■20181127(火曜日:晴れ)

 

ベトナム・ハノイのお昼時です。歩道に俄仕立ての昼飯屋さんです。

 

 

■今朝はゆっくりと休みました。12月の2日のお伊勢マラソンに向けて調整です。明日の朝いつものとおりに走って、月間目標を達成し、その後は本番まで休息です。

 

昨夜は冷え込みも弱く、寒さ対策で着込んだ寝間着代わりのフリースのためか体温が上がってしまい、動機で目が覚めてしまいました。最近は体温調節能力が低下しているのか、寝ていて暑すぎると動機がして困ります。体を冷やさないと寝つけなくなりました。年を取るというのは、本当に大変なことです。

 

■今朝の東京新聞朝刊では木村太郎さんが、「太郎の国際通信」でアメリカ・カリフォルニア州の山火事について書かれています。山火事の原因は、まだはっきりしていないようですが、北部のパラダイス町の火事は、どうやら電線のショートから始まったのではないかと疑われているようです。カリフォルニア州の山火事では電線がショートして枯れ木や枯れ草に燃え移り広がることが多いそうです。こうした危険性を防ぐためにカリフォルニア州議会では2年前、全会一致で山火事防止法案を議決していたのですが、カリフォルニア州のブラウン知事(民主党)が拒否権を行使してこの法律は実現しませんでした。

 

ブラウン知事の拒否権行使の背景には、カリフォルニア州の環境保護派が森林伐採に対し強く抵抗していることがあると言われています。トランプ大統領は「山火事の原因は森林管理の失敗からだ」と言ったのも、あながちでまかせではなかったようです。

 

国土管理や国立公園などを担当するジンキ内務長官は者会見で、

 

森林の密度、特に枯れ木の密度が高いほど山火事の危険性が大きいわけ由で、我々は森林管理をしたいのだが、環境保護過激派が次から次へと訴訟を起こして妨害してきた。彼らは森林全体を燃やしても、一本の木を切ったり森を間伐しない方が良いと考えているようだ。

 

 

これに対してカリフォルニア州のリベラル派は、パリ協定離脱に代表されるトランプ大統領の環境軽視が今回の災害の遠因だと批判している。今回の山火事はやっと鎮火したが、政治問題の方は火勢が弱まる気配は見えない、と書かれています。

 

まさに不毛の論争です。森も手を入れないと荒れ放題になるのは、日本でも大きな問題になっています。アメリカは植林した森なのかどうか知りませんが、やはり手入れが必要なのでしょう。建設的な議論を経て、より良い環境を維持していくしか無いようです。