■20181120(火曜日:晴れ)

 

川口市の妙仙寺から見た現在のマンションです。ここに昔は団地がありました。

 

 

■今朝はゆっくりと休みました。明日に向けて休養です。しかし昨夜は驚きました。日産のゴーン会長が逮捕された、という報道です。上を下への大騒ぎ、とはこのことでしょう。何しろ日産のゴーンさんといえば、泣く子も黙る経営者だったからです。潰れるかもしれない、と言われていた日産自動車をV字回復させました。しがらみがなかったのが幸いしました。日本人経営者には、なかなかできない荒業でした。

 

会社の資金の私的流用と所得隠蔽が容疑のようですが、真相はどうなのでしょうか。しばらくは、この件でマスコミは大騒ぎでしょうから、他の問題が蔑ろにされそうです。ほくそ笑んでいる人々、特に政治家の皆さんの顔が浮かんできそうです。

 

どちらにしても、どんなに優秀な人でも、長く同じ地位にいると腐敗してくるのでしょう。知らず知らずのうちに。それは人間の性ですから、致し方ありません。そう考えると、憲法がうたう三権分立とは、究極の腐敗防止策なのでしょう。日本では、あまり適切に機能しているとは言えない面が多々ありますが。

 

■そう考えると、あの世界一の大富豪ビル・ゲイツ氏の生き方は他者には真似できません。1955年生まれですから私より二つ年下。

 

2006年6月15日の記者会見にて、2008年7月にマイクロソフトの経営とソフト開発の第一線から退き、「ビル&メリンダ・ゲイツ財団 (B&MGF)」の活動に専念すると発表した。

 

とありますから、現在は慈善事業に専念しています。ロータリークラブが進めているポリオ撲滅運動にも多額の寄付をしてくれています。死後50年経っても忘れられることのないのは、ビル・ゲイツであって、スティーブ・ジョブズではない、という人がいます。どちらも素晴らしい業績を残したのですが、その違いは慈善事業の有無だ、というのです。

 

なるほど、一理ありそうです。平々凡々の一市民であっても、自分の人生を、どう生き、そして始末をつけるかは、一生の課題に違いありません。