■20190626(水曜日:晴れ)

 

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蓮の花が、また一つ咲こうとしています。

 

■昨日は沼津医師会の総会が行われ平成31年度の活動方針並びに予算が承認されました。私も幹事として昨年度の監査報告を行いました。終了後に皆さんでサンドイッチをつまみながら、歓談しました。たまたま小児科の渕上先生が声をかけてくださり、ベトナムの話で盛り上がりました。先生も今年の1月に、ベトナムへ行かれたそうです。訪れたのはホーチミンだったそうですが、華やかな街並みと、少し田舎に行くと、まだまだ貧しいその落差に大変驚かれていました。

 

私が行なっているベトナム枯葉剤被害者支援の旅について、いくつも質問してくださり、私が知る範囲内でお話をさせていただきました。沼津サンウェルで開催される写真展についてもご存知で、 アメリカは何か賠償をしているのですか、と質問をされましたので、アメリカは一切賠償に応じていない、被害者団体がアメリカで起こした訴訟も却下されている、などのお話をしました。

 

ベトナムの料理は先生の口に合っていたようで、香辛料、パクチーも全然苦にならなかったようです。フォーも美味しかったとのことで、そうであるならベトナム旅行は楽しかったに違いありません。今年も仲間で10月に支援活動に出かけます、とお話すると、活動内容についても興味を持たれていました。

 

■今日の東京新聞6面「論壇・時評」では、東京工業大学教授の中島岳志さんが、「反権威主義の共通点」と題して書かれています。二人の人物についての考察です。一人はベストセラー作家・百田尚樹氏。そしてもう一人は参議院議員山本太郎さんです。 百田尚樹さんが、 Twitter ではヘイトスピーチまがいの発言を繰り返していたり、右派的歴史観を押し出した「日本国記」での事実誤認やミスが多く指摘され問題視されています。ところがインタビューに応じた百田さんは、横柄な態度はなく、冗談を連発する「善良な『大阪のおっちゃん』だった」というのです。 百田さんは、テレビ界で活躍されてきました。そこで大切なのは「普通の人」の感覚であり、関西のテレビで求められるのは、わかりやすく、面白く、本音でぶつかることだというのです。作田さんによれば、関西のテレビでは「『ええかっこしい』は嫌われ」る、のです。

 

では、「ええかっこしい」とは誰か。それはリベラルな建前を繰り返す「マスメディア」であり、それこそが「権威」とみなされる。

 

百田が体現しているのは、「面白さ」とともに「反権威主義」である。この大衆的情念へのアプローチこそ、百田が「売れる」ポイントである。 

 

そして後半の部分ではポピュリスト政治家としての山本太郎さんを分析しています。そしてこう書かれています。

 

ポピュリズムの特徴は反エリート主義である。エリートによって独占された規制の体制・秩序を打破し、民衆の本音や意思を実現しようとする運動こそが、ポピュリズムにほかならない。 

 

ポピュリズムは本質的にイデオロギー的な「左右対立」ではなくて、階級的な「上下対立」である。この潮流を誰が掴むのかが、時代の分かれ目となるのだろう。一見すると真逆に見える百田尚樹現象と山本太郎現象の共通点にこそ、注目しなければならない。

 

と結んでいます。

 

全く関係ないかもしれませんが、ここまで読んできて私がふと思いついたのは、安倍総理は、実は憲法改正実現を心底では、する気がないのではないかということです。つまり得意の、やってる感、 を任期中振りかざしていれば、支持基盤である右派の皆さんは期待し続け、投票所に向かいます。 憲法改正を振りかざせば、左派の皆さんは判で押したように、憲法九条を守れ、の繰り返しです。もちろん、それはとても大切なことなのですが、4割にも達した派遣労働者の皆さんにとっては、生活の向上には何の役にも立ちません。 つまり野党の皆さんに投票したところで、自分たちの生活が良くなるとはとても思えないので、投票所に行かないという結果になるのです。野党の皆さんが言っていることは、正論なのですが、嘘くさい上に、明日からの生活には何の足しにもならないのです。結果として3割の得票率で安倍政権は安泰というわけです。実に巧妙です。天才的政治家と言っても過言ではありません。