■20190803(土曜日:曇)

 

s_20190803

メルボルンのヤラ川です。

 

■今朝は走りました。蒸し暑さのためでしょうか体が重くて参りましたが、少しずつでも積み上げていかないと、目標達成が難しくなってしまいます。今月は途中で夏休みが入りますので、時間があるようでいて、いつものペースと違って、かえって 難しくなってしまいそうです。ということで今朝は6.09 km を走り、これで通算15.52 km。残り28日で84.47 km となりました。

 

さて今日の東京新聞「あの人に迫る」欄では、保育士・ライターそしてコラムニストであるブレイディみかこさんが語られています。冒頭のミカコさんの紹介欄にはこうあります。

 

英国で保育士として働きながら社会の格差や分断を描いてきたブレイディみかこさん(54)。その視点は一貫して、社会のひずみが生み出す最も弱い立場の人たちの側にある。今の政治や社会を鋭く批評しながらも、「未来はそんなに悪くない」と感じられる理由は、 子どもたちの存在だという。

 

この中でみかこさんが様々な点を語られていますが、 最も印象に残ったのは以下の言葉でした。

 

日本ももっと、 子どもたちを大切にすべきです。日本の政府って、子どもを人間として見ていない気がする。保育所を見学した時、3歳児20人に保育士一人という基準に驚きました。保育で大切なのは、子どもをじっくり観察してそれぞれの発育を促す遊びをデザインすることなのに、その基準ではとてもできません。

 

私もこのみかこさんの意見には 、その通りだと思いました。 保育士という職業は、とても奥が深く、それでいて表面だけを見ていると、そのことに気づかない、そうした種類の仕事ではないでしょうか。ホリエモンがかつてネットで、「保育士は誰にでもできる仕事だから給料が安いのだ」っといった趣旨の発言をして炎上しました。 市場原理が働くからそうなのだ、とも述べています。表面だけを見ていると、 保育士の仕事も彼の目にはそう見えるのかもしれません。

 

先日の参議院選挙にれいわ新選組から立候補した 安冨歩(やすとみあゆみ)さんが、掲げたテーマが「子どもを守ろう」でした。日本の社会は、極めて深刻な少子化だけが問題なのではなくて、実のところ子ども達を大切にしていない点が一番の問題なのです。 今の、自分だけの、金のために、 大人たちが子どもたちを犠牲にしているのです。 一刻も早くこうした社会は変えなければなりません。