出かけているため。

 

友くん、よっちゃんたちで機会を組み立てた。11時前に四台の機器が完成。二台の自転車器具と上半身のトレーニング機器。

 

 

 

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職業訓練センターに到着すると、トゥイ所長さんが、私達のこれまでの活動をスライドにしてまとめてくれました。

 

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お礼とご挨拶を私からさせていただきました。

 

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多くの方から寄付を頂きました。感謝、感謝です。

 

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今年は例年の寄贈品、医薬品などの他に施設からのご希望でリハビリ機器を寄贈しました。これまでにいただきた寄付金を原資にしました。そして運営費として現金 1,000 ドルも寄付することもできました。

 

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現地で購入した機器を若手の隊員で組み立てました。出来上がり、さっそく施設の入所者で試しています。とても楽しそうです。

 

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上の写真でトゥイさんが持っている額は、枯葉剤被害者救済に尽力した、赤いナポレオンこと、ヴォー・グエン・ザップ(ベトナム語: Võ Nguyên Giáp, 漢字:武元甲、1911年8月25日 – 2013年10月4日[1])は、ベトナムの軍人、政治家。ベトナム共産党政治局員。ベトナム人民軍 (QĐND) 総司令官です。

 

■午後  家庭訪問 四軒

 

No1     表の1   被害者名 グエン・ティ・ホイ  女性 1983年生まれ 父も枯葉剤被害者

 

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父と娘 皮膚にコブのような腫瘍多数。

 

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地域の人民委員会幹部同行 支援活動は足りていない、日本からの援助に感謝している。

 

■父の話

 

いつも笑顔で過ごしている。家の仕事を手伝っている。後ろ向きに考えても仕方がない。ここまで来ていただいて感謝している。

 

母は9年前に死んだ。6人の子供あり。症状があるのは、四番目のこの娘だけ。国の援助金のみ。兄弟の支援無理。月の支援金 父親と娘で全部で200万ドン。農業で自給自足に近い。

 

父親はフエ、くアンチ省で従軍。枯葉剤のひどい場所だった。父親は1953年生まれ。皮膚症状は終戦後、1977年時点では症状は無かった。それ以後出現。

 

娘は生まれた時点ではお尻に大きな腫瘍。摘出。病弱。6歳から小さい腫瘍のみ、次第に増大した。知的障害あり。自分のことはできる。父を手伝うことはできる。普段は腫瘍は痛まない。

 

支援金 200万ドン。

 

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■No2  表 2 グエン・ティ・チン 女性  1978年生まれ 40歳 

 

 

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 自分では自分のこともできない

。知的障害あり。鍵をかけた部屋で住んでいる。彷徨する。月45万ドン支援金のみ。農業で自給自足。両親は今のところ元気。父は1952年生まれ。母は59歳。

 

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 父はクアンチから南の地域で枯葉剤を浴びた。従軍は5年以上。父は今のところ障害がないので枯葉剤支援金なし。子どもは、6人。チンさんは第一子。他の子供達には障害なし。15歳までは普通に過ごしていた。それまでは学校へ行っていた。症状が出て病院で枯葉剤障害者と認定された。

 

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■No3 表の四番目 

 

ハー・ティ・ニン

 

二人兄弟 父は10年前に死亡。 自分のことはできない。母が面倒を全て見ている。今日は期限が悪く洋服を破ってしまい、裸でいた。

 

100万ドン 月の支援金。お兄さんと本人。本人は妹。

 

33歳。 1985年生まれ。

 

兄は異常なし。

 

■No4 3番目

 

グエン・バン・ティユ

 

1978年生まれ  現在は弟と二人、兄弟だけでVAVAの支援金で建てた家で住んでいる。四人兄弟の二番目。男性。

 

話すことはできない。父の親戚の女性が二人の面倒を見ている。

 

毎月111万ドンの支援金。両親はすでに死去。弟は、建築土木の仕事をしている。