■20181201(土曜日:晴れ)

 

川口市立飯塚小学校です。幼小児期というのは、ただただ楽しかった思い出しかありません。あの日に帰りたい、と誰もが思うのが、この時期です。

 

 

■いよいよ今日から師走です。ただ新しい月が始まったと言うだけなのですが、そうではありません。一年の総決算の月です。この一年間を振り返って、そして新しい年に向かって思いをはせる月ですから、とても大切です。

 

来年には元号が改まります。平成天皇が退位され、新しい元号になるのですが、陛下がお元気な間に、新しい元号になることは初めてですから、これもめでたい事に違いありません。崩御されての新しい元号でも、もちろん良いのかもしれませんが、こうした形を希望された今上天皇の強い意志は、本当に凄いと思います。

 

想像もできない長い歴史を持つ皇室の中にあって、自分の役割とは何なのか、本当に全身全霊を持って問い続けた30年だったのではないでしょうか。そして今、私達が感じている皇室への親近感は、天皇・皇后両陛下が30年かけて築き上げて来られた結果ではないか、と私は感じます。

 

昭和という激動の時代の後の平成にあって、昭和天皇の時代をともに生きた今上天皇は、ある意味試行錯誤しながら、自分自身の歴史的役割を問い続けたはずです。そうして出した結論が、国民とともに歩み、国民に寄り添うという皇室、という皇室のあり方ではないでしょうか。皇后陛下のお人柄も相まって、陛下のこの思いは、きっと一人ひとりの国民の心に深く刻まれたに違いありません。

 

来年の1月2日には、私も皇居へ参賀に行こうと思っています。