■20190807(水曜日:晴れ)

 

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メルボルン市内の様子です。Eurekaタワーから見たヤラ川です。

 

■今朝も走りました。昨夜も眠剤と空調のおかげで、朝まで一度も目が覚めることがありませんでした。4時45分ごろ目が覚めて、そのまま起きだし6.79 km を走り、通算35.17 km 。残り24日で64.82 km のところまで来ました。

 

とにかく毎日猛暑が続いています。私自身は日中、籠の鳥ですので、空調の中で過ごしているために、暑さを実感することは難しいのですが、昼休みに2階へ上がってきて、昼食を取る際に窓越しに外を見ていると、 とても外に出る気にはなりません。 ある会の案内を出すために、往復はがきを買いに郵便局に行かなければならないのですが、日中外出する気にはとてもなれません。ということで昨日も買いそびれてしまいました。今日こそは昼休みに出かけなければなりません。日傘をさしていくつもりです。

 

■東京新聞「私の東京物語」欄は、文筆家のフリート横田さんが第3話を書かれています。父と子の物語です。東京に出てきて、盆と正月ぐらいしか帰省することのなかった横田さんが故郷に帰るたびに、お父さんは大喜びして、決まって行きつけの焼肉屋さんに、横田さんやお母さんや兄弟たち、みんなを連れて行き焼肉を腹いっぱい食べさせてくれたそうです。

 

よく働き、よく食べ、そしてよく飲んだであろうお父さんは、やがて肝臓の病にかかり有明のがん研病院に入院することになりました。横田さんは、「こんなに来る息子はいない」と医者に言われるほど、頻繁にお見舞いに出かけたそうです。上京してから、年に数回しか父とは会話しなかったそうですが、病院に入ってからの3ヶ月の間で、50代で逝ってしまった父とは、一生分の会話をしてしまった、と書かれています。

 

父親というのは病気になって病院のベッドに寝ているか、棺桶の中に入ってからでしか、率直に語りかけてもらえないものなのかもしれません。寂しい存在だと言えば寂しいのですが、心の中では、子供達もぞんざいに思っているわけではないのです。感謝しているのです。でも言葉にするのが恥ずかしいのです。それさえ分かっていれば父親という役柄は、決して捨てたものではないのです。