■20191005(土曜日晴れ)

北海道の旭岳は、今ではもう雪の帽子をかぶっているのでしょう。

■今朝は走りました。二度目に目が覚めた時が4時半頃でした。目覚ましは5時にかけてありましたので、もう少し寝てもよかったのですが、そうすると今度は起き出すのが大変です。それならばと30分早く起きだして準備を始め、玄関を出ました。ちょうど5時頃でしたでしょうか。外はまだ真っ暗です。階段を降りる時にペンライトを持って足元を照らしました。今日は頑張って9.30kmを走り、これで今月は3回のランで26.06km。残り26日で73.93kmとなりました。順調な積み重ねです。

■十月三日の夜から、あることに気づきました。昨年の冬から体温調節機能が若い時のように、うまく働かなくなってしまいましたが、それは自律神経の衰えなのでしょう。暑いのか寒いのかが、よく分からないのです。したがって薄い布団をかけた方がいいのか、厚い布団をかけた方がいいのか、の判断がつきにくいのです。今までそんなこと感じたこともなかったのですが、それが事実なのです。本当に驚きました。

10月はお彼岸がとっくに過ぎているのに、蒸し暑い日が続き、3日の夜も寝苦しい夜でした。さすがに8月、9月ほどではありませんでしたけれども、その夜は暑いのだか寒いのだか、体が迷っているのが自分でもよく分かりました。そこで、しばらく使っていなかったのですが、思い切って空調をかけてみました。28度に設定したエコモードです。すると不思議なことに、その晩はよく眠れたのです。つまりは空調のおかげで、温度変化が一晩中あまりなかったのです。それが私の自律神経を迷わせることが、なかったようです。

それからは毎晩蒸し暑い夜でなくても、空調をかけっぱなしにすることにしました。果たして一定の温度を空調によって保つことが、睡眠にどれほど影響するのか、しばらく試してみるつもりです。うまくいけば、眠剤など飲まなくても熟睡できるかもしれません。

先日ある業者の方にお話を聞くと、最近の空調はとても賢くできていて、エコモードにしておけば、最初に温度設定に持っていくまでは電力を使うが、あとはほとんど使わなくても温度を一定に保つことができるそうです。その話を聞いてからは、それならば空調の力を借りて、夜の間、寝室の温度を一定に保ち熟睡した方が、賢明だと思うようになりました。ただし、もうしばらく試してみないと、結論を出すのは早計のようです。

■さて昨日行われた安倍首相の施政方針演説について、東京新聞朝刊が事実確認ファクトチェックを行っています。安倍首相の演説はいつもそうなのですが、自分にとって都合の良い部分だけを取り出して誇張して訴えることがほとんどなのです。

■東日本大震災の被災地復興について話した時間は、わずかでした。福島第1原発事故には一言も触れず、桃をはじめとする福島の農産品の輸出量は震災前の4割増と得意げに語りました。事故は収束せず、汚染水問題は現在進行形。生活再建ができていないのに、避難指示の解除と同時に賠償金が打ち切られて困っている人も少なくありません。

まだまだ解決できていない問題があると言って欲しかったのに、原発の『げ』の字も出てこなかった。五輪を控え、復興したと印象付けたいのが見え見えだ。

東京オリンピック招致演説での、福島原発の放射能汚染は完全にコントロールされていると言ったように、平気で嘘をつくことも厭いません。成功体験が後の失敗を引き起こす、とはよく言われることですが、安倍首相の7年間を見ていると、まさにあの招致演説が全てを支配しているように、私には感じられます。たまたまうまくいったので確信を持ったのでしょう。

内容など関係ない、言ったもん勝ちだ、国民は細かい事など理解できない、何か一生懸命取り組んでいるのだというフリをすればよいのだ。以上が安倍総理の信念です。日本の長い憲政史上において、こんな総理が何人いたでしょうか。そして恐ろしいのは、それを国民が支持しているということです。少なくとも選挙の上においては。いや、愚かな野党のおかげで選択肢がないので、多くの有権者が諦めて棄権している、という背景もあることは言うまでもありません。

東京新聞が行ったように、安倍総理の演説の事実確認を行なうと、実はおかしなことばかりなのです。いったいこの国はどうなってしまったのでしょうか。