■20181216(日曜日:曇)

富士山もすっかり雪化粧を済ませました。

■今日は新沼津カントリークラブのBクラス月例。植松さんと一緒に参加しました。一緒にラウンドしてくれたのは、北畠さんと鈴木悠児さんでした。鈴木さんとは、ちょっとした因縁があるのです。

 

2012年に新沼津カントリークラブの会報原稿を頼まれました。「ゴルフ想うことども」という欄です。 先輩の友人が最初に頼まれたのですが、どうもあまり文章を書くのはお好きでないようで、私にお鉢を回してきました。大学の先輩の依頼ですから断る選択肢はありませんでした。それに以前から、この題名で文章を書いてみたいと思っていたのです。題名は「映画の中のゴルフ」です。

 

日本の映画の中でゴルフが主題となって描かれている場面を私は思い出せません。ましてやゴルファーが映画の主人公になっていることはないはずです。 日本ではスポーツのヒーローといえば、やはり野球選手でしょうか。 そもそもプロスポーツとしては長い間、日本では野球しかありませんでした。でもアメリカでは違います。ゴルフの選手が主人公になっていることが、ちょくちょくあるのです。 ゴルフが描かれた四つの映画を私は取り上げました。「地上より永遠に」、 「ボビー・ジョーンズ(救聖とよばれた男」、「グレイテスト・ゲーム」、「バガー・ヴァンスの伝説」です。

 

映画「地上より永遠に」の中で、主人公のモンゴメリークリフトが壮絶な死を遂げたのが、ソニーオープンでお馴染みのワイアラエ・ゴルフカントリーのバンカーの中だったのです。鈴木さんは若い頃仕事でハワイに出かけ、このゴルフ場でプレーをしたことがあったそうです。懐かしくその頃を思い出されて、私にわざわざハガキを下さいました。全く存じ上げなかった方からの葉書に大変驚きましたけれども、読ませていただき、私も大変感激いたしました。それ以来のお付き合いです。良い意味での、古き良きジェントルマン・ゴルファーです。クラブの評議委員として、月例や理事長杯で役員をされていた時に、お話をさせていただいたことはありましたが、一緒にプレイをしたのは、たぶん初めてだと思います。年齢のために、今ではさすがに力強いというプレイではありませんが、美しいフォームから打ち出される玉は、人柄をそのままに表しているようです。このような方と一緒にゴルフをするのは本当に楽しく、また嬉しいものです。自分もまた少しでも、このような方に近づきたいものだと思うからです。

 

先月友人の坂口さんから桑田泉プロのレッスンを見て勉強すると良い、というアドバイスを受けフォームを改造しました。まだ一か月も経っていないのですが、桑田プロの話されていることは、私にとってはとても、理にかなっているように思えたのです。そこで無謀とは思いながらも、思い切ってフォームを変えてみたのですが、当然最初はうまくいきません。同じホールで続けて三発も OB を出したりしました。それでも今日はようやくレッスンの要点が飲み込めてきたようです。 下半身の主導に従ってクラブを振り切る、という感じが少し分かってきました。どうしても上半身と下半身のバランスが悪いのです。バラバラなのです。 それでも今日のプレイを通して考えてみると、フェアウェイをとらえることが以前よりも多かったように思います。もちろんミスショットはたくさんありました。 OB も出しました。でもフォームを改造してからの、あの乱れ方から比べれば、格段の安定だと思います。少し楽しみになってきました。