■20190204(月曜日:雨)

十勝平野を一望しています。

■今朝はゆっくりと休みました。昨夜は風も強くかなりの雨が降りました。今朝の七時を過ぎたところですが、生温かく強い風が吹き荒れています、春一番になるのでしょうか。今日は立春です。旧暦では今日が元日に当たります。旧暦の暦を見ていると、季節に寄り添った暦だなと、つくづく思います。暦ですから、道釘ろうと自由なのでしょうが、やはり季節に沿っている方が実感が伴うのではないでしょうか。

未だに旧暦が影響力を持つ中国では、中国春節(旧正月)2019ということで、2019年は2月4日(大晦日)の月曜から2月10日日曜までの7連休です。三が日(2月5日~7日)だけが休日に制定されています。旧暦の大晦日と三が日を含み7連休になります、とあります。ネットによれば、

春節とは中国のお正月で伝統ある祝い事であり、中国だけではなく、全世界の華人にとって最も大切な伝統的な祝日です。春節は国民の祝日で多くの人は一週間の連休になります。

春節は4000年以上もの歴史があります。毎年、生贄にされなければならなかった神への信仰から始まったとされています。太陽暦が変わったとき、特に一年の終わりに影響を受けた農業では人々は五穀豊穣を願い神への生贄を捧げました。

春節が近づくと人々は年越し用品を買い、大晦日には家族みんなそろって夕食を食べます。そして吉祥とおめでたい気分を表す絵や対聯(「ついれん」といい、おめでたい言葉を赤い紙に書き、門や入り口の框に貼るもので新年を祝い邪気を払う言葉を書く)を掛けたり、生き生きとした植物で部屋を飾ったりして新しい年を迎えます。餃子と餅など、盛りだくさんな食べ物が食卓に並びます。街の至る所が飾り付けされ、爆竹が鳴り、互いに新年の挨拶を交わし、龍と獅の踊りや縁日が行われます。

■今朝の東京新聞一面には、アメリカの地方紙がヘッジファンドの標的になっているという記事が掲載されています。ヘッジファンドが地方紙を安く買収し、記者をリストラして利益を上げているのです。ある地方紙の元編集長は、こう話しています。

ファンドにとって、新聞社は理想的な経営難の会社だ。

つまり、明るい収益見通しを描きづらく、比較的安く買収できる上、リストラで経常支出も減らせば相応の利益が出せる、というわけです。
新聞アナリストのケン・ドクター氏は、

長年新聞をとり続ける高齢の読者が購読をやめるペースは、急には上がらない。新聞事業がダメになる前に、利益を刈り取る冷酷な戦略だ。

と指摘しています。また、

過去20年で記者の数は6割減った。ニュースを提供するコアビジネスが急速に弱くなっているのが基本的な問題だ。

と語っています。アメリカで起きていることは、決して他人事ではありません。ジャーナリズムが衰退に向かう時、民主主義に何が起こるのか。これも他人事ではないのです。