■20190917(月曜日晴れ)

北の国からの世界です。

■今朝はさすがにゆっくりと休みました。昨日は本当に久しぶりに LSD を敢行し来月のハーフマラソンに向かって1歩前進しました。とにかく暑い一日でした。一昨日の日曜日は同様の天候の下、マラソンの予選レースである MGC が東京で行われましたが、選手たちはさぞ暑さに参ったことだと思います。昨日は朝の5時半から2時間と少し走りましたが、時間帯的にはまだまだ暑さはそれほどではありませんでしたが、MGC はまさに暑さが募る時間帯に行われています。想像するだけで、めまいがしそうです。さらに来年の東京オリンピックは今よりも1ヶ月も前、つまりもっと暑さが酷い時期に開催される訳ですから、選手にとっては命がけになりかねません。

オリンピックが、これほど選手を軽々しく扱うようになったのは、いったいいつからのことなのでしょうか。1964年の東京オリンピック開会式は10月10日でした。まさに秋晴れの青空の下、オリンピックは開催されたのです。どうも、ロサンゼルスオリンピックからというのが通説のようです。経済的に行き詰まり、開催地がなかなか決まらなかった当時、商業資本を大胆に取り入れ開催されたロサンゼルスオリンピックから、テレビやマスコミの思惑に沿って、開催時期も決定されるようになりました。オリンピックの開催が決定されると、妙にはしゃいだ様子の芸能人たちや、選手たちがテレビの画面に頻出するのですが、とても奇妙に私には感じられるのです。

テレビの影響というのは、とても大きいと思います。テレビの一番の効能は何も考えずに時間を過ごせることです。友人達と話していて、「忙しいので時間がない」と言われる機会が多いのですが、これはいささかマユツバです。その人がテレビを見ない、という生活を送っているのであれば、本当に自由な時間がないのだと思いますが、そういう方は極めて稀です。

一日あたりどれだけの時間をテレビに費やしているかは、もちろん現役世代と退職した高齢者とでは全然異なるはずです。時間がないと言って困っている人は、テレビのスイッチを切れば良いのです。おそらく1日2時間以上、新しい時間が生まれるはずです。限られた時間しかない貴重な一生の中で、テレビに時間を費やすのは、本当にもったいないと思います。貴重な時間に値する番組は、もちろんあるのですが、極めて稀です。

恐らくテレビとどう付き合っているかを確認するだけで、その方の人となりのかなりの部分を知ることができるような気がしてきているのです。大宅壮一さんは、さすがに慧眼の持ち主だったようです。

一億総白痴化(いちおくそうはくちか)とは社会評論家の大宅壮一が生み出した流行語である。「テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ていると人間の想像力や思考力を低下させてしまう」という意味合いの言葉である。