■20190128(月曜日:晴れ)

新得駅の時刻表です。北海道の鉄道を守る必要があります。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は日曜日でしたけれども、頑張ってLSDをして15キロを積み重ねました。しかし、まだまだ20キロも残っているのです。今日も含めて1月はあと4日を残すのみ、そして20キロが残っているのです。昨日は7時前から走り始めて、途中膝の痛みやふくらはぎの痛みに襲われましたけれども、なんとか走り終えることができました。とはいえ、できれば20キロを走りたかったのですが、昨日の状態では15キロが限界でした。

昼間ゆっくりと休み、夜はつるちゃん夫婦と、ひろ繁での定例の夕食会でした。楽しく美味しい食事を頂きました。帰ってきてお風呂に入り早々に寝床に入りました。

テニスの全豪オープンでは、ジョコビッチ選手がナダル選手を破って7度目の優勝を果たしました。錦織選手との一戦を見ていて思ったのは、まさに壁のような鉄壁の守りでした。あれでは錦織選手に勝ち目はなさそうでした。ナダル選手との一戦は見ていないのですが、どうやら同様に、ジョコビッチ選手らしい鉄壁の守りでナダル選手をはねのけたようです。勝ち相撲鬼のごとしと言いますが、多分ジョコビッチ選手の勝ちっぷりは、そのような形容に、ふさわしいものだったのでしょう。

■先日の東京新聞に、スマホを用いた授業の無料配信の試みが報じられていました。題して「貧困の子も教育平等に」です。東京都中野区の一般社団法人「貧困家庭の子どもの学習・進学を支援する全国運動(CAMEL)が4月から、学習塾に通えない中学生を対象に、無料の授業配信を始める。インターネットによる学習支援システム「eラーニング」を使い、全国の子供のスマートフォンに、授業を直接配信する。代表理事の大塚意生さん(62)は「新たな教育支援で、子どもたちに広い世界を見せてあげたい」と願う。最新の2015年のデータでも、子供の貧困率は13.9パーセント。改善傾向にあるものの、依然7人に1人が貧困状態にある。とりわけシングルマザーなどひとり親家庭では50.8パーセントに跳ね上がる。

大塚さん自身も貧しい家庭に暮らす子供の1人でした。中学生から地元のゴルフ場のキャディーや新聞配達のアルバイトをして、学費を稼ぎました。親に懇願し、夜間制だった早稲田大学社会科学部になんとか入学。大学院を修了後、学習塾の経営を経て、現在の会社を立ち上げました。「あの時、進学を諦めなくてよかった。職業選択の幅が広がり、世界は広いと知ることができた」と振り返っています。

高校進学の為に学習塾に通うとすれば、月数万円の授業がかかる。大学生や主婦のボランティアが公民館などで教える無料塾を視察して回ったものの、教材や人材が足りていないと感じたそうです。「週一程度の開講では、成績もなかなか向上せず、地域によって通えない子もいる。親が働く子のスマホ所有率は高いので、無料塾とも協力し、スマホに直接授業を配信できれば」と考えるようになったそうです。講師には多くのボランティアの方が参加されています。「不登校や長期入院などで学校に行けない子にも届くツールとなれば」と講師の皆さんは願っています。

大塚さんは最後にこう語られています。

技術を使った教育支援の一方で、アナログの人づくりの視点も大切にしたい。趣旨に協力してくれる人たちとともに、貧しい家庭の子も平等に教育が受けられる社会を実現する手段となれば

と意気込んでおられます。

もっともっと、こうした分野に国が援助の手を差し伸べる必要があるのですが、残念ながらそうなっていません。未だに高度成長時代の、土建国家を抜け切れていないのです。東京オリンピック、世界万博をはじめ、箱物ばかりを作って、あとは野となれ山となれ、という政治が永遠と続いているのです。「コンクリートから人へ」という、あのキャッチフレーズは、未だに色褪せてはいないのです。