■20190409(火曜日:晴れ)

夕日に映える富山城と、城址公園の桜です。
夕日に映える富山城と、城址公園の桜です。

■今朝は走りました。昨夜は11時前に寝たのですが、12時を過ぎて寒さのために目が覚めてしまいました。驚いて薄い毛布を掛け布団の上から、さらに1枚掛けたほどでした。 大した冷え込みでもないのかもしれませんが、一旦暖かい気温に慣れてしまうと、こうした冷え込みが大変辛く感じます。ということで今朝は7.17 km を走り、今月の通算走行距離は31.06 km。残り21日で68.93 km となりました。明日は雨の上、真冬並みの冷え込みとの天気予報ですので、朝は走ることができないようです。気長に機会をみて走るしかありません。

■さて今朝の東京新聞3面には、働き方改革の死角ーー「低賃金正社員 デフレ要因に」と題して記事が掲載されています。

正社員であっても昇給制度もなく、非正規とさほど変わらない低賃金に喘ぐ人が増えている。「正社員なら将来が安心」という時代は過去のものになりつつある、とあります。正社員でも昇給制度がない業種はどんどん広がっています。長時間働いても給料はわずかの場合があり、「時給換算で非正規のアルバイトの方が高いケースも多い」ともあります。

結局、正社員、非正規社員のどちらにしても、ギリギリの生活をしている人が多いために、国内で消費が増えず経済がデフレ脱却できない要因になっている、と指摘されているのです。「新・日本の階級社会」を著した早大の橋本健二教授も「低賃金正社員が次世代に引き継がれる傾向もうかがえる」として「階級の固定化」に警鐘を鳴らしています。

要は、労働者に支払われる割合が減っているわけです。経費が減りますので、企業としての利益は当然増えることになり、一見企業の業績は好調のように思われます。しかし社会全体を考えれば、消費が減りジリ貧の状態に陥ります。とても子育てまで手が回らないわけです。当然少子化となります。どこかで負の循環を断ち切らなければなりません。どのような社会とすべきなのか。 強欲さばかりが闊歩するような社会は、必ず破綻するのです。我々は今、重大な岐路に立たされているのです。